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世界と出会いなおし、世界をつくる。

葉山にも秋がきた、と思っていたら、あっという間に感じる冬の気配。11月頭はまだ半袖で過ごしていた吹にもさすがに長袖を出さなくちゃと、去年着ていた服たちを引っ張り出してきたら、どれもつんつるてんでした。

小さくなった服、手が届くようになった棚、一人でも登れるようになった階段。娘と周りにあるモノの関係の中に、彼女が大きくなったことを実感することが多くなった今日この頃です。

去年の今頃。今よりむちっとして、頭が大きく足が短い。見事な三頭身。

さて、今回で五通目になる吹への手紙。今日も綴っていきます。


吹へ


きーらきーらひかーるー おとらのほしよー
まばたきしてはー みんにゃを みてるー
きーらきーらひかーるー おとらのほしよー

今、吹が大ハマりしている歌「きらきら星」。
一日に何度も大熱唱してくれるのだけど、保育園帰り、空に浮かぶお月さまと星を見つけたときに歌うそれは、なんでかとてもお母さんの心に響きます。
自転車を漕いでいるから拍手ができず「ブラボー!」と感想を伝える母に、気を良くして「きーらーきーら ひーかーるー」とまた歌い出すあなたが可愛くて、家に着くまでなんどもそのやりとりを繰り返してしまいます。

絵本『いちご(新宮 晋)』より、満天の星空。このページを見ても、きらきら星を熱唱する。ちなみに、ちょっと前まで“ほぼ吹語”で歌われていたが、数日のあいだに“ほぼ日本語”で歌われるようになった。

自転車の後ろに乗りながら星を見つけきらきら星を大熱唱し、母が全く気づいていないところにわんわん(犬)が描いてある看板やにゃんにゃん(猫)の置物を見つけ、イヤすぎて大泣きしながらも病院の中で小さなアンパンマンの人形を見つける吹。そんなあなたの姿を見ていると、言語の獲得と共に見えている世界が変わってきているんだろうなということを感じます。

そのモノの名前を知らなかった時には、世界に溶け込んで見えていなかったものにまるで光が灯ったように見えるようになっているのでしょうか?それとも、靄がかかっていた世界が言語の獲得をすることでパッと晴れ、カラフルに見えている感じ…?
兎に角、お母さんには見えていない世界があなたには見えているんだろうなあと思うのです。

実はこれは、あなたが手(指)を思い通りに動かせるようになってモノを触ったり掴んだりできるようになった時と、ハイハイや歩行で自由に動けるようになった時にも感じていたことで。すでにそこにあったはずの世界と出会いなおし、世界をつくっていく吹の姿にお母さんは感動し、ちょっと羨ましさも感じたりします。
あぁ、あなたって本当にかっこ良い。

それでは、また書きます。

「まま、ぱぱ、ふき、そふぃ、わんわん、あむ・・・」と言いながら描かれた『吹の世界』。小さなぐるぐるは、それぞれに吹の世界を構成する身近な人やモノ。

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