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メディアのあり方って

今日は絶対にこのことについて書こうと思った。

テラスハウスに出ていた
木村花さんが亡くなった。

私は特別に思い入れがあるわけでもないし、
テラスハウスなんか片手で足りるくらいしか
見たことなかった。実家に帰ってご飯の時に
テレビを見たらテラハがついている。その程度。

ちょうど私が見たことがあったのが
木村花さんが出ていたテラハだったので
私の中でのテラハは木村花さんたちだった。

私自身元々テラスハウスという番組が
苦手だった、というより寧ろ嫌いだった。

ずっとおかしいと思っていた。

メディアはもう視聴率が取れれば
メディアの意義なんかどうでもいいんだなと、

もう最近は人をバカにできてしまう
コンテンツしか視聴率取れないんだなと、

なんてつまらない時代になったのだろうと
思っていた。

本来テレビはみんなでワイワイと楽しく
する為のコンテンツであったはずだ。

けど、テラスハウスは出演者が毎回のように
ネットで炎上していた。
それが分かっていて、放送を打ち切ることを
しなかった。

なんか変じゃないか?

誹謗中傷を生み出すコンテンツなんて
続けていていいのか?
たとえ、視聴率が取れるからといって
続けることがどうして許されるのか?

もちろん悪いことだけじゃないとは思う。
純粋にテラスハウスというコンテンツを
楽しんでいた人もいるのだろうと思う。

そういう人たちにとっては
とても悲しくて悔しい出来事なんだろうとも思う。

けど、純粋に楽しんでいた人がどれだけいるだろう。

見知らぬ男女6人の恋愛を見て
観察して、勝手に
「あいつはああだ、こいつはこうだ」
「早く卒業すればいいのに」
「こんなやつおるよな〜」

なんか変じゃないかな、やっぱり。
そもそも、人間の生活をカメラがつききっきりで
観察していかにもという風に編集して
テレビで流す。それがまず変だ。

まるで実験動物じゃん。
実験動物を否定しているわけではなく、
人の生活なんてそれぞれあって、
恋愛感もそれぞれあって、
顔を合わせたこともない、これから合わせることも
ないだろう人たちが勝手に評価したり
していいのだろうか、と思う。

「テラスハウスが面白い」と感じている人たち
どこが面白いのか考えてみてほしい。

安易な気持ちで、人の恋愛や生活に
文句を言ってストレス発散してる自分は
いなかったか、自分なら絶対こんなこと
しないのになあ、バカだなあと思って
自分よりレベルの低い人たちだと思って
見ていることに優越感を感じている自分は
本当にいなかったのか。

じっくり考えてみてほしい。

私はこの事件が起きて、すごく鬱々と
した気分になった。悔しかった。

自分が何かされたわけでもないのに、
世の中はおかしい方向に進んでいると思った。

大袈裟なのかもしれないし、私がこんなこと
言ってるのをみて笑う人いるかもしれない。

でも、私は自分の心が感じた違和感を
そのままにしておきたくないと思ったので
今日ここに書くことにした。

Twitterでは誹謗中傷について様々な意見が
溢れていた。

私も誹謗中傷についても触れようと思ったけど
メディアのあり方への疑問の方が大きかったので
こっちのトピックにさせてもらった。

自分自身、これからメディア系の仕事につこうと
考えていたので余計人ごとには感じられなかった。

これを読んでくれた人が少しでも
メディアのあり方、自分が触れるメディアの質
について考えてくれたら嬉しいなと思う。

メディアも勿論ビジネスなので視聴率が取れない
番組は続けていけない。
だからこそ、視聴者である私たちが
もっと選ばなければいけないと思う。

最後に、木村花さんのご冥福をお祈り
いたします。

最後まで読んでくれてありがとう!
みんながテラスハウスについて感じていること
何が面白いと思っていたのか、などなど
意見として私に教えてくれたら嬉しいです。

テラスハウスを否定したいわけじゃなく
メディアのあり方について考えるきっかけが
この、テラスハウスになっただけだと思ってます。

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