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神との日常④「チャネラーのあるべき姿」

神「君はチャネラーが嫌なのか?」
 
光「嫌ではないし、誇れる業務だとも思っています。ただ、なんと言いますか、多分、現代人において、スピリチュアルで活躍している人は、皆「いい人・優しい人」な感じがしますが、私は、別に「いい人、優しい人」ではないし、あと、「チャネラーだから、悩み事があっても、すぐ神様に相談できてアドバイスもらえていいですね」って言われる事も多く、それが、嫌です」
 

神「はっははっ!その感情は素直だね。その君の葛藤を、常に私は見守ってきた。その誤解を取ろうか。それは人々が、神の存在と同様、目では見えない存在だからこそ、理想や空想を美化しすぎている節がある。自分とは区別し、神やチャネラーや、スピリチュアルで活躍している人は、自分とはかけ離れている存在であり、自分にはそういう力はないと思い込んでおり、チャネラーは素晴らしい人と言うイメージを持っている人が多い。実際はどうかな?」

 
光「ただの凡人です」
 
神「わぁはっはっ」
 
光「言わせないで下さいよ!」

 
神「人間らしくて実に面白い。チャネリングとは、ただの技術の一つに過ぎない。シェフであれば、料理の技術が一流でも、それ以外は凡人である。技術と性格は違うのが当たり前。それを何かの技術で一流ならば、性格も一流に違いないと思い込んでいる。そうであって欲しいと思っている。
 
芸能人であれば、誰かの理想を叶えようと努力する人もいるだろう。しかし、良い人、優しい人を演じていては、意味がない。また、誰かの意見に全部イエスと言う人が、良い人ではない。誰かがいけない事をしても許すのが優しい人ではない。自分の意見を言う人はわがまま、いけない事を注意する人は厳しい人、それも違う。 
 
現代人は、良い人や優しい人の定義が逆になっている。
 
何も否定しないことが良い人だと思っているが、間違ったことを指摘すれば、その人は改善するかもしれない。違う人にも同じ間違いをしなくなるだろう。指摘してあげることは、その人にとって優しさなのである。
 
 
自分の意見を言うことは、もっとも重要だ。上からの意見に文句を言わず行う人が良い人ではない。それは使いやすい人だ。会社のためを思うなら、この方が効率いいと思います!と自分の意見をあげることで、実際効率よくなれば、それは会社にとっては良い事なのだ。
 
 
光「では・・・私が神に対して、意見を言うことは、別に悪くないのですね!?」
 
 


神「意見?文句の方が多い気もするが、それが本来の君の感情なんだろ? 素の感情で、私に対して意見を伝え、まだ理解していないと思えば、私は補足をする。それを何度も繰り返すこともある。そして君は、半分理解できた頃には、行動をする。失敗することは恥ずかしいことでも、悪い経験でもない。尊い経験だ。君は、たくさん失敗してきた。その失敗を誇っていけばいい」
 
 
光「まぁ、神様とお話するときは本音ですね。本音以外は、どうせバレると思っていますし、隠しても無駄ですからね。『わかりました!さすが神様です!いつもお導きありがとうございます!』と媚びを売っても、行動していなかったら、神はお見通しですもんね。 では、文句を言いながらも、行動している私は、神様にとっては可愛い子なんですね!
 

神「人生を進ませようと挑戦している子は、皆、見ていて尊い。・・・続く」


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