はじめてのNoteと、ドキュメンテーションについて
こんにちは
こんにちは、Hikaru Kashida です。
僕が誰かというと、2018年時点ではざっくりこういう者です。
Twitter / 取材1 / 取材2 / 取材3 / 登壇1 / 登壇2
Noteを初めて書くので、テスト的に投稿しています。なので、いろいろな記法を必要以上に試しがてら使っている文章になるかもしれません。
また、この記事の内容としてはなぜ僕がNoteを書こうと思い立ったかの話なので、そんなに興味深いものにはならないと思います。半ば独白に近い感じと思ってください。
さて、僕は普段はTwitterではあまりツイートをしない(というか、会社の採用ブランディングになりそうな事以外はほとんどしない感じでやってます)ので、Twitterを見てくださっている方は僕は非筆マメだと思っていらっしゃるかもしれません。
※非筆マメ... 筆マメの対義語が適切に思い浮かばなかったので、適当な造語を作りました。こういう場合に適した単語があればどなたか教えてください
追記:親切な友人が「筆不精」だと教えてくれました
確かに僕はあまりこまめにツイートなどはしたくないタイプではあります。しかし、ものを書くということに対して自分がどうかというと、無類のドキュメンテーション好きだと思っています。
僕とドキュメンテーションについて
例えば、下記のリンクは以前に私が自分のチームを紹介するために書いたものです。書いてみたら結構長い文章になってしまったのですが、これを書いているときは非常に楽しかったのを覚えています。
また、最近はほとんど更新がありませんが、以前はQiitaの記事を定期的に書いていました。現在のスコアは6000 Contributionsほどあるようです → hik0107のQiita
Qiitaでは技術系、おもにPythonの分析パッケージの解説やデータサイエンス界隈のあれこれについて、思いつくままに書いていました。
たとえば、こんな記事を書きました。
そして、外部には公開できていないのですが、僕が最もドキュメンテーションをしているのは現在勤めている会社内です。僕の勤める会社ではCrowiという社内wikiがあり、そちらに社員が誰でも好きに記事を書いて全社に共有できるようになっています。なお、前職ではConfluenceが使われていて、そこでも色んな記事を書きあさってました。
僕は社内でもかなりのwiki屋さんで、仕事のアウトプットや思ったことなどをwikiに吐き出すことにかなりの時間を使っていました。いま見てみると、入社してから2年半で大小すべて合わせて現在400+ 程度の記事を書いているようです。
これらの大半は主に入社してから1.5年程度の間に書いたものです。職位が変わり、マネージャになってからはまとまった記事を書くことも減ってきている気がします。しかし、少しづつ書き増やしている記事や、過去の記事は僕が社内で仕事をする上で様々な形でメリットをもたらしてくれています。
文章を書くことの面白さと、メリット
第一に、過去の自分の考えや情報、アウトプットがまとまっているのはとても便利です。人間は忘却の生き物であり、大体において2週間前に考えたことや分析したことなどは、よほど丁寧に抽象化して自分の中に保持する努力をしないと脳の中に残りません。
映画『インサイド・ヘッド(ディズニー/ピクサー)』で、脳の記憶のうち必要ないものを処理する仕事人の姿がコミカルに描かれていましたが、あんな感じで人間の脳は大体のものをラフに記憶から削除していると思います。
ちなみに『インサイド・ヘッド』はめっちゃいい映画でした。まだ見ていない人にはぜひ見てみてほしいです
子供を題材にした映画ですが、大人にこそ見てほしい映画だと感じました。
『記憶』と『感情』という脳内のメカニズムについて、とても良い洞察が見事にファンシーに描かれていますし、何より感動できる話です。
文章化のよいことは、書かれた当時の情報をそのまま半永久的に保持してくれる点です。自分の外に記憶装置を作るようなものです。僕も自分の過去のwiki記事に助けられることがしばしばあります。
第二に、自分の記憶というものは共有性という意味では非常に不便で、その一方でドキュメントというのは非常に共有性に優れるということです。
記憶を直接第三者に共有するには、直接的に相対して話す必要があり、時間的にも体力的にもコストがかかります。また、そのためスケール性に乏しく、また人間は常に自分の記憶を系統立てて話せるわけではないため、情報の伝達手段としては効率的でありません。(感情面での伝達や、ディスカッションなどのインタラクティブな情報交換では、相対にメリットがありますが、情報の質によってはF2Fは非常に費用対効果が悪くなると思います。)
その点、ドキュメントは、幅広い情報の受け手に対して ≒ 実質人数上限なし、系統立てられえてまとまった質の高い情報を伝播することができます。
※注: 情報の質は書き手に大幅に依存しますが。
そしてその副次効果として、(副次といいましたが、個人的にはおそらくはこれがドキュメントを書く最も大きな意味です)公開された文章は人とのつながりをもたらしてくれます。社内で、僕と直接話したことがなくとも、wikiの記事をよんで僕のことを知っているという人が一定数います。
これは、自分が稼働せずとも自分のブランディング(というと少し大げさですが)を過去の記事がしてくれているということで、かっこよく横文字で言ってみるとアセット・レバレッジ型のモデルというやつなのかな、と思います。
いずれにせよ、過去に行った分析の知見などを記事化して貯めているため、新しく入ったプロデューサ職の人たちがキャッチアップのために僕の過去wikiを読み漁っているケースなどもよくあるようです。
なかには、wikiを読んで記事の内容について直接話したい、といった理由で話しかけて来てくれて、それがきっかけで仲良くなった友達もたくさんいます。 いまの会社で言うと niconegoto / yamotty / kkino0927 / kyosuke / asachi などはそのパターンだったと記憶しています(たしか。こうしてあげてみると、何故か弊社を卒業して会社を立ち上げたり、自分で事業をやっている人が多いですね。)
そういった人は情報に対して感度が高く、積極的な姿勢を持っているので話していて面白いことが多いので、気が合いすぐに仲良く慣れることが多いです。特に yamotty なんかは彼が会社を辞めてからも仲良くさせてもらっていて、wikiを書いていて本当に良かったな、と一番思えた出会いの一つでした。
yamottyとの出会いのslack (一部社内情報を含むため編集)
結局何が言いたいのか
ということで何が言いたいかというと、僕は文章を書くのが好きだし、広くいろんな人に情報を公開することで、新しいつながりとかが生まれれば嬉しいなあ、などと呑気な感じで考えています。
その中で、noteは前から使ってみたかったしとりあえず初めて見るか、という感じです。機会があれば有料noteとかもやってみたいと思っています。これまでドキュメントはいろいろと書いてきましたが、それを有料で売るっていうのはあまりイメージが湧いてないし、面白そうだなあって思います。
こんな記事も読んだので、有料は自分には向かないかもしれませんが。
これから何を書いていくか
さて、正直に言うとNoteに何を書くのかはいまのところあまりちゃんと決めていません。が、これまでの仕事で学んだことを書こうかなとぼんやり考えています。しかし、特にテーマが無いと言うのもあれなので自分の目下の担当領域であり、世の中的にも需要がありそうな『分析まわりのあれこれ』に一旦フォーカスをしてみようかと思っています。
これまで、分析とはなんぞや、とか分析のやり方なんかを薄く人に話すことはありましたが、ちゃんと自分の中で系統立てて話せるようになっているかというとやや怪しく、これを機にちゃんと言語化したい気持ちもあります。
また、これまで外部に発表したり寄稿したりしているものは、分析組織の話やデータに対するカルチャーなどが多かったので、分析という行為自体についても少し自分の考えや経験を書いて行ければいいな、と。
これから記事を書く場合は、今回のように文章一辺倒でなく、図表などをもっと交えていきたいと思います。画像が入ったほうがわかりやすいし、なんだかちょっと華やかでいいですよね。
僕が作る画像の例
最後に - この文章を書きながら学んだこと
・Commmand + k でリンク挿入ができる。Google Docsと同じで便利
・Command + 3 で小見出し。Google Docsは Cmd+Opt+3でH3にする機能があるけど、あんまりなじまない
・ブレッドポイント(箇条書き)の記法がないらしい
次の記事でお会いしましょう。
いつも読んでくださってありがとうございます。 サポートいただいたお代は、執筆時に使っている近所のお気に入りのカフェへのお布施にさせていただきます。