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最近韓国語の勉強を始めました


私と韓国語との出会い〜どうでもいい話だけど聞いてくれ〜

時は2002年、それは日韓ワールドカップが行われた年である。
そのとき世間に韓流がやってきた。
冬のソナタ、ヨン様だ。
多くのおばさま方がヨン様に熱狂しているなか、我が母も韓流に乗ることになる。

しかし我が母が熱狂したのは冬のソナタではなく秋の童話のウォンビン様であった。
どちらかと言えば母は、きゃあきゃあしている人達をしらっとした目で見てるいるような人なので、こういう面もあるんだとびっくりしたもんである。

知らない間にそっと秋の童話が録画されたビデオテープが家計簿と一緒に並べられ、深キョンと共演した日韓合作ドラマはちゃんと公式のビデオを買って置いてあり、そうやって少しづつ母の韓流グッズは増えていった。

その頃の私といえばzipperやcutieなどを読み込んでいた原宿系女子だったので、一緒にドラマは観れど韓流というものに全く興味が無かったのである。

その後母は韓流の一大ブームに乗る。

東方神起である。

あまり日本での活動に力を入れていないウォンビン様に対して、ガンガン日本のおばさま方に売り込んでくるイケメン青年たちに乗りかえたのだ。

まさか自分の母がアイドルにハマるとは思っていなかった。
しかし後に聞けば、若い頃は追っかけみたいなこともしてたんだとか。

時を同じくして妹も東方神起のファンになったため、彼女たちの毎日が瞬く間に東方神起に彩られていく。
CDやDVDを買ったり、ライブに行ったり、新大久保に行ったりして、家族が韓流ブームに乗っかっていたから私の近くにはいつも韓国の気配はあった。

ちなみに東方神起が5人のときから母の推しはユンホ、妹の推しはチャンミンという奇跡。

そしてついに私にも韓流がやってきた。

2010年に出産した私。
毎日育児家事に明け暮れていた第一子出産後の生活。
私の息抜きと言えば当時うちの地域で昼過ぎに放送していた韓国ドラマ。
私の中では第二次韓流ブームと言っても過言ではない(知らん)
その頃に放送されていて毎日の楽しみにしていた韓国ドラマは『美男ですね』『宮 ~Love in Palace』『コーヒープリンス1号店』など。

なかでも特にハマったのは『パスタ〜恋が出来るまで〜』
先述の通り、結婚出産を経て少し大人だったので学生のキャピキャピしたノリよりは社会人の恋がグッときた。
イソンギュンさんの演じる厳しい上司がデレてくる様子が良いし、更に良いのがコンヒョジンさん。
綺麗でスタイルも良いので身につけているものがいちいちオシャレに見えるし、でもシェフと恋に落ちていくさまはとっても可愛い。
私はこの作品を通して彼女のファンになりました。
ここで韓国がまたグッと近づいたのだった。

そんなこんなでコンヒョジンさんのドラマを追っかけつつ、他の韓流ドラマを観たりして子供たちが小さかった頃は過ぎていった。

そして最近になっていよいよ母が退職するかもという年齢になってきている。
母は結婚してから大変に苦労してここまできたことを実際に生活を共にしながら感じている。
今でもサブスクで韓国ドラマを観て東方神起を応援しているのに、韓国に行ったことのない母を韓国に連れて行ってあげたい。
母に韓国での思い出を作ってあげたい。
それが私が韓国語を勉強しようと思ったきっかけの一つです。

ただ、そんな綺麗事じゃないのよ。
母を韓国に連れて行ってあげたいという気持ちは120%本物なんだけれど、でも今はいいものがたくさんあるしさ、スマホがあればどうにだってなるじゃない。
ええ、私には韓国旅行が韓国語勉強の強いモチベーションにならないのです。
だってそれがモチベーションになるならもっと早く韓国語の勉強を始めたでしょう。

でも大丈夫。
もう一つ理由があるのです。
もったいぶるほど崇高な理由じゃないんだけど。
子供が少し大きくなり仕事に復帰した私にはドラマをみる時間なんてなくなっていた。
そこで次の私の癒しは小説、漫画に移っていった。
隙間時間にサクッと読めるしね。

日本の小説、漫画を普通に読んでいたつもりだったのだけれど、ある日LINEマンガを読んでいてどうしても続きが気になって原作が小説かどうか調べたらなんと韓国から来てるんだね、漫画が。
読んでた本棚のお気に入りに入っている漫画の半分くらいは韓国の方の原作だった。
漫画の続きはあるのに言葉の壁のせいで読めないのか。

そして私は何を思ったのかハングルを全部調べて読もうとしたのだった。
漫画のセリフだから小説より文字数少ないし、何とか頑張ればいけると思い、ハングル文字のキーボードをスマホに設定した。

しかしかろうじて入力が出来てもキーボードの決定やらスペースやらのハングルが読めない。
そしてなんとか打てても、その漫画までにたどりつくまで途方もないハングル文字を調べなければならないことが判明した。

よし、韓国語勉強しよう。

テッテレ〜。
こうして私は韓国語を勉強することになったのだった。
完全に私利私欲のための韓国語勉強ですね。
てか普通に考えてハングルのハの字も知らない奴が調べたところですんなり読めるわけがないやないかい。

さて最初の韓国との出会い話とは関係ないように見えるけれど、でもこうやって母がいて私にとって韓国がとても身近な国だったからすんなりとこの考えになったんじゃないかと思うのだ。
ちなみに私は英語が苦手だ。
高校を卒業してからも英会話をやってみたり、YouTubeや podcastで日常的に触れたりもしたけれど、なかなか定着せずにいる。
言語学習の難しさを感じているからこそ、勉強しようと一歩踏み出すまでの億劫さったらない。
こつこつ続けることの難しさったらない。
英語も身に付かなかったくせに韓国語に逃げているように変な罪悪感さえ感じていたのだ。

しかし年齢も重ねてきて時間は無限にあるわけじゃないと常々身に沁みて思う。
やってみたいと思った今日が吉日。
挫折するかもしれないけどやってみよう。

夢は母と韓国旅行に行くこと。
あと韓国語の本を読めるようになること。

当面の目標はハングル文字を読めるようになること。

続きの記事が書けるように頑張ります。

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