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GR3xでポートレート

最初に手にしたのはRICHO GRだった。

RICHOシリーズの中で2013年に発売されたAPS-Cサイズのセンサーを搭載したコンパクトデジタルカメラの初代のモデル。

ポケットに入れて気軽に持ち運べるサイズでありながらAPS-CセンサーとF2.8のレンズが搭載されており、フルサイズ換算で28mmというiPhoneのカメラと近い焦点距離。

広めの画角なので室内でも扱いやすく、スナップやポートレートもこれで撮影していた。


写真を取り続ける中でもう少し「作品」としてポートレートを撮影したいという意識が強くなってきた。

そこで出会ったのが当時発売されて間もなかったRICHO GRⅢxだった。

初代モデルと比較すると変わらずAPS-CセンサーにF2.8のレンズを搭載。
違いとしては液晶やタッチパネルや内臓フラッシュの有無など多くあるが、一番の違いは初代からGRⅢまで28mmだった焦点距離が40mmのレンズに変わっていることだった。

当然同じセンサーサイズ・同じF値であれば焦点距離が長くなると背景はボケる。
APS-CでF2.8の40mmなのでめちゃめちゃボケるわけではないが、背景がボケまくっている写真を撮るつもりもないので自分にとっては程よいボケ感だった。

エントリーモデルの一眼レフやミラーレスカメラのキットレンズセットが買える値段だ。
中古品でも良ければもっとスペックの高いカメラは選択肢として沢山ある。

しかしカメラを使う事ではなく写真を撮ることを目的と考えると、持ち出しやすくシャッターを切る機会を増やしてくれるGRが自分にとっては魅力的なツールだった。

ちなみにGRⅢxでポートレートを撮ったポートレートを現像する際は解像度とコントラストが強いと感じる事が多いので、トーンカーブを使ってフェードをかけたり、明瞭度やシャープネスをマイナスに振って柔らかさを調整することが多い。

Instagram: @hikaaaaaaaaaaru_s
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