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リハ塾マガジン

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2023年2月の記事一覧

腱板断裂の手術方法を理解する

リハ塾の松井です! 肩関節疾患の代表的なものとして、腱板断裂・損傷があります。 保存例もおられますが、手術する症例も少なくありません。 そんな腱板断裂の手術後において、手術の方法をよく知らずにリハビリしていませんか? 例えば、棘上筋を断裂して棘上筋を縫合しているのなら、棘上筋に負担をかけないようにするのは当たり前です。 ですが、手術におけるその他の組織の侵襲があるのかどうかも理解しておくことが術後のリハビリでは重要です。 なので、今回は腱板断裂に対する手術の方法と

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肩関節前方の痛みを考える

リハ塾の松井です! 肩関節の痛みと言っても色々ありますが、肩の前面に痛みを訴える方多いですよね。 よくあるのは、屈曲・外転90°で骨頭と肩峰下でインピンジメントが起こる場合。 ただ、インピンジメントが起こるのも原因は様々なので、そこをきっちり評価しないといけないわけです。 今回はその辺りを考えてみましょう。

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筋力は基準にしてはいけない

リハ塾の松井です! 歩行や階段昇降、起居動作、各種ADL動作など、我々セラピストが一つのゴールとする動作において、関節がどの肢位でも適切な筋力を発揮できることが動作パフォーマンスにおいて重要です。 MMTは筋力の評価ですが、決まった肢位で評価しているので、例えその肢位でMMT5と判定されても、どんな場面でもその筋力を発揮できるとは限りません。 関節の動きは、屈曲/伸展、内転/外転、内旋/外旋と3軸の動きがあります。 理想は全ての方向、肢位においても劣ることなく筋力を発揮

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【急性期のセラピストこそ知ってほしい】慢性痛への対応

リハ塾の松井です! 2010年に理学療法士協会によって調査された、治療した患者において最も問題になった障害として第2位になっています(参考文献①)。 過去の同様の調査を見ても、毎回上位5位以内に入っており、それだけ問題と感じられていることが分かります。 では、疼痛の何を問題と感じているのでしょうか。 臨床でこのような悩みありませんか? このような悩み慢性疼痛の考えを知ると解決できるかもしれません。 そして、急性期で働くセラピストには慢性疼痛は無関係に思えるかもしれ

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感覚障害への介入で重要な5つのポイント

リハ塾の松井です! 感覚障害に対して何をしていいか分からない…。 こんな悩みありませんか? 感覚障害は脳卒中患者のかなりの割り合いで合併しますが、明確な介入方法が確立されているわけはないですし、色々考えて介入したとしても即時的な効果は出にくいですし、臨床ではとても難渋する症状の1つかと思います。 そこで今回は、エビデンス自体は強いわけではないですが、現状言われている感覚障害への介入のポイントを10紹介します。 数が多いので、2回に分けて5つずつ紹介しますね! 今日

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小殿筋が股関節屈曲時痛のポイント

リハ塾の松井です! 臨床では股関節伸展制限が着目されることが多い印象ですが、屈曲制限もかなり多く、屈曲できないことで様々な弊害があります。 こんな訴え聞いたことありませんか? これらは股関節の屈曲制限を改善することで解決できる可能性があります。 屈曲制限を具体的に考えてみると、殿筋群などの柔軟性低下もありますが、寛骨臼や骨頭の変形、骨頭を求心性に保てない機能的な問題による関節唇と骨頭の衝突や関節唇・関節包の挟み込みによって制限されることがあります。 これはFAI(f

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神経の可塑性を促すためのポイントとは?

脊髄損傷や脳卒中の症例を担当すると、こんな悩みありませんか? 脊髄損傷や脳卒中のリハビリでは、筋力の強化というよりは、神経結合の強化・神経可塑性を促すことがポイントになります。 なので、一般的な骨折などの運動器疾患と同じように筋力運動や関節運動を行っているだけでは不十分な側面があります。 ですが、神経結合・神経可塑性を促すためのポイントを知らないと、同プログラムを組み立てていいのか、何を意識して介入したらいいのか分からないと思います。 そこで、今回は脊髄損傷や脳卒中の

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肩峰下滑液包を理解し肩関節挙上時の痛みに対応する

リハ塾の松井です! 肩関節のリハビリにおいて、こんな悩みありませんか? 肩関節のリハビリにおいて痛みの軽減は重要です。 ですが、痛みの原因を把握しきれていないと、的外れな介入になってしまい、いくらリハビリを続けても結局良くならないなんてことになりかねません。 僕自身も若手の頃は問題点を把握しきれておらず、結局ROMexやカフエクササイズ、マッサージをするだけのリハビリをだらだらと続けて失敗していました。 ですが、痛みの原因を評価して問題点を把握するようにしてからは、以

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問題点が見つけられない原因の多くは評価してないだけ

リハ塾の松井です! 臨床で、痛みとか筋出力の低下とか、ADLを獲得していく上でそういった問題点がありますよね。 でも、問題だとは分かっていても、中々改善できない…こんな悩みありますよね。 この悩みの原因は「評価を丁寧にしていない」からです。 してるよ!って声も上がるかもしれません。 僕も以前はそう思っていましたが、改めてちゃんと評価しようと思うと、前は如何にできていなかったのかが分かります。 今でもできているかと言われれば分かりませんが、考えが変わるきっかけになっ

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カフエクササイズをする前に考えること

リハ塾の松井です! 腱板断裂や上腕骨骨折などの肩関節疾患に対してどんなリハビリテーションを展開しますか? 肩関節への運動療法としてはカフエクササイズがメジャーですが、ただ形だけ真似ても実はあまり効果的ではありません。 結局、カフが使えないからカフエクササイズをするのであって、使えなくなった原因を評価して介入いないといけません。 今日は肩関節における問題点と3つのポイントに絞ってお伝えします。

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末梢受容器への感覚入力が痺れ改善への近道

リハ塾の松井です! 臨床でも悩みやすい症状の1つ「痺れ」。 皆さんはこんな悩みありませんか? 痺れの原因としては大きく分けると、中枢神経由来のものと末梢神経由来のものに分けられます。 中枢神経由来のものは厄介な場合も多いですが、全く改善できないわけではありません。 今回は中枢神経由来の痺れの原因、介入例を解説します!

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肩関節の筋出力を高めるための視点

リハ塾の松井です! 腱板断裂や上腕骨骨折など肩関節の整形外科疾患、あるいは脳卒中による運動麻痺の影響で肩関節の筋出力が低下し、関節運動が上手くできないことって多いですよね。 そんな時、以下のような悩みありませんか? ・肩関節の自動運動を繰り返すけど、中々筋出力が高まらない ・思うように肩関節運動ができないがどうしていいか分からず、ROMexやマッサージしかできていない ・腱板筋群に対してカフエクササイズするが、あまり効果を実感できない このような場合、問題点が「肩甲上

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肩関節インピンジメントを評価する3つのポイント

リハ塾の松井です! 肩の挙上時に疼痛の訴えがある時、「これは骨と筋肉(腱)がぶつかって痛いんですよ。」とか説明したことありませんか? いわゆるインピンジメントですが、何でインピンジメントするのか、どう介入していくのか説明できますか? 僕はできませんでした。 インピンジメントで痛いんだなーとは何となく分かっても、実際は介入してもあんまり変わらないし、結局何をしていいか分からなくなっていました。 僕と同じような経験をしている方ってきっといると思うので、今日は肩関節のインピ

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膝関節伸展制限への6つの筋肉へのアプローチ

リハ塾の松井です! 変形性膝関節症(以下、膝OA)やその他の膝関節疾患は保存・手術ともに臨床では多く見られる疾患の1つだと思います。 そんな膝関節疾患において、こんな悩みありませんか? このように、膝関節疾患のほとんどの症例で膝関節伸展制限を認め、制限があると起立や歩行などの各種動作は安定しないし、大腿四頭筋が常に遠心性に活動するので、筋緊張が高まり疼痛も出現しやすいです。 中々改善しない制限は問題点を適切に評価できていないことが考えられます。 例えば、伸展制限に対し

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