5日間で見た景色〜誇り高きSexyZone〜
大好きでたまらない男性5人組アイドルグループのSexyZoneが、2022年12月31日をもって、第1章完結、新たな夢の旅へと進むことになった。
もう5人の姿をメディアで見ることはないと思うと本当に悲しいし、寂しいけれど、マリウス卒業までの5日間が本当にキラキラしていて、暖かくて、儚くて。まるで夢を見ていたかのような5日間だった。
ここからは私の個人的主観を交えつつ、黄金に輝いたハイライトを振り返っていきたいと思う。
新たな夢に向けた強い意思
12/27 10:30、ファンクラブ会員向けに「大切なお知らせ」という文言が記載されたメールが届いた。
あぁ、ついにこの時が来たか・・・と思いつつ、もしかしたら・・・という淡い期待を抱きながら会員ページを開く。そこには「マリウス葉が2022年12月末をもってグループを卒業・ジャニーズ事務所を退所する」という報告が書かれていた。
正直、この結末になることを想像していたファンは少なくないと思う、私もその一人である。
元々は体調不良を理由に芸能活動を休止していたわけだけど、上智大学に通いつつ海外のスクールに通い、元々広い世界を見たいという想いが人一倍強かった彼に取って、これからの人生を考える上で本当にやりたいことは何なのか、迷いが生じたタイミングだったのだと思う。11歳の少年が芸能活動
やりつついろんなことを学びながら11年も過ごしていれば、やりたいことが変わるはむしろ当たり前だ。
報告文とコメント動画では、彼の素直な気持ちとこれからのビジョン、そしてメンバーやファンを含む周囲への感謝の言葉がそれはそれは丁寧な言葉で伝えられていた。
今後のビジョンが明確でない退所案件が続いているなかで、これだけ自分の意思や希望を伝えられたら納得するほかなかった。
そしてなにより長年グループを見続けてきた身からすると、あれだけ辿々しかった日本語を使っていた彼がこんなに丁寧な言葉選びをしていることに驚いた。身も心も大きく成長したんだな、その中で新たな夢が生まれたんだなと思わされる内容だった。
5人としての最初で最後のわがまま
そんな中、公式Instagramの解説、5人旅の映像化、5人としてのSexyZoneで立ったドーム公演の映像化、そして年末カウントダウンの5人としての出演が、卒業報告動画の中で発表された。
ファンとしては悲しみの渦に飲み込まれている中で感情がジェットコースター状態だったわけだが、最後の5日間だけでも精一杯の夢を見させてくれるメンバーと周りの関係者に盛大な感謝を贈りたい。
たった5日間ではあるけれど、最後の最後に5人としてのSexyZoneをこんなにも見せてくれることは、5人での活動を心待ちにしていたファンに取ってこれまでにない喜びである。
5人での活動が十分にできなかった11年間だったからこそ、最後はこれくらい当然だろうと思う人もいるだろうけど、それを本人たちは「わがまま」と言っていた。
これだけの高待遇を実現させるには各方面へ相当な配慮が必要だったはずだ。それでもファンに対して納得する形で5人としての活動を終えたいという彼らの想いが周りの大人を動かしたのだと思うと、彼らの人柄やこれまでの仕事に対する向き合い方があってこそだと思う。
最後の最後にSexyZone5人としての姿をファンに届けたい、これらは5人にとってのわがままかもしれないが、ずっと見たかった景色を見たいというファンのわがままでもある。そのわがままを代弁してくれたSexyZoneと、そのわがままを叶えてくれた関係者に多大な感謝を伝えたい。
暖かさに包まれた卒業式
そして迎えたカウントダウンコンサート。
当日はありがたいことに東京ドームで最後の5人としてのSexyZoneを見届けることができた。いろんなグループのファンがいる中で、SexyZoneが登場すると大きな声援と拍手が送られていてとても暖かい気持ちになった。
5人として最後のパフォーマンスとなった「RUN」は、今まで以上に力強く、ずっと涙が止まらなかった。元々4ポーズだったの衣装を5人分用意してくださったこと、大勢の出演者がいる中で1コーナーとして尺を用意してもらえたこと、曲振りでマリウスにスポットを当ててくれたこと、暖かい声援と拍手を送って下さった会場にいた全ての方々に感謝の気持ちでいっぱいになった。
カウコンは他グループと絡みが醍醐味と言っても過言ではないが、今回は5人ずっと一緒だった。泣きそうになるのを堪える表情のメンバーもいたが、最後まで全員笑顔でマリウスを送り出していて、すごくかっこよかった。
まさに「卒業」という言葉が相応しい最後だった。
SNSでの反響も大きく、ジャニーズファンをはじめ、放送を見たジャニーズファン以外の人の「感動した」「心打たれた」というコメントが何よりも嬉しかった。他のグループと比べたら今まであまりスポットライトを当てられなかったSexyZoneが、ようやく報われた瞬間でもあった。
公式Instagramのフォロワー数も87万人を超え、多くの人に感動を与えた卒業式になったに違いない。
第2章の始まりと夢の続き
この5日間は本当に夢のような時間だった。今は夢が覚めたような虚無感に包まれている感覚だが、SexyZoneの新たな夢への挑戦は続く。
第1章は完結したが、第2章、第3章、そしてその先に続くSexyZoneというストーリーをこれからも応援したいし、これからも共に夢を見続けていきたい。
そして、その夢を原動力に自分自身の夢を追い続けていきたい。
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