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0402 日記

twitterでandymoriが話題になっていた。

自分の好きなバンドについてのいろんな人の評価を見るのは単純に面白いし、知らないことが知れるので見ていたらあるツイートを見てなんだかすごくやるせない気持ちになってしまった。傷ついているというとちょっと大袈裟な気もするけど、言葉にできない気持ちで胸がいっぱいになってしまってメソメソと泣いてしまった。

私はよく理由がわからなくて泣いたりする。別に涙に理由なんていらないし、泣いてる人に「どうして泣いてるの?」なんて聞く人は野暮だと思う。喜怒哀楽の範疇からはみ出してしまったぬるついた感情が私のこころに収まりきらなくなってしまったから涙が出たのだと思う。

創作物に対する評価は個々人のものだし、そこに正解はない、と思っている。いいとか悪いとか好きとか嫌いとかいろんな感想や評価があって、それってとても健全なことだとも思う。けど、創作物に対して「救いのない」っていう評価だけは私はどうしても受け入れられない。それって言わない約束じゃん。だって、人は言葉にできなかった感情や本当はしたかったけど叶わなかった理想みたいなものを創作物によって昇華するものじゃないの。朝起きて考えることと、夜寝る前に考えることが全然違うようにアルバムの中のあの曲とこの曲は言ってることが全然違うみたいに、人間の中にある二つの相反する事柄をどうにか昇華した結晶が創作物じゃないの。それを「救いのない」なんていう言葉で簡単にバッサリ切ってしまえる人がいることが怖かったし、胸が詰まって涙が出た。考えれば考えるほど、この気持ちをうまく言葉にはできないんだけど、でもなんだか悔しかった。

「救いのない」ことを「救いのない」気持ちをそう言わないで昇華してくれてる人たちへの敬意として私は絶対にこれからもそんな言葉は使わないでいようって思ったし、その創作物を愛している人たちの事も否定してしまわないようにもっと他人の好きに寛容になろうと思いました。

あと、どんなことでもTwitterみたいな気軽なSNSで発信しないようにしようとも思った。たった140字ではうまく伝わらないし、得ようとしている情報じゃなくても簡単に目に入ってくるから、簡単に酷い言葉でぶった斬ってくる人もいる。好きなものの考察とか感想とか大事なことはちゃんとnoteだけに書こうって思った。別にどれも間違ってなんかないし、誰のことも傷つけないなんて無理な話だけど、でも配慮はしたいし、自分の好きはちゃんと自分の手で守れる人でありたい。大事なものはその辺に放り出さないように、ね。

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