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慈愛の言霊・桜


#創作大賞2024 #オールカテゴリ部門


慈愛の言霊・桜

《目次》

★序章

①心を侮(アナド)るな
②憎悪に呑まれるな
③神の御心
④蛹(サナギ)から蝶ヘ
⑤幸福(シアワセ)とは
⑥心を磨いて
⑦生命(イノチ)が巡る
⑧慈しみの心を抱け
⑨尊き意志
⑩この世の光と闇
⑪心華の翼
⑫無駄にはならない
⑬数奇な地球(ホシ)
⑭光の戦士
⑮禁忌のタガ
⑯心の導き
⑰想いの抱擁(ホウヨウ)
⑱心を抱け
⑲偽りの足枷(アシカセ)
⑳光へ導かん

著者 『あとがき』


《序章》

癒し纏いし風となり

眠りし心華(シンゲ)の目覚めとなれ

真(マコト)の心の指針となり

生きる意志ヘの強みとなれ

邪悪な思想を打ち消す水となり

希望(ヒカリ)抱ける地球(ホシ)となれ


題名 心を侮(アナド)るな

どうして僕らは
他者に己の意志を呑ませようとする
なぜ 君は己の考えが正しいと
どうして言い切れる
個々の抱く意志を無視して
他者を己の想いを宿す
操り人形にしてはいけない

誰もが意志を抱く1人の人間
己の意志を尊く想う
だがその想いを押し付けてはいけない
誰かを従わせるのではなく
互いの想いを共感できる
そんな心の繋がりがあって欲しい

この世には心を利用し
己の心を癒し欲を満たす
哀れな罪深き者がいる
だが必ずその行いは災いとなり
我が身へ還る

だから忘れないで

心とは操るモノではなく
互いの想いを共感しその想いが
双方の生き水となる事
それが1番大事な事だよ
僕らは心で息をし生きている
全く同じ人生(ミチ)を歩む
人間などこの世にいない
個々の意志なる人生(ミチ)を
皆が必死に生きている
それが何よりもの証拠だよ

抱く心は強くもなり弱くもなる
だが決して脆くはない
泥の中から咲く蓮の華のように
苦難という足場の悪い泥道を
藻掻きながら乗り越え学び
経験という強みが求める未来と
本来の強き君に出逢わせてくれる

抱く心ほど何よりも
尊く慈しむモノはない


題名 憎悪に呑まれるな

なぜ 憎悪に
己の心を捧げてしまう
なぜ その先にある
多くの代償に気付けない
抱く憎悪とその行いは
己の心を癒し満たすのでもなく
ただ 心縛られ
抜け出せぬ闇へと落ちてゆく

どうか忘れないで
憎悪が生み出すモノは
破壊と破滅
憎悪が奪うモノは
安らぎと心の平穏
憎悪という
怒りや悲しみ怨みや妬み
その感情におのが心を奪われないで

誰もが人生(ミチ)を歩む中で
抱かずにはいられない負の感情
それでも心の光を手放さないで
心に眠る悪しき化け物を目覚めさせ
尊きモノを失わないで
失うモノの大きさは君が想う以上に
遥かに大きい

譲る心 寄り添う心
許す心 想い合う心
どうか黒く染まった憎悪の心に
本来の温かな感情を取り戻して
怨みや憎しみからは
悲劇しか生まれない
悲しみに染まった世界など見たくはない

だからお願い
憎悪を抱く前に立ち止まる勇気と
失うモノの大きさをどうか見失わないで


題名 神の御心

目には映らぬ神の存在を信じ
おのが心の支柱となり
生きる者達の拠り所となる
だがその信仰心は互いを
傷つけ合う為にあるのではない

君達に問おう

神とは我らが傷つけ合う事を望むだろうか
神とは互いを憎しみ合う事を喜ぶだろうか
心に問いかけて
神は常に私達人間の心を見透かし
その中の傲慢さに嘆き悲しんでいる
この世に生きる生命(イノチ)ある
全てのモノの幸せを願い
温かな眼差しで見守っているというのに

どうか忘れないで

如何なる神であろうとも
神の根底にある御心は同じだよ
神の存在が生きる心の支えとなり
拠り所となる事
そして神は決して物欲など求めない
神が喜ぶ事は心と心の繋がりのみ
そして神の存在を信じずとも
神は決して嘆きはしない
なぜなら私達の抱く意志を何よりも
尊く慈しんでみえるから
温かな眼差しが常に私達を包んでいる
その事をどうか忘れないで

そして心に刻んで
神が悲しむ事はただ1つ

神の存在を利用し欲を満たし
神の信仰心が生きる妨げとなる事
なぜなら神とは常に
人間が心安らかに暮らし心穏やかに互いを
慈しみ合う事だけを願っているのだから
神の意志から逆行する行いは災いとなる

どうかその事を忘れないで 


題名 蛹(サナギ)から蝶へ

傷つく事を恐れ
君は心を閉ざすのかい
苦しみある人生(ミチ)に
恐怖抱くゆえ如何なる試練も
目を逸らし逃げ出すのかい

それでは籠の中の鳥と同じだよ

試練を越える中で耐えうる力を
苦難を越える度に身につく自信を
抱きしその心で多くの事を学び得て
君はより己の人生(ミチ)を歩みやすく
抱く想いを強く持てる自分になれる
君の心の未知なる可能性を信じて

そして忘れないで

人生(ミチ)を歩む中で必ず
立ち上がれない時がくる
その時は迷わずおのが心に休息を
抱く生命(イノチ)を抱きしめながら
心に温かな癒しを与え続けて
ゆっくりでいい
君が歩む人生(ミチ)をどうか諦めないで
如何なる人生(ミチ)も
尊き学びが苦難の中に溢れている
どうかその事を忘れないで

そして気付いて欲しい

気苦労なしに成熟した
人格者は生まれない
痛みなき安らぎ満ちた人生(ミチ)を
歩むなら心はいつも幼子のまま
心の進化は越えた試練と
その中の気付きや悟りから得られるモノ
それは越えた者にしか分かるぬ事
だからこそ立ち向かう勇気と
越えた先に手にする学びの糧を

おのが心の翼に変えて


題名 幸福(シアワセ)とは

どれほど多くの物に満たされ
高い地位を手にしても
孤独で心満たされぬ者もいる
それほど多くの物に満たされずとも
心の繋がりに重きをおき
生きる事で想いに満たされ
心満たされる者もいる

ナニがホントの幸福(シアワセ)か
君には分かるかい

目に映る物 目には映らぬモノ
我らは形ある物に執着を抱き
目に映らぬ不確かなモノを
軽視してしまう
それはとても恐ろしい事
それはとても悲しき事

どうか忘れないで

心で息をし生きる僕らは
何より想いを軽視し
生きてはいけない
誰もが皆、物ではなく
互いの想いに生かされながら
生きている
どうかその事を忘れないで

想いは目には映らぬ
だが誰もが心で感じ取り
心の癒しとなり生きる気力となる
それこそがナニよりも尊く
形ある物より勝る
心の繫がりが生む
生命(イノチ)の波紋

幸福(シアワセ)は常に君の心の中にある


題名 心を磨いて

どうして 君は
外見ばかりに囚われる
どうして 君は
内なる心を磨かない

いくら外見を繕っても

本来の君の心までは偽れない
いつまでも仮面を付けて過ごすのかい
そんな日々は君自身を壊していく

だからお願い
本来の君の中の自分を偽らないで

どうか忘れないで

どんな時も君自身の内面が引き寄せる
如何なる幸福も
如何なる災いも
外見はほど良く
内面を内なる心で輝かせて

本当は気付いてる

私達は皆、外見だけを
重視する様に見えて
実際は内面の人柄を
見ているという事を
繕った姿はいつかは
剥がれる

そして忘れないで

如何に外見を美しく保とうとも
心醜ければ100年の愛も
一瞬にして冷めるように
私達は何より外見でなく
抱きし心で相手の真(マコト)の
人柄を見ているんだよ

だからこそ
常に君自身の心と向き合い
本来の君を輝かせよう


題名 生命(イノチ)が巡る

生命(イノチ)が産まれ
生命(イノチ)が消える
与えられし人生(ミチ)で
旅立つ時を迎え
この世をあとにする
未練残し旅立つ者
未練なく旅立つ者
全ては己の抱きし心が
満たされたか否か

数あまたの生命(イノチ)が
この世に産まれそして生かされる
皆が抱くその心に
尊き学び悟る為
使命と共に生を授かる
何処に産まれようとも
如何なる経緯で産まれようとも

忘れないで
君自身が蔑まれる理由にはならない

だが歩み始める人生(ミチ)で
君の行いが招く幸不幸は
君自身が招く試練であり
越える中での強み纏いし翼となる
そして君の抱きし心の人柄や
歩む人生(ミチ)をも変えていく

だからどうか
どんな時も邪悪な思想に呑まれる事なく
君の心に宿す尊き意志を叶えていこう

生命(イノチ)が巡るこの世界で
数あまたの人生(ミチ)が
交差するこの地球(ホシ)で
君の真(マコト)の幸福(シアワセ)を
手に入れよう


題名 慈しみの心を抱け

この世にハンデを抱え
生きる者達が居る
目に映る症状と
目には映らぬ症状
ハンデを抱え生きる者達
個々の抱きし心の葛藤は
想像を絶する事だろう
それは病が表に現れているか否かより
遥かに苦痛を伴う苦しみである

ハンデを抱えぬ者達に
時に酷く哀れな暴言を浴びせられ
心を壊しかけた者も居る事だろう
だが忘れないで
ハンデと共に必死に生きる者達の
心の視点はハンデを抱えぬ者達の
視点より遥かに奥が深い
それは簡単に身に付くモノではない

ハンデを抱えぬ者達よ
忘れないでおくれ

君達も何時(イツ)
ハンデを背負うやも知れず
何時、心を病むやも知れぬ
ハンデを抱え必死に生きる者達を
あざ笑い見下す事は
己の未熟さと心の醜さを
周りに知らしめ醜態を曝すだけ
真(マコト)哀れで哀しき事よ

己自身に酔う前に
見失いかけた慈しみの想いを
心に抱け


題名 尊き意志

変わりたいと願う意志から
進化の蕾がその身に宿る
変えていきたいと願う意志から
変化の扉が現れる
抱く志が導く人生(ミチ)に
我らが歩む未来が託される

この世に生かされし心に響け 

変化を恐れず
新たな思考を心に抱け
望みし人生(ミチ)を諦めず
おのが人生(ミチ)に希望を抱け
願わぬ者に動かぬ者に
望みしモノは手にできぬ
歩みし先に必ずや
報われる日々が待っている

故にどうか
絶望の闇にも呑まれぬ
強き意志なる灯火を心に灯し
抱きし進化の蕾を咲かせよう
歩みし変化の扉を開け放とう

皆の抱きし心に届け

変化なき水面にひとたび
波紋が起きればそこから
変化の波紋が広がる
それは我らが生きるこの世も同じ
我らが抱く1人1人の心の変化で
進化の蕾が華開き
変化の扉が開かれる

その時

新たな思想の新たな風が
この世界に尊き何かを悟らせる
我らが見失いし目には映らぬ
尊きナニかを


題名 この世の光と闇

互いの生命(イノチ)を奪い合い
互いの心を傷つけ合う
なんて醜き世界だろう
まさに地獄絵図のように
慈しむ心を見失い
生きた屍がこの世に溢れる
強欲と傲慢が生む
なんと罪深き世界なのだろう

それでもポツポツと灯る
温かな光 本来僕らの
心の中にある温かな感情
想い合う心 労り合う心
如何に欲深き世であろうとも
決して消しきれぬ慈愛の灯火

忘れないでおくれ

己の心のみ慈しみ
己の欲のみ満たしても
その心は常に冷めたまま
我らの心が欲するモノとは
他の者との心の温もりであり
その繫がりである事に
どうか気付いて欲しい

その温もりに満たされる過程で
涙を流し心を痛める事もあるだろう
だが必ずその人間(ヒト)との繫がりの中で
温もりを与え合える人間(ヒト)に必ず出会い
人間(ヒト)の温もりに救われる事を知る

故にどうか忘れないで欲しい

過度な自己愛が生む傲慢さや
歯止めの効かぬ
強欲ほど恐ろしいモノはない
己の人生(ミチ)を奪いかねない
だからこそ自身が欲するモノの
本質をどうか見失わないで


題名 心華の翼

誰の心にも天使は居る
誰の心にも悪魔が居る
そして誰の心にも
欲深き魔物が眠る
その心を目覚めさせるのは
紛れもない君の抱きし
想いの呼び笛

歩みし君の心は何を語る

人生の長い旅路に
泣き叫ぶ君が居る
歓喜に涙する君が居る
苦悩しおのが人生(ミチ)を
見失いし君が居る
その中で君は確実に強くなり
そして羽ばたく翼をその身に宿す
目には映らぬ心華(シンゲ)の翼を

忘れないで

苦しまぬ人間(ヒト)などおらぬ
悲しまぬ人間(ヒト)などおらぬ
誰もが抱きし心に多くの
痛み癒せぬ傷を背負い
それでも立ち上がり歩みを進める
その生き様が多くの想いと
多くの幸福(シアワセ)を
その人生(ミチ)に引き寄せる

皆の抱きし心に響け

生き疲れる事もあるだろう
他者に与えられし苦痛に
その身を手放したいと
懇願するやも知れぬ
それでも生きておくれ
それでも望んでおくれ
与えられし人生(ミチ)で
報われる日々をその手に掴むまでは

必ずや叶う 
願い望むその心を失わなければ
諦めの足枷から己を解き放ち
君の望みし報われる人生(ミチ)へと
心華の翼で羽ばたこう


題名 無駄にはならない

どんな努力も無駄ではない
如何なる忍耐も無意味じゃない
意味なく与えられし試練もない
君の頑張りは決して
無駄にはならない
だから胸を張って生きておくれ
誰よりも多くを越えた
君の歩みし人生(ミチ)を

光が満ち闇が消える
人間(ヒト)の中に宿りし心の蕾
己の欲より勝る慈愛の光
試練の中で生まれる生き水
全ては抱きし心華の目覚め
その光の思想が起こす奇跡にある

忘れないでおくれ

努力なしに手に出来るモノなどない
忍耐なしに歩める人生(ミチ)などない
誰もが越える試練の中で生きている
多くの傷と痛みに耐えながら
溢れる涙を堪えながら
誰もが己の歩みし人生(ミチ)で
生き甲斐求め彷徨い生きる

故にどうか気付いておくれ
試練与えらし人間(ヒト)は
君だけではない

だけど忘れないで

君の頑張りは如何なるモノより尊く
前向きな生き様は何より輝いている
だからこそ己に自信を持ち
常におのが心のままに
抱きし想いを歩みに込めて
己の意志なる灯火を道標(ミチシルベ)に

君が望みし未来(ヒカリ)を掴め


題名 数奇な地球(ホシ)

多くの生命(イノチ)が住まう地球(ホシ)
悲しみ溢れ時に新たな光が灯る地球(ホシ)
悪しき思想が蔓延する
悲しき哀れな世界
この世に生かされし多くの歩みが導く
天国にも地獄にもなり得る数奇な世界

生命(イノチ)が生まれ
生命(イノチ)が消える
新たな光が満ち
新たな闇が生まれ来る
この世に真(マコト)の希望(ヒカリ)は灯るのか

人間(ヒト)が動物が植物が
互いに生かし合う生命(セイメイ)の地球(ホシ)
だが利欲と貪欲を抱く
人間(ヒト)の心が支配する
本来の心の在り方見失いし
愚かで哀れな世界
尊きモノとはナニかを
そろそろ気づく時ではないか

多くを奪い多くを殺め
手にするモノに何が残る
悪しき怨念と癒えぬ罪悪感が満ち
手にするモノに愛着など決して抱けぬ
途方も無いほど渇水した田畑のように
抱きし心は常に枯れたまま
そんな心の溢れかえる世界ほど
愚かで救いようが無い世界はない

故に温かな光の思想を
おのが心に灯すのです
優しき愛ある心を
おのが胸に抱くのです
温もり満ちたその瞳(メ)で
この世を見て感じるモノほど
何より失ってはならない尊き感情
如何なる世でも
慈愛の新芽をおのが心で育み育て
抱きし尊き感情を護り抜くのです

そして忘れないで

悪しき感情は全てを奪いかねず
温かな感情は多くがその身に還るのです
貴方の心に灯す明かりは
温もり満ちた慈愛の灯火だと信じたい


題名 光の戦士

この世に
希望の光は満ちている
愛ある心抱きし者も溢れているが
ただ1つ悪しき者の醜き行いが
温もり抱きし者の心を壊してゆく

哀れで醜き心よ

けれど

決して消える事なき光の御魂
何故ならどれほど心を壊しても
そこから更なる光を抱きし立ち上がる
それがこの世に溢れし
温もり抱きし心の戦士
決して屈する事なき慈愛の天使

そう僕らが抱く心には
互いを労り寄り添う心や
他者の痛みを受け止め癒す
そんな温かな温もり満ちた感情と
互いを助け合い生命(イノチ)を尊む
温もり溢れる心を持っている
それがこの世に溢れし光の御魂
如何に醜き世であろうとも
我らが抱く心には
尊き光が満ちている

その事を決して忘れなければ

この世に溢れし皆の心に
光の御魂が宿るだろう
温もり満ちた想いに包まれ
この世は決して絶望抱きし世界でなく
悪しき者の住みにくし世界へと
変貌を遂げるだろう
全ては我らが抱く意志と行いが導く未来

如何なる時も抱きし心に
温かな強き光の感情を絶やさないで


題名 禁忌のタガ

憎悪が憎悪を生み
多くの罪が増えてゆく
悲しみ癒せぬ心の傷が
絶え間なく溢れてゆく
どうか憎悪を抱く前に
おのが心に抱いた想いを
もう一度想い出してみて

如何なる人も始めから
憎悪など抱かない 
羨ましかった
救われたかった
受け入れて欲しかった
その心に残る癒えぬ傷や
満たされたいと望む
そんな想いがあったはず

だがその想いを抱けど
誰かが手にするモノや
誰かの抱きし生命(イノチ)まで
奪う事までは望まなかったはず

ただその想いを抱いただけで

そう僕らは自制心という
己の想いを諌める心を持っている
だからこそ多くの者は
想いを抱けど醜き行動までは起こさない
なら何故多くの憎悪が生まれるか

我らの心に悪魔が囁くからだ

己の利欲と傲慢さ都合のよい
解釈をすれば全ては叶うよと
欲が禁忌のタガを外す
醜き心が起こす悪魔の所業
まるで暴発する銃のように
何を望み抱いていたのかさえ見失う
罪深く愚かで悲しき事よ

忘れないでおくれ

全ては還るよ
おのが人生(ミチ)へと
死してもなお
己の罪は決して消えない
法で裁かれたとしても
己の罪深さに気付いたとしても

全て無かった事には出来ないからだ
だからこそ心に刻んでおくれ

誰かの犠牲の元に満たされる
幸福(シアワセ)など有りはしないと


題名 心の導き

澄んだ空のように
抱く心が澄んでいたなら
夜空に輝く星のように
美しき夢を抱けるのなら
この空に絶え間なく昇る
太陽みたく強く前を向いて
生きて行けるはず

キミもボクも

だから決して言わないよ
辛い時に前へ進めとは
苦しい時は立ち止まってもいいんだよ
生きて行く意志さえ失わなければ
この世で生きる僕らは
皆、傷つく事を恐れるあまり
互いの心を傷つけてしまう
そして利己主義の硬い鎧で
おのが心を護ってしまう

それはとても悲しく哀れで孤独だよ
人生とは常に迷いし道だし
傷つかずして越えられるモノではない
誰もがおのが人生(ミチ)を迷いながら
その中で多くの闇を越えてゆく

そして
キラキラと輝く宝石より眩い
心光(シンコウ)灯りし人間(ヒト)となる

深海のような深き愛を抱き
雲の隙間から差し込む
木漏れ日のように他者の
生きる希望(ヒカリ)となる
シトシトと降り注ぐ雨のように
病んだ心を潤し心を癒す救い主にもなる

光の御魂は
多くの痛みと多くの苦難を経て
尊き想いを悟りし光
温もり満ちた慈愛の灯火
抱けぬ者は悪しき邪心抱きし
おのが心に蓋をする者だけ
誰もが心に灯せる明かり

全ては己の意志が導くモノ

君の心はナニを纏う
おのが心を護りし鎧か
温もり満ちた天使の衣か

君の真(マコト)の想いは何処にある


題名 想いの抱擁(ホウヨウ)

生命(イノチ)が巡り
想いが満ちるこの地球(ホシ)で
僕らはナニを尊く生きて行く

この世に溢れし生命(イノチ)は
人との繫がりで生かされ
心は人の想いで生かされる
誰もが誰かの支えとなり
互いの生命(イノチ)が生かされる
それが人間(ヒト)の繫がりが生む
想いの抱擁

そして僕らは
生命(イノチ)ある生き物から
生きる為の生命(イノチ)を頂く
この世界に溢れし生命(イノチ)は
互いの生命(イノチ)に生かされながら
尊き生命(イノチ)を繋いでゆく
人間(ヒト)も動物も植物も

だから忘れないで

誰もが何処かで必ずや
生命(イノチ)の繫がりによって生かされ
この世に生きとし生きる者は
互いの生命(イノチ)と想いで生かし合う

そして

僕らは生命(イノチ)と共に
心も抱きながら生きている
故に生きる中で孤独で堪らなく
愛に満たされたいと望むだろう
抱きし心の癒しとなるからだ
そして決して孤独ではない
愛ある想いなら傍に満ちている
ただ抱きし心に蓋をするがゆえに
靄がかかったように見えづらく
感じにくくなっているだけ

恐れる事なく怯える事なく
心護りし硬い鎧を脱いでごらん
そして心眼灯りし瞳(メ)で
周りを見てごらん

君は決して一人じゃない

温かな想いが傍で寄り添う
この世に誰からも想いを
掛けて貰えぬ者などいない
自分の心を自分で壊してはいけないよ

どんな時も忘れないで

生命(イノチ)は生命(イノチ)の繫がりが生かすように
心は多くの想いが生かすモノだから


題名 心を抱け

誰もが心に痛み癒せぬ傷背負い
歩みし道で深き悲しみ越えてゆく
そのたび心は悲鳴をあげる
それでも越えた試練の尊き学びが
先の道での己を救う
意味のない人生(ミチ)などない

どうか
辛い時ほど想い出して

弱音をこぼし涙を流す
それは決して弱さじゃない
おのが心の叫びに気付き
悲しむ己の感情をあらわにする
それができるなら何より
強き御魂を宿す己を抱けし強き者

泣いたっていいんだよ
苦しいと嘆いたって
心の叫び無視しちゃいけない
心を壊してしまうから
生きる意志さえ見失う
悲しき嘆きや溢れる涙は全て
君の心が立ち上がる気力となり
前へ進む原動力となる尊き感情

忘れないで

泣かずして嘆かずして
過酷な現世で生きては行けぬ
だからこそ心が叫ぶ時は
躊躇わずおのが心を解き放て
溢れる涙も悲しき嘆きも全て
君の生きる力となる


題名 偽りの足枷

なぜ 成した行いを偽り
なぜ 己の心を偽り隠す
それがどれほど後の人生(ミチ)で
足枷となり尊きモノが離れゆくか
自覚しているはずなのに

偽りはいつかは露見する
永遠に隠し通す事はできず
たとえ隠し通せたとて
罪悪感を抱き生きねばならぬ
偽りを真実と伝え続けるは
どれほど息苦しい生き方か

忘れないでおくれ
己の人生(ミチ)は真実しか語らない

悲しき嘆きからの偽りや
己の欲からの哀れな嘘
偽りは偽りでしかない
そこに真実がなければ
ただの幻想でしかない
どんな歩みであろうとも
君が生きた道ではないか
偽りが君の生き様を否定するなど
悲しく哀れで心が痛む

如何なる道でも諦めず
生きてきた自分を誇れ

そして何より

おのが人生(ミチ)を軽んじず
己の生き様で生き抜けば
心は軽く本来の君を慕い
寄り添う者と偽りなき
尊き人生(ミチ)を歩めるだろう

どうか忘れないでおくれ
真実は決して偽りで隠せはしない


題名 光へ導かん

この世に産まれ
この世で生き
この世を終える
たった一度の人生を
我らは皆、生命(イノチ)の灯火
燃やし生きてゆく

人間(ヒト)の闇に呑まれ
耐え難し苦しみに耐え
その中で多くを悟り
おのが人生(ミチ)の飛躍となす
幾度、涙を流し
幾度、身も心も傷つき疲れ果て
それでも我らは立ち上がる
脆くはない心を宿すゆえ

心の痛みをその身で学び
無償の愛に心癒やされ
弱り果てた心救われる
我らは皆、人の醜さから光を学ぶ
それが我らがこの世に産まれ
生かされし理由

闇ある所に光あり
光灯る所に闇はある
闇と光の混在するこの世で
生き地獄の中、耐え忍び
尊き学びをその身に宿す

御仏の心華灯りし人となり
心病みし者を希望(ヒカリ)の地へと導かん


《あとがき》

慈愛の言霊・桜を書かせて頂きました
新風三佳と申します。
読者様のお心に響く言霊を
紡げたなら幸いです。
この世は強欲や傲慢さを主軸とし
生きる者達とこの世に生き甲斐を抱けず
まさに生きた屍のように生きる者達で
溢れています。
そして人間(ヒト)の悪しき想いが表面化する
まさに地獄絵図のような世界とも言えます。
とても大事な事を見失っているような
そんな感じがしてならないのです。
何より悲しき現実が此処(ココ)にはあります。それは歯止めの効かぬ欲望を抱き
己の事のみ慈しみ己に酔う哀れな人間が
起こす醜き争いです。
それは目を背けてはいけないこの世界で
起きている現実でありまさに悲劇です。
強欲を抱きし心の目には何一つ
尊きモノは映らない。
だからこそ
終わりの見えぬ争い事が続くのです。
そしていつしか気付くのです。
欲したモノより失ったモノの方が
遥かに大きい事に。
失ったモノは戻らず手放したモノの
尊さに気付かされる。
その時、始めて己の行いの罪深さに
後悔の念を抱くのです。
ですがそんな欲深き人間ばかりでは
ありません。
この世には温かな心を尊み
生きる者達も存在しています。
その者達にとってはこの世はまさに
生き地獄のような息をする事さえ
苦しき世界だと言えます。
だがその者達の存在が時として強欲で
生きる者達や己に酔う者達の悪しき行い
醜き心の気付きとなり見つめ直す
キッカケを与えるのです。
それは押し付けられる認識ではなく他の者の生き様や言動そして行いに自身の抱く心が
共鳴し自身で自身の誤りを悟らせるのです。
そこから心の変化へと変わりまた人柄や振る舞いにも影響を与えまさに人間(ヒト)の心が
人間(ヒト)の心を変えて行くのです。
それがこの世界の希望(ヒカリ)であり
救いのような気がします。
誤った道も正す機会を与えられ今日(コンニチ)があるのだと想います。
だからこそどうか皆様の心に宿る温かな
想いを尊くそして大事に慈しんでください。
悪しき欲は底が知れず過度な自己愛は
尊きモノを失います。
どうか如何なる時も自身と同じように他者を慈しむ心を忘れないでください。
他者ヘの想いや行いは必ず巡り巡って貴方様の人生(ミチ)へと還って来ます。
その事をどうか忘れないでください。
そして読者様とこの場でお会いし想いを届ける事が出来た事を心から嬉しく想います。
そして私の歩みし人生(ミチ)で学び紡いだ言霊が少しでも読者様や誰かの生きる
心の支えとなり拠り所となれば幸いです。               

               新風三佳

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