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リハ塾マガジン

臨床で感じるなぜ?を解決し結果を出したい人のためのWebマガジン。 機能解剖、生理学、病態やメカニズムの理解、そこから考えられるアプローチを学び、より臨床で使える形で知識を提供し… もっと読む
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#運動学

頚部と歩行の関係性

リハ塾の松井です! 臨床的に頭部が前方偏位し、上位頸椎の過伸展、胸椎の後彎が強くなっている不良アライメントの方は多いと思います。 このアライメントは頸部伸筋・屈筋群の過緊張によるマッスルインバランスが問題となりますが、「頸椎と肩甲帯・胸椎の分離運動が制限されている」ことも問題となります。 今日はこの辺りを詳しく解説します。

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運動器疾患における荷重練習

リハ塾の松井です! 脳卒中後の運動麻痺、股・膝関節の術後など、臨床において歩行動作を改善するために荷重練習はよく行うと思います。 ただ、闇雲に回数をこなせば良いというものではなく、そこには「質」が伴っていないといけません。 脳卒中だけでなく、整形疾患でも重要です。 そのためには、患部だけに焦点を当てるのではなく、全身へ目を向けて運動連鎖を行われるべきでしょう。 今日は荷重練習を行う前に目を向けてほしい、前提となるべき条件について解説します。

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歩行周期における立脚中期以降に着目して

リハ塾の松井です! 今日は歩行周期の中でも、立脚中期に着目し、さらに前方へ推進するためのポイントを解説します! 立脚中期の特徴としては、そこに至るまでに重心が高くなっているはずなので、それ利用した倒立振り子運動による、重心が高い位置から低い位置へ落ちるエネルギーを用いています。 なので、それを如何に殺さずに上手く活かして前方への推進力へと変換できるかがポイントです。 それを活かせないような要因があると、より筋力を発揮して前方への推進力へと変える必要があるので、言わば無

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歩行時の推進力を出すための考え方

リハ塾の松井です! 今日は立脚中期からさらに前方へ推進するためのポイントを解説します! 立脚中期はそこに至るまでに重心が高くなっているはずなので、それ利用した倒立振り子運動による、重心が高い位置から低い位置へ落ちるエネルギーを用いています。 なので、それを殺さずに如何に上手く活かして前方への推進力へと変換できるかがポイントです。 それを活かせないような要因があると、より筋力を発揮して前方への推進力へと変える必要があるので、言わば無駄なエネルギーを消費していることとなり

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骨折の形状別のリハビリにおける注意点

リハ塾の松井です! 急性期の整形病棟で勤務していると、骨折でリハビリのオーダーが出ることは珍しくありません。 大腿骨頚部骨折や転子部骨折、上腕骨頚部骨折、腓骨骨折、圧迫骨折など、骨折による疾患は多岐にわたりますよね。 よくある疾患だけに、慣れてくると「あぁ、大腿骨の頚部骨折ね。はいはい。」といった思考になりがちですが、これは実は危険です。 同じ大腿骨頚部骨折という疾患名でも、折れ方が全く同じ方はいません。 折れ方によってリハビリで注意する点も異なるので、必ず折れ方と

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良い姿勢、悪い姿勢の基準とは?

リハ塾の松井です! これをお読みのあなたは、自分の姿勢が良いか悪いか、普段から気にしていますか? そもそも、良い姿勢とは何でしょうか? 一般的に言う良い姿勢が、必ずしも動作においても良いかと言うとそうではありません。 ここで言う良い・良くないというのは、見た目のこともありますが、機能的に良いか悪いかという視点も含みます。 良いか悪いかを決めるには、指標となる機能を基準にしなくてはいけないので、今回は肩関節を例に考えてみます。

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悪い運動パターンから脱却するための考え方

リハ塾の松井です! 普段の臨床で僕たちセラピストは対象者とある共通の目標を掲げ、それに向かってリハビリを進めていくわけですが、そもそも目標が共有できていなかったり、目標は共有できていても課題設定が大雑把になっていることがよくあります。 目標は様々で、例えば、歩行ができる、排泄時の下衣操作ができる、食事時に手を使って箸を操作できるなどがあります。 これらの目標がいまいち達成できない場合、運動がある程度パターン化されてしまっていて、動作が達成できない悪い運動パターンから抜け

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寝返りを運動療法として用いる考え方

リハ塾の松井です! 寝返り動作は生活する上で誰もがする動作です。 なので、寝返りできない方はリハビリで練習することもあると思いますが、既に寝返り動作ができる方にはリハビリとして寝返り動作をすることはあまりないのではないでしょうか? ですが、寝返り動作を自立させるためではなく、身体機能面で見ても寝返り動作は有用な運動療法になります。 今日は寝返りをADL練習だけではなく、運動療法として考えた時について解説します。

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痛みが出る場合の自動・他動運動の違い

リハ塾の松井です! 今回は他動運動と自動運動での違いについて、膝関節の痛みを例に解説します。 膝の痛みと言っても、どんな場面で痛いのかによって原因は様々で、介入も異なります。 そんな時に重要な考察の仕方を解説します!

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姿勢から問題点、運動療法を考えられるようになろう

リハ塾の松井です! 今回は以下の代表的な3つの不良姿勢について、それぞれ掘り下げてみます。 これらについて理解を深めると、より立位でのリハビリの幅が広がり、やるべきことが明確になるはずです。 実際にご自身が担当している患者さんや利用者さんはどの姿勢タイプか?何が問題か?それに対して何ができるか?を考えながら読み進めてみてください。

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円背だから痛いのは違う

リハ塾の松井です! 今日はこんなご質問をいただきましたので、これに関して回答します。 個人的には、円背だから痛い、円背ではないから痛くないというよりは、何故痛みが起こっているのか?に焦点を当てるべきと考えます。 円背が前提にあると、円背を改善すれば痛みも改善すると考えてしまう恐れがあります。 質問にあるように、円背だから痛い、痛くないというわけではないので、円背も1つの要素として頭に置きつつ、痛みに焦点を当てて考えてみましょう。 先に質問に答えると、僕の考えとしては

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階段昇降で問題になりやすい筋肉とは?

リハ塾の松井です! 階段・段差昇降は玄関の上がり框や2階への移動において重要な動作です。 階段は昇る必要がなくても、玄関は多くの家庭で段差があるので、動作を獲得しないと自宅へ退院できないという方も少なくないですよね。 そんな方に対して、とりあえず平行棒内で段差昇降の練習を反復させる、階段昇降を横で見守って練習する。 これで階段・段差昇降ができないという問題に対して介入したつもりになっていませんか? 獲得したい動作を練習するのは大事ですが、何故できないか?という点を掘

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立位での評価・運動療法【ベッドが空いてなくても困らない】

リハ塾の松井です! 普段の臨床で患者さんをリハビリ室に連れてきたら、とりあえずベッド探して臥位にさせて、マッサージしたりROMexしたりしていませんか? そのようにしている方は、ベッドが空いていないと困ったなと思うことがあるかもしれません。 でも、ちょっと待ってください。 ベッドが空いていなくても、臥位にできなくてもできることはたくさんあります。 逆に、そもそも臥位でリハビリする必要が本当にあるのか考えてみてほしいのです。 そこで、今回はベッドが空いていなくても困

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「胸張って歩きましょう」って本当に正しい?

リハ塾の松井です! 「胸を張って歩いてください。」 歩く時にこのように意識している、または指導されることありませんか? 背中が丸まっているより、伸びている方が当然姿勢もきれいに見えますよね。 しかし、見た目はきれいに見えるかもしれませんが、背中に痛みやこりを感じてしまったり、腰や膝にも負担となってしまう場合もあります。 実は胸を張る前に意識するポイントがあります。

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