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「よちよち文藝部」を読んだ中三女子の感想

いいですね。これ。

母から薦められて読んだのですが、本当に面白かったです。

読んでいない文学作品のことを人に知ったかぶれますし、文豪との出会いも与えてくれる。

具体例で行くと、「たけくらべ」とかですかね。

「マンガで読む」みたいなのは読んだのですが、よくわからなくて。

文章でもう一度読んでみようかと思いました。

梶井基次郎の「檸檬」も読んでみたいですね。

中島敦の小説も。

宮沢賢治は好きな小説家ベスト3には入るのですが、これを読んでいると知らないお話も出てきたので読んでみたいです。

と、いう風に。

名前は知っていたけれど読んでいなかった作品のことを再認識させてくれます。

いやあ、いいですよ。

久世番子さん。

少女マンガ的な絵の巧さではないのですが、中原中也の写真の絵とかもはやコピペ⁉というくらいに似ていてびっくりしますし。

それから、庶民的な目で文学作品を見てくれるので安心します。

印象的なのが夏目漱石「坊ちゃん」のところ。

やっぱりそうよね!!

と思いました。

「親譲りの無鉄砲で・・・」という導入部分はね。

リズム感があってすごくいいなぁと思うんですよ。

しかし内容は・・・。

松山に旅行に行くときに母に猛プッシュされて読んだのですが、よくわからなかったんですよ。

「坊ちゃん」なのか?これ?

って感じで。

それをね、番子さんは肯定してくれます。

「あれ、坊ちゃん松山の文句ばっかりやん・・・」「結局雲隠れ?どういうこと?」って、なりませんでした?

しかし大丈夫。

番子さんも同じように思ったのか、ネット上に「坊ちゃん」がいたら、という面白いパロディを描いてくれました。

本当、文学作品って、意外と「どうしたんだよこの主人公」とかなること多いんですね。

いや、どうなんだろう?

そこが文学の面白いところかなと思いますが。

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