【ままにや】大事なお知らせ

梅雨明けが宣言され
いよいよ夏らしい日差しが照りつけるようになりました。
いつもままにやをご贔屓くださりありがとうございます。
心から御礼申し上げます。

今日は心苦しいお知らせになります。

ままにやの物販品ならびにレッスンの一部を
値上げさせて頂くことにいたしました。

そして大変申し訳ありませんが
今回どれがいくら、ということをまだお知らせできません。
未だ仕入れ先と交渉中のためです。

先日商品のご紹介をしたばかりにも関わらず
本当に申し訳ありません。

現在の価格は
8月1日(木)の販売まで（在庫限りで終了）
9月のままにや販売時より新価格となります。

＊

価格改定の筆頭が海苔や海藻類となります。
質の良いこれらが本当に手に入りづらくなっています。
なければないで食べなくてもいい、と思われる方もいらっしゃるかもしれませんし
「コンビニのおにぎりは変わりなくあるじゃん」と思われる方も少なくないと思います

実は
海苔の収穫量の半分は
コンビニへ回っています。

収穫量が減っても回る量は変わりません。

本意かどうかは別として
両者が生き残るための選択であることはお分かり頂けると思います。

そしてしわ寄せは
一般流通の私たちに回ってきます。

私たち一般市民が手に取れなくなるということは
日本の食文化がなくなることを意味するということを知って頂きたいと思います。
コンビニは便利ですが、食文化を守ってはくれません。

そしてお米ですが
自然界の変容も影響しておりますが
より影響を受けているのはガソリンや運搬費の高騰。

さらに生活にかかる費用や税金が上がっている中で
生活を守るお金と直結している人件費を
犠牲にすることは難しい選択です。

養殖をしてでも海を陸を守ろうとしている企業や漁師さんがいらっしゃいます。
安全であることを第一に掲げ、手間や労力を惜しまず生産や販売を続けてくださっている農家さんや個人店さんがいらっしゃいます。

そして残念なことに
そんなまっとうなことをしている商業者、生産者、個人事業主が苦しみ、潰れ消えています。

わたしは
生き残りをかけた選択肢が
「コスト」になるのはおかしいと思います。

なぜ安全であることが一番にならないのか。

一方で
なぜそれを選択してもらえないのか。
企業努力が足りない？本当にそうでしょうか？

ままにやがなくなったところで困らない方もいらっしゃるのは承知です。

ですが。
店主がそんなことを思っても
困る方がいらっしゃるのをわたしは見てきました。

「本当は」無くなったら困るんですよね。
だけどなくなってはじめて氣がつくんです。

「安心して買い物ができなくなってしまった」と。
暮らしが不便になり安全な食が揺らぐことを。

とはいえ
誰かのため、なんてかっこいいことを言うつもりはありません。

ですがもう少し「まっとうな商売」にチャレンジさせてください。
「矛盾のない伝道」を続けさせてください。

これはわたしの望みです。
それにはみなさんのご理解とご協力が必要です。
もちろんわたしも学び努力を続けます。

それでも続けられなくなったら・・
それはもうわたしに商売の才能がなかったのだと諦めます！

その時には
「あー嶋田さん、商売の才能がなかったんだね」と
笑ってやってください！

在庫につきましては
随時お知らせ致します。

何卒ご理解の程お願いいたします。

ままにや店主
心がほどけるおむすびの会主宰
嶋田佑紀