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災害時の備えに「ローリングストック法」

鹿児島市内には今日の昼過ぎごろまで台風が滞在しており、夕方ごろようやく外へ買い出しに出ることができた。

今回は自分の周りでは目立った被害もなかったが、やはり天災を目の当たりにすると非常時の避難ルートや備蓄の大切さを思い知らされる。
夕方までは家を出られなかったので、やはり昨日紹介した浄水ボトルを使って飲料水を確保していた。

今回の台風での体験を機に、災害時のための備蓄法であるローリングストック法について少し調べてみた。

ローリングストック法とは

内閣府が公開している防災情報には

ローリングストック法は日常的に非常食を食べて、食べたら買い足すという行為を繰り返し、常に家庭に新しい非常食を備蓄する方法。 この方法なら普段から食べているものが災害時の食卓に並び、安心して食事を採ることができるはずです。

と書かれている。

つまり、日常的に非常食を順繰りに回していくことで常に新しい非常食を備蓄しようという考え方。

ローリングストック法のメリット

メリットは大きく2つあると考えている。

1.定期的に新しいものと入れ替えることで賞味期限更新→食品ロス軽減
非常食、買ったはいいものの賞味期限まで全く触れずにいつの間にか切れていた、ということはないだろうか。定期的に新しいものと入れ替えるローリングストック法ならこれを防止できる。

2.どこにしまってあるか把握しやすい
今回の台風のように最終的に事なきを得た場合は良いのだが、一刻も早く逃げないといけない時、瞬時に災害時用の備蓄や防災グッズを取り出すことはできるだろうか?
ローリングストック法では非常食を日常的に使うことにより、常に置き場所を把握して置けるのも良い点だ。


ローリングストック法の応用

「順繰りに使う」という方法は、食料だけでなく日用品にも応用できる。

例えばコンビニでもらったけど結局使わなかった割り箸やおしぼり(いざ使おうと思ったときにはカピカピ…の経験者)、飲料水、そのほか使い捨てのガスボンベなど、日常的にカセットコンロで消費することで非常時にも常に新しいものがストックできる。

僕の場合はキッチンが狭いこともあり、取り回しのいいカセットコンロでときどき焼肉をしたりすることで消費している。

その他定番のたこ焼きなどで使うのもアリだ。


完全栄養食をストック

非常食の定番といえば缶詰やカンパンなどが一般的。
しかし非常時にはどうしてもかさばったり重量もかかってしまうのがデメリットやリスクでもある。

そこで完全栄養食をローリングストックするというのもひとつの方法ではないかと思った。

完全栄養食として有名なBASE BREADの賞味期限は約1ヶ月、BASE Cookiesは約2ヶ月とやや心許ない気もするが、これはあくまで賞味(おいしく食べられる)期限の話であり、しっかり管理すれば長期保存も可能とのこと。

軽くて嵩張らないし非常食としての需要もあると思うので、非常食用の完全栄養食の開発にも期待が高まる。


今回は台風を機にローリングストック法について調べたことや思ったことを記事にし、自分でも缶詰を買ったり、自然に順繰り使える方法を考えてみたりと良い機会になった。

日常が天災によって非日常に変わるとき、身軽に動ける身体と環境でありたい。

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