エメラルドグリーンへのこだわり☆
とても小さな頃の話。塗り絵が大好きで、色鉛筆とにらめっこしながら好きなイラストを塗っていた。
でも、それだけでは終わらない。
どうしても自分の求める色が欲しくて、色を重ねて塗ってはこれじゃない!と思って、また一から塗り始める。
黄色をちょっと、その上にブルーをのせて、それから緑を……違う、それだと濃すぎてしまうから……
黄色を塗って、水色をのせて、黄緑を、これじゃたりないから少し緑を……
そんなことをずっとやっていた。
わたしが作りたかった色はエメラルドグリーン。
でも、その色は限られた色鉛筆で作ろうにも納得する色に近づけるのは難しかった。でも、諦めずに繰り返す。
ようやく配分がわかってきて、だんだん近づいてくる。緑が濃すぎず、黄色が主張し過ぎない、きれいなブルーが透明に感じる瞬間、その色が浮き出てくる。
あっ、これ!!
わたしはどうしてもその色を作り出したかった。
♪♪♪ ♪♪♪ ♪♪♪
マヤ文明。
ピラミッドやマヤ暦などで知っている方も多いかもしれない。
わたしはマヤの人々が大切にしていたセノーテという泉が好きだ。あの透明感のある美しい泉。
儀式的なことを考えるとただ美しいだけではないのだろうけれど、今の感覚とは違ったのかもしれない。
故郷とつながるあの泉の色。
まさに作りたかったあのエメラルドグリーン。光の加減で、ブルーが強くなったり、グリーンが強くなったり。泉の中は透明すぎて、ここが水の中とは思えない美しさ。
美しい海の色も。
感じたかったエメラルドグリーンは、地球という星に美しく存在していて、わたしのたましいを幸せに満たす。
あったよ!この星に。
あの頃のわたしに伝えてあげたい。きっと、この風景が見たかったんだね。ちゃんと見つかるよ。
地球は美しい。空も海も大地も。
植物も動物もユニークで、たくさんのたましいがこの星で共存している。
この星に生まれてきた意味がきっとある。どのたましいにも。
だから大切に生きていきたい。
この美しいユニークな星に感謝しながら。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?