ぴっかり

都内某メンタルクリニック勤務の精神科医& 三児の母。 あまり自分に自信のあるタイプではないが、そんな自分を超えようと思っている。

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都内某メンタルクリニック勤務の精神科医& 三児の母。 あまり自分に自信のあるタイプではないが、そんな自分を超えようと思っている。

体調不良の度合いと感情との相関について

もともと身体を動かすことは好きなんだと思う。仕事柄、じーっと人の話、それも主に重たい話を聞くので、自分の心身の健康のためにもリフレッシュは大事！と、昼休憩には30分~40分程度のジョギングを楽しむようにしていた。 それが、どうしたことか。2020年も暮れる12月半ばから、なんとなく走りたくなくて、昼休憩には部屋で休むようになった。寒さに負けたのかな、という自分なりの解釈をしつつ。 そして仕事納めの日が近づいた頃には、なにやらお酒を飲みたくないという異常事態。毎晩のように晩

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    • 一人反省会

      「薬、のむのも怖いけど、やっぱりつらい！どうしよう！」 と言ってくる人は、結構多い。 困っているの、助けて、たすけて！！！　とやってくるけど、こちらのアドバイスを受け入れることは少ない。薬の副作用をとてもこわがるから、結局一回しかのまないとか、一回ものまないとか、そういうこともよくある。でも外来には律儀に通い続ける人が多い。 このタイプの外来は、やっていてストレスがかかる。うまく表現できないが、引きずり込んでくるエネルギーというか、憑依してこようとするような勢いを感じてし

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      • 土の時代から、風の時代に変わった

        久しぶりに、友人のYOGAクラスに出た。 3月に友人の転居があり場所が遠くなった、ということだけでなく、2020年の怒濤のコロナ渦により、本当に久しぶりになってしまった。 そこで語られたこと、教わったこと、感じたことは、この世の真実の小さな欠片だと思う。きっと真実は、大きく、深く、そして眩い光を放っている。その真実の粒子の出口は、世界中のあちらこちらに遍在し、人々の内側にもイオンチャネルのように開いたり閉じたりしているんじゃないだろうか。 土の時代から、風の時代に変わっ

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        • 子育てにおける葛藤が、自分を癒しに導いているという話

          　次女を見ていて生じる気持ちが、じつは自分の受けてきたものと関連していたということを発見したお話。 　うちの次女、けっこう不思議な人。いろいろ考えているのだろうけど、いかんせん、本題にとりかかるまでにやたらと時間がかかる。 　朝おきて、寝室のある階からリビングのある階に降りてくるまでに、30分もかかったりする。イライラするのである。 　で、夫に質問された。「なんでいけないと思ってるの？」と 　そこで自分に聞いてみる。なんで、ぼーっとしてたらダメなの？　素早く動かなきゃ

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          予定していた人生を手離した先にあるものは

          　日曜日、長女が通う学習塾の説明会に参加した。今まで参加したことのある保護者会や説明会を想定してテンションもそこそこに行ってみたのだが、、なんだかものすごく面白いじゃあないか。 　受験に役立つ効率の良い勉強を、という考え方を決して推奨せず、学ぶ楽しさ、面白さに根ざした教育を行うその塾、実は私自身も通っていたのだが、当時の私はそういう理念がわからず、そんなこむつかしいことはいいから受からせてくれよ！などと不謹慎であった。今だから分かるのか、この魅力。自分がもう一度25年ほど若返

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          夕飯作りながら徒然

          　好きな飲み物を片手に夕飯を作りながら、今日美容院で担当の方と繰り広げた会話を振り返る。 　あれ、日焼けしました？と第一声をいただき、 あー、今日は仕事のあとなので、もう化粧がとれちゃってるんっすよ、と返す自分。そう、私はどうも仕事している時には顔をこする癖があるようで、午前中にはもう洗顔後みたいになってしまう。 　いつも美容院にいくときには見栄を張ってお化粧ちゃんとして行くが、残念ながら時間がなかった。ま、いっか。と思って行ってみたら早速指摘されてちょっと恥ずかしかった。

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          不安と向き合う

          　学生時代と比べて、不安に費やすエネルギーの総体は、増えていないと思う。むしろ実際忙しく動かざる得ないぶん、不安に費やすエネルギーは減ったかもしれない。 　しかし不安をもたらす物事の系列は圧倒的に増えた。学生時代の不安は、自分の成長や、友達との関係、彼氏との関係、単位とれるか、太らないか、悪事が親にばれないか、といった程度。 　今は、地球環境のこと(最近で言えばアマゾン火災や海洋プラスチック)、他国と日本との関係のこと(改憲にむけての動きも)、我が家の家計のこと(税金高いし消

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