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平泳ぎ(クロール)が基本泳法でない理由

基本(最初)は何故クロールか背泳ぎ(一部では背泳ぎから教える場所もある)なのか?バタフライからでは腕の抜けが難しいのが分かるとして、別に平泳ぎからでも良いのではと思いませんか?そうなると平泳ぎからでは難しい理由があるはずで、それは平泳ぎが独特な泳ぎで、他の泳法に当てはめにくいからがあり、4泳法で平泳ぎだけ苦手があるように、裏を返すと平泳ぎだけ得意な方も居られる。

まず、平泳ぎの特徴を歴史視点から言うと、平泳ぎ自体が他の泳法より古来の泳法で、遅くて誰も泳がなくなって来たから、遅い泳ぎ方としてルールが定めてあり、両方の手と両方の足でかくと(テンポが上げにくい)、足の甲は使わない(もちろん足の甲の方が速い)と、手を最後まで押し切ってはいけないが存在する為に、速く泳ぎにくいし、速く泳ごうとすると、どれかの泳法違反にもなるから、そうなると平泳ぎが背泳ぎやバタフライより、速く泳いではいけない特殊な泳法。

ルールを抑えて平泳ぎを速く泳ごうとすると、多くが最初の手を思いっきり力を入れ、足の膝を大きく曲げるになり、それで他の泳法を泳ぐと、不自然になる可能性が高い、クロールになると手をしっかり奥までかかずに、6ビートなのに膝を大きく曲げるになりやすい為、平泳ぎが得意な方のクロールでは、前にも話した通り6ビートのローリングクロールよりも、2ビートのギャロップが向いている傾向だ。

ここまで書くと浮き沈みの概念が強く、ギャロップクロールに似ている「バタフライが基本」でも良いになるが、バタフライは腕をゆっくり動かせば、難しい泳法でもなく、それを難しくさせてるのが、腕を速く強く後ろまでかこうの「イメージと欲」からも来ていて、難しいと思うキックはノーキックでも成立するし、仮にキックを使ってもキック幅は、腕の回転に合えば問題ない、そうなると泳速が上がるとキック幅は小さくなり、ゆっくり泳ぐならキック幅は逆に大きくなる。

平泳ぎ以外はキック回数や幅は腕(上体)に合わせるが大切、クロールはキックを止めないが正しいと思われる方も多いが、特に背が低い方が6ビートで腕を普通に回すと、そもそも3と6のタイミング(ローリングや息継ぎのタイミング)でゆっくり打つなどの工夫が必要。つまり、一般の方が足を止めないキックになると、絶対に6ビート以上打ってるから、一般的な6ビートはローリングや呼吸で、姿勢を崩さないイメージ(意味)を感じた。

私がクロールを基本と言わないのが、クロールはキックがやや特殊以外では、上体が沈んで浮き上がるイメージをクロールではつかみにくいし、バタフライでは浮き沈みを感じないと、楽に50メートル以上を泳げない。また、背泳ぎもクロールと同じで、浮き沈みが感じにくいので基本からは遠いが、背泳ぎはキックが上手くないと進まない泳法、キックはクロールより背泳ぎが基本に近いと思うし、キックがおかしかった場合は、水面から足が見やすいので判断もしやすい。

結論、クロールは速い泳法であって基本でも何でもないが、短時間で心拍が上げれる為に、クロールとは特に集団練習で効率的に体を鍛えられる泳法ではないのか?

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