Hika 's place

私の思うこと。

Hika 's place

私の思うこと。

最近の記事

2024.8月某日脳内にて

やっぱり私は、敵わないんだと思った。 彼が彼女に向ける言葉と目線と素振り全てが 愛に溢れているものだと、誰もが分かってしまうものだったから。 でもそれは、既に私の中で理解すべきものとなっていたのだと気付いた。 不思議にもその事実をスッと受け入れることが出来たから。 あの頃と変わっていた部分といえば、 彼は彼女を、生まれたてのヒヨコのように 尊く扱っていたけれど、 今は、生意気な姪っ子を見て、愛くるしくて憎めないな、という風に扱っていたこと。 その2人は、 恋が愛に変わり、

    • シアタールーム

      カッコイイ男の子に夢中だった。 彼は目がきゅるきゅる、マスタードの後味みたいに、癖になる声をしていて、身長がやや低め。 画面の向こう側にいる彼が、 どうして今、この薄暗いシアターの 私の真横にいるのだろうか。 仕事のやる気がなさそうに、 上映中に居眠りをしているお兄さんも、 職場の方たちを支える 頑張り屋さんの清掃員も、 そんな彼らに賞賛の声を上げる オーディエンスも、 みんな、想像のままだ。 画面の灯りだけでようやく輪郭を たどることが出来るこの空間で、 彼の表

      • 私について

        来週出るライブで、 ギター伴奏の補助をしていただく方に 教えてもらったのが note でした。 自分の気持ちをダイレクトに発信できて、 音声や画像、おまけに動画も貼り付けれちゃう ことに感心しました。 ハッシュタグつければさらに深掘りできて いい。 沢山の思想を覗けて嬉しいです。 私のあたまのなかのこと。 吐き出したい気持ち。 届けたい気持ち。 発信したいことは沢山出てきそうです。 自分と同じ気持ちの人と出会えたらいいなぁ と思っています。

        • 2023.4.15 脳内にて

          2階の上の階に、小さな部屋があった。 小窓と、シングルベッドとカーテンがあるだけの、殺風景な部屋。 昨晩のことだから、彩もよく思い出せない。 ベッドの上には、幼馴染のアンディ、窓際には、弟の、確かウィリアム?だったっけな。少しばたつく足を、小さな両手でくるんで上目で私を見上げていた。 もう何年も、手のひらどころか 顔すら合わせていないのに。 2人が私を見つめていた。 そこから始まっていた。 アンディとウィリアムと、私と、コウキは、朝も昼も、時には夜だって一緒に過ごしていた

        2024.8月某日脳内にて

          2023.4.14 脳内にて

          そこはサツキとメイの家みたいな、 書斎とグリーンと、かんかん照りの日光に 包まれた空間だった気がする。 誰もいない昼下がりに、くしゃくしゃになった再生紙を見つけた。 久しぶり、今はどんな音楽を聴いてる? そんな内容だった気がする。 鉛筆で殴り書きのようにかかれてた。 宛名こそかかれてないけど、 どう考えても私宛の手紙。 しばらくその手紙を見つめていると時間が過ぎていた。 まぁ、当たり前に彼女とはうまく行ってるみたいで、 それはそれは幸せに過ごしているように伺えた。 大好

          2023.4.14 脳内にて