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Show Must Go On! ~コンサート『SHOW TIME』~

ミュージカルコンサートってキャバレーみたいにしても良いんだな。エンタメだった。
※ネタバレを含みまする

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★コンサートというより「ショー」

・ミュージカルコンサートをたくさん見ているつもりだったけど、クラシックではなくジャズ系のビッグバンド編成で、ネオンサインにたくさんのダンサー‥これはまさに地下へ降りていくタイプの劇場である晩に出会う魅惑のショーだね
・ニューヨークで観たアポロシアターの舞台とか、タップのショーとかに似ている雰囲気、きっとブロードウェイを再現したかったんだろうな

★構成

・前半は『シカゴ』などボブ・フォッシーの色気あるナンバーや大人っぽい雰囲気で、衣装もブラックメイン、NY爆発!
・正直「なんでもかんでもウエストサイドストーリーみたいに男女を躍らせて、椅子出して色っぽくしてりゃいいいってものじゃないぞ」とも思った自分もいたけど、王道こそ市民権でありみんなハッピーなのよね
・後半は日本ぽくなるのかな?と思ったら、むしろワールドな感じで、アフリカコンサートの「We are the World」的な真っ白な世界
・ダンスだけのナンバーもあれば、ゲスト含め歌手のソロ、デュエットや全員ナンバーなど

★キョードー東京に幸あれ

・いわく米倉さんのブロードウェイミュージカル『シカゴ』の日本凱旋公演のためのシアターオーブの日程だったものを、コロナで中止になってしまったから、どう生かすかというところから始まったコンサートだったようだ
・演出・出演で入った城田優さんの手腕も素晴らしく、歌手としてはむしろ一歩引いて全体を見ている感じだったけれど、オリジナル新曲の「Show Must Go On」含め非常に良い仕事をされておられた
・ただ後半の「Imagine」だけは、これ自分としてやりたかったんだろうな~~と思った(笑)社会的なメッセージを発信することにもご興味のある装な方だし‥とにかく背が高くて声が良くて顔も良くて素晴らしかった
・舞台を中止にせず、むしろいろいろな作品への入り口になる素敵なミュージカルコンサートを開催してくださった主催に感謝

★ダンスの力

・前後で演劇やミュージカルばかり見ていたから、物語に頼らないダンスパフォーマンスの力強さに改めて驚いた
・ひたすら音楽に乗せて身体で何かを表現をするというシンプルな方法で、何分も人の注意を引き付けて何かを語るというのは、パフォーマーにかかるプレッシャーが俳優以上なのではないか?

★ウィン君, ウィン(優勝)!

・映画『蜜蜂と遠雷』で気になっていた素敵な表現力の持ち主森崎ウィンさんが出演していた、ええ~知らなかったよ~、しかもピピン再演を城田さんから引き継ぐのだね
・私が沼に落ちるまでの流れ
①登場して初めての曲は舞台のヘリに座ってイノセントな青年のナイーブな気持ちを歌い透き通る歌声で心を鷲掴み
②次のピピンの名曲「Corner of the Sky」で城田さんを慕う素直な後輩としての煌めきを見せつけ
③かと思えば、いきなりアニメ「ピンクパンサー」のように妖艶でジャジーな大人の魅力でビートルズの「Blackbird」のえっちなアレンジを披露
という一連の流れが神がかっていて素晴らしかった
・きっと城田さんは森崎さんが大好き
・後半の自信満々な赤ジャケット姿、今度は陽キャで眩しい太陽の様
・一生愛でようと思ったらまさかの30歳(年上)
・ジェイミーの主人公が楽しみすぎる

★好きだった曲

・ビートルズカバー許せないマンの私も脱帽したBlackbirdのアレンジ
・Mr. Bojangles(初耳)、やっぱり年季の入ったキャラクターの曲って好みだ
・The Impossible Dream(ミュージカル『ラ・マンチャの男』)はラミン・カリムルーのGWの配信で知ったけれど、やっぱりいい曲だな

久しぶりのオーブだった、JCSコンサート行くか迷っちゃうな~

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