精油とは②

はたらく細胞ブラックを見て、自分の身体に謝罪しました。

さて、今日も昨日に続き、精油について復習していきます。

精油(エッセンシャルオイル)は、植物の花、葉、果皮、果実、心材、根、種子、樹皮、樹脂などから抽出した天然の素材で、有効成分を高濃度に含有した揮発性の芳香物質である。各植物によって特有の香りと機能を持ち、アロマテラピーの基本となるものである。(AEAJホームページより)

精油の基本情報は、次の6項目からなるプロフィールに表されます。
■植物名
■精油名
■分類(科名、学名、ケモタイプ)
■産地
■抽出部位
■芳香成分(主成分、特徴成分)

大好きなネロリを例に、詳しく見ていきます。

■植物名/ビターオレンジ(ダイダイ)

原料植物の一般的な名称

■精油名/ネロリ

精油名と異なる場合もあります。ビターオレンジの木から抽出される精油は、果皮はビターオレンジ、葉はプチグレン、花はネロリと呼ばれ、成分構成も異なります。

■分類
 科名/ミカン科
 学名/Citrus aurantium

科名は原料植物が属する科の名称。同じ科名のものには、似た特徴がみられる。
学名は生物につけられる世界共通の名称です。(本来イタリック体で表記しますが、字体の変え方がわかりません。)学名は、リンネ※が体系化した二名法に基づき、属名+種小名からなります。
ネロリの場合、柑橘系を意味するCitrusが属名、aurantiumが種小名になります。
その他、学名が同じでも精油成分が著しく異なるものはケモタイプといいます。

■産地/イタリア、チュニジア、フランス、モロッコ

精油の原料植物が産出される国や地域。産地により香りや特性がかわることもあります。

■精油の抽出部位/果皮

文字通り精油を抽出する部位。抽出する部位が同じ場合、香りや成分などの特徴に共通点がみられます。
花:ホルモン調整作用(花は植物の生殖器官)
葉:抗菌・抗ウイルス(葉先が鋭い=刃=外敵から身を守る)
実:消化促進(実を消化して種を運んでもらう)
種:強壮(次世代の命)
木:うっ滞除去(水分養分の通り道)
樹脂:皮膚に(樹木の傷口をカバー)
根:グラウンディング(大地に根をはる)

■芳香成分/酢酸リナリル、リナロール、リモネン

精油に含まれる芳香成分のうち、含有率の高い主たる成分を主成分、量にかかわらず、香りや性質を特徴づける成分を特徴成分といいます。
※クラリセージの場合、主成分は酢酸リナリル(鎮静)、特徴成分はスクラレオール(エストロゲン様作用)









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