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気ままに走る。最後に空を見あげる。拍手👏

ここ数日、村上春樹氏の新刊に夢中になっている声をチラホラと見聞きする。私もそのうち読んでみるかなーとぼんやり。

村上氏は確か、長年規則正しい生活をしていて、毎日走っていて、走ることについて書かれたあの本も確かずいぶん昔に読んだはず。いまもきっとどこか外苑の辺りでも黙々と走っていらっしゃるのでしょう。

それから松浦弥太郎さんも好きなので、松浦さんが書いた、ランニングの本も好きで読んだ。

それから脳科学者の茂木先生といえばランニングだよね。ちょっとしたご縁?もあり、茂木先生の走りも気になっている。

さて、私は40歳になってからランニングを始めた。きっかけはちょうどスポーツ関連の仕事を始めたこともあるけど、運動が健康によいのは確実だし、これからも好きなように食べて飲んでいきたいけど太りたくないし、あとはメディテーション代わりのような心地よさにハマったのもある。

誰のことも気にすることもなく、自分の心や身体の声だけに一点集中して、夢中で近所の公園の自然を感じながら走っていると、仕事やら生活やら日々のストレスから解放される。そして何故か忘れてた出来事やら、亡くなった大切な人々を想う時間になったり、そうすると思考や魂がこの世以外にコネクトする瞬間を感じたり、なんというか、最終的にいつも深ーいところまで魂が到達できる感覚、それでいてほっこりと良き時間になる。

といっても、もう始めてから5年も経つわけだから、まじめにやっていれば今ごろフルマラソンとまでは無理でも、ハーフくらいいけたのだろうけど。いや、せめて10キロという数字は叩き出したかったが。。。

テキトー過ぎるランナーぶりはひどいもので、週3回まじめに走る月もあれば、月に2回走れば良いほう、寒くなってきたら数ヶ月に渡りお休みなんてこともザラで、そうするとあっという間に体力も筋力も肺活量も気力も元に戻ってしまう。

ということで、お恥ずかしいけど距離にしたら相変わらず3キロから5キロ、まーなんとか7キロくらい走ったことも、片手くらいはあるか。そして、体重も始めた当初、つまり5年前からほぼ変化ない。。。まー変化ないだけよしとするか。40も半ばなわけだしね。

でも、あんまりガチガチにタイムだの距離だの数字にこだわることはナンセンス。私にとってのランニングは。

よく人間は睡眠中に頭の中を整理するとか記憶するとかなんとか読んだことがあるが、私にとって走るって、自分を俯瞰することであり、内面を整理することだから。ま、つまりは睡眠みたいなもの?!そして、自分が自然の一部に溶け込む感覚を味合わせてもらう行為ともいえる。

そういう時間を取れた自分にまずは拍手👏 走りながら季節の移り変わりを体感できて、小さな幸せに感動している自分に拍手👏 そのうち、身体のどの部分が重い、なんとなくこのあたりが詰まってるなーなんて、自分の身体の内なる声が聞こえてくるとこれまた拍手👏 そのうち仕事でも家庭でも忘れていたこと、なんとなく思っていたことを突如思い出し、あれこれと思いを巡らし整理し、腹落ち感にすっきりする自分に拍手👏

走り終えたときは決まって空を見上げる。生い茂る木々の葉たちを隙間を仰ぎ見て、日差しを、そよ風を感じ、鳥(カラスの割合も多い、、、)の鳴き声に耳を澄ませ、この世の生に感謝する。

ということで最後はやっぱり

拍手👏

で終えるのです。

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