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⦅9⦆『2020.08.04』〜その2〜

木村輪業さんにお世話になり、水口宿を後にしました。

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国道はさらに緩やかな上りが続き、感覚的にはすぐに滋賀県と三重県の県境にある鈴鹿峠につくのかな?と思っていました。
が、実際その日のうちに峠に入ることはできないくらい遠かったのです。。。

疲れてくると希望的観測で物事を見てしまいがちで、目的地まで届かないことがわかった時の絶望感は結構大きい。

歩くって、本当にアナログで、できれば、いや絶対に引き返したくないと思うんですよ。あとできる限り近道をしたいって。

車で15分の距離も1時間近くかかったりするのです。

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国道1号線の山間を進み、景色からも民家が徐々に消えていき、森の緑が濃くなってきます。

歩きながら、車輪具合を確かめたり、荷物の配置を変えて見たり、試行錯誤も続けていきます。

この先コンビニがなくなりそうだな、、、って空気になってきたので、反対車線にあるコンビニに寄りました。

コンビニアルバイトの学生さんが、歩き旅と気がつき応援してくれたので、本人と似ても似つかない、名刺を渡しました。

思い出は、きれいにね。。。

時刻は既に17時を回っていました。

日中、車輪のスポーク事件がなければ昼過ぎには差し掛かっていたでしょうか。

鈴鹿峠に入る前の一泊をとるべく、寝床となりそうなところをマップで目星つけ、先へ進みながら、途中マップの場所を実際に確かめに立ち寄ったり。

フラフラと進みます。

山間の風邪は涼しく、日中ひどい汗で歩いているのと比べ物にならないくらい歩きやすくなります。

できる限り、鈴鹿峠に近いところまで近づきつつ、さらに寝床を探します。

途中、一台の軽自動車が横に止まり、助手席の窓が開くと、かたことな日本語で

『オニイサン!!!
ガンバッテルカラ!!
ネ!
コレ!!!!
モッテイッテヨ!』

と、腕にゴリゴリタトゥーの入った、ラテン系のお兄さんが、どこでゲットしたんだっていうくらい大量の缶ジュースを手渡してくださいました。

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嬉しい。。。

差し入れをいただくことは、正直恐縮してしまうのだが、わざわざ呼び止めて応援するってどんなパワーいるのかなと、いつも感じてしまう。

ましてや、多分外国出身で日本という知らない土地で生活しているのは、よっぽど頑張っているはずなのに。。。

『良い旅を!!』

と言って、颯爽と走り去ってしまいましたが、ぼくはその気持ちを忘れないでしょう。感謝です。。

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最終的に、立ち寄ったコンビニの店員さに教えてもらった
【道の駅 あいの土山】という道の駅の裏手にある公園でテントを貼ることに。

初めてのトラブルを体験し、1日中歩き疲れていたのと、翌日、鈴鹿峠を越えるべくその日はすぐに眠りにつきました。

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日々の出来事が多すぎて、、、全くnoteが進みませんでしたが、今日は8月12日で、一日ゆっくり過ごしました。
コレまでの出会いや出来事をなんとか箇条書きに書き出したので、できる限り今日で共有できるようにまとめます!!
久しぶりに浴びるクーラーの風に慣れない体になってます笑

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