2024.8月某日脳内にて
やっぱり私は、敵わないんだと思った。
彼が彼女に向ける言葉と目線と素振り全てが
愛に溢れているものだと、誰もが分かってしまうものだったから。
でもそれは、既に私の中で理解すべきものとなっていたのだと気付いた。
不思議にもその事実をスッと受け入れることが出来たから。
あの頃と変わっていた部分といえば、
彼は彼女を、生まれたてのヒヨコのように
尊く扱っていたけれど、
今は、生意気な姪っ子を見て、愛くるしくて憎めないな、という風に扱っていたこと。
その2人は、
恋が愛に変わり、