【ヘンカの記録】「シナモンお願いします」を叶えてあげる

自分の願望を無視しない、気づいてかなえてあげる。まず、自分の願望に気が付くことが難しい。なので、かなえてあげるのはなかなか難しい。


出社する日は、駅からオフィスまでの間にスタバのアプリでコーヒーを注文していくことが多い。

3週間ほど前。
駅を出てソイラテをモバイルオーダー。お店のカウンターに置かれていたラテを手に取って歩き出したときに「あ、シナモンかけてほしいかも」と思った。けど、カップのフタ、閉めてもらったのをまた開けてもらうのも気が引ける。今日はいいか、とあきらめた。
こうやって自分の小さな願望を無視してきたのか。オフィスに向かいつつ、自分、ごめんねと謝ることで穴埋め。

今日。
駅を出て、モバイルオーダーしようと思ったら、アプリがメンテナンス中で使えない。なんだよ、と思いつつ、お店に行って注文することに。
この前の出来事を思い出し、オーダーしたのはもちろんソイラテのシナモントッピング。

とっても些細なことなんだけど、コロナになってからずっとモバイルオーダー利用ばかりで、シナモンかけることがほとんどなかった。店頭からシナモン撤去されてたし。ということで、久しぶりのシナモン。この前かなえられなかった自分の願望をかなえた。なんだかとってもありがたみを感じるコーヒーになった。

そして、モバイルオーダーアプリが使えなかったからこそ、店頭注文でシナモンお願いします!を伝えることができた。

「偶然」なんてことはないというけど、アプリがメンテナンス中だったという出来事もたまたまじゃないんだな、とじんわりした気持ちを感じつつオフィスに向かえた。

他人からしたら超些細なことで「何が変化なの!?」というレベルだと思う。ただ、起こっていることはいつもと変わらなくても、久しぶりのシナモンとか、自分の願望に気が付くことが苦手な私がそれに気が付き、かなえてあげられた、とか、アプリが使えないことでいろんな気づきがあったという見方ができるようになったこと。それが、変わらない日常を幸せと感じられるか、何もないと感じるかの違いだということがよくわかった。

しかも、「感謝」や"be positive"を無理強いしなくても、自然と今までと違う見方ができている自分がいること。それが一番うれしいヘンカかもしれない。


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