初夏の湘南の海から

窓を開けると心地いい風が入ってくる今の季節が、一年の中で一番好きかもしれません。空気はからっとしていて、ちょうどいい気温で、草木の緑が綺麗で。

もうすぐじめじめした梅雨がやってきて、梅雨が明ければあっという間に暑い夏がやってくる。束の間の今の季節を楽しもうと、最近はよく海へ行っています。

初夏の湘南の海は、淡い水色。風がふわりと吹いて、潮風の匂い。聞こえるのは、繰り返す波の音だけ。

やさしい水色ときらめく水面が視界いっぱいに映り、思わず深呼吸をしたくなります。

真夏になると人が増えて、砂浜の上はくらくらするほど熱くなるので、私は静かな初夏や秋、冬の海が好きです。

海ではシーグラスを拾っています。シーグラスは、海に流れ出たガラス製品が波や岩にもまれて、角が取れたもの。すりガラスのようなやさしい透明感のあるガラスのかけらは、とても綺麗です。

綺麗に削れたシーグラスを見つけると、長い時間海の中を旅してきたんだなあと、自分の知らない時間に想いを馳せたり。

ただぼーっと海を眺めたり、シーグラスを夢中になって拾ったりしている時間が、わたしの心の余白をつくってくれています。

好きな季節がおわっていくのは名残惜しいですが、あと少し、心地いい風と光をたくさん浴びて、今の季節を楽しみたいと思います。みなさんも心地いい初夏の日々を過ごせますように。

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人と地球に優しいシーグラスアートのお店
「hikari living」

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