27歳。②


何がしたいかも分からないまま
努力のできない負けず嫌いの私は
地元には帰らず東京でやりたいことを探しながらバイトするという名目で、迷走していた。


その間に、ふわふわしすぎて
訳分からない誓約書にサインしてしまったり、急に不安に思いエステに通い始めたりして、借金を200万程かかえ、そろそろ自分終わったなーって定期的に思いながらもそれなりに、目の前のことに一喜一憂して...


当時のバイト先のお客さんに
君は何がやりたいの?
目が死んでるねって言われたりして

それでも、努力しなかった。
というか目標がなかった。




そんな私が、芝居を始めた。



なんの魅力もない私が
魅力的でなきゃ成り立たない事を始めた。



きっかけは、バイト先の女性の先輩が
あまりにも気力の無い日常を
何がしたいの?と言われても笑いながらなんでしょーね。なんて答えることが当たり前になってきてしまっていた私に
事務所を紹介してくれたことだ。


なんで今まで何も相談しなかったの?と
私の為に怒ってないてくれた。

そんな私はその事がもちろん嬉しかった反面
どこかで新しい事へのワクワクとまた失敗するんじゃないかの不安のことばかりで
紹介してくれた彼女の気持ちがあんまりわからなかった。

これが芝居や関わる人たちを通じて
自分を知り、向き合いたいと思い始める
ほんの入口の話。


こんな、努力もできない
誠実さの欠けらも無いことに対して
無自覚だった私が
このブログを書こうと思うほど
自覚して、変わりたいと動き始めた先日。


これからの日々を少しづつ記録して
変わることに遅いことは無いと
自分に言い聞かせつつ
誰かに伝わればと思い
文章力もない私だが
嘘偽りのない時間を記していきたいと思います。

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