~フシギなチカラ~

癒せないセラピストあらため、癒さないセラピスト・アスリートアロマトレーナーたまいです。

子どものころ、偉人伝が好きで小学校の図書室の偉人伝を端から読んでいました。

印象に残っているのが『ナイチンゲール』のエピソード、戦場で麻酔薬もない中、手術を行うというもの。

麻酔なしで手術をされて悶絶する兵士の手を、ナイチンゲールが握り励ます。すると兵士の激しい痛みが和らぎ、手術は無事に成功する。

私もこれに近い経験をしたことがある。

右膝の手術をしたときだ。さすがに麻酔なしではないが、局部麻酔が効かず追加してもらいながらの手術だった。

追加の麻酔を3本入れてもらっても痛みは変わらず、これ以上追加できないから我慢するよう言われたとき。手術についていた2人のうち1人の看護師さん(美人!)が、私の手を握ってくれた。

すると、不思議なことに痛みがすーっと消えていった。図書室で読んだ、あの1シーンのように。

驚いて看護師さんの顔をみたら、にっこり笑顔が返ってきた。もう安心感しかないでしょう。


人の手には何か不思議な力があるんだ。


手の力を感じた印象的なエピソードと、手術跡を残して、手術は無事終了。


ケガなんかしない方がいいですけど、こうして振り返ってみると、無駄な経験なんてないですね。

看護師さんに優しく手を握って、微笑んでもらうことで、安心感や痛みを和らげてくれるオキシトシンや、強い鎮静効果のある脳内モルヒネβエンドルフィンがドバドバ出ていたんだなぁ。

タッチングの効果、手の力を実際に体感することができた話でした。



※娘によると、私でも手を握ると痛みは緩和するそうです。手を握るって素晴らしい。

※写真は「みんなの写真」から、shihoさんの癒され写真を使わせていただきました。


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