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しあわせな右側。

2022年4月にうまれた娘との日々を書き残したくてはじめたマガジン、「子と暮らす」。

娘への手紙のつもりで書き残すようになって、今回で4通目になります。

最近は、「読んでいるよー」とか、「あの手紙がすきだった」と伝えてくださる方もいて嬉しいです。編集の仕事をしている夫は、いつかこれを製本しようと言ってくれました。

読んでくださっているみなさん、ありがとうございます。


吹へ

もうすぐ11月だというのに、まだまだ日が出ているうちは暑く、半袖や薄手の長袖で過ごせる陽気が続いていますね。

あなたはそんな中、毎日保育園で海へ行っているようです。海水はそれなりに冷たくなっているのに、この前、園からのノートに「吹ちゃんは犬のまねをし、海の中をほふく前進で進んでいました」と書かれていて、読みながら笑ってしまいました。(最高に素敵なので、どうかそのまんまの吹でいてね)

砂だらけの服を洗濯する日々。ズボンの後ろポケットは、どうやったらこんなに砂が入るの?と思うほどの砂が入っている。

さて、今日の話は短いんだけどいいかな。最近、お母さんが気づいたことの話です。

何に気づいたかというと、お母さんの洋服、いつも右側ばかりがよごれるんです。

ヨーグルト、きな粉、パンくず、味噌汁、カレー、涙、よだれ、鼻水・・・本当にいろんなものが右側のいろんなところについています。

なぜかというと、一緒に食卓を囲んでいるときに、私の右側にあなたが座っているから。右側から「ままー」と話しかけてきてくれたり、お母さんが食べているものを狙って身を乗り出してくるからです。

この前は、右脇の下に大量にカピカピになった米粒がついてて、さすがにびっくりしたけれど、一緒にいるときも、一緒にいないときも、あなたがいると愉快です。いつもたくさんの幸せをありがとう。

また来週書きます。
吹、いい夢見てね。おやすみなさい。

父ちゃんが段ボールで作ったおうちとキッチン。既製品を買うことだってできるけど、間違いなく今の吹に馴染んで、原風景として心に残って欲しいと思うのはこっちだと、遊ぶ吹を見て思う。

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