山田の一打。これからも続く夢。

初戦勝ちましたね。おめでとう。
そんなことどうでも良くなるくらい嬉しくなる、一人の一打がありました。


山田哲人のレフト前タイムリー!


これは感激した。といいますのもね。
昨昨日、大阪ドームでの試合をクリニックのテレビで見てましてね?
「山田アカンかもなぁ」と。
といいますのもね?(2回目)

シリーズの頃から打席の中で棒立ちやったんよ。
もうポツーンて。孤独のグルメみたい。ハラガヘッタ………。

山田といえば腰落としてバットシャキーンから左足振り上げる一本足やん?
それがまあ世界戦対応の処置でステップ幅やなんや色々弄うて、棒立ち状態。

これも私、既視感があります!

2015年の阪神のマートン

「3年に一回調子悪なる」で有名なマートンですが、2回目のそれはもう、それはもう!酷いものでした。
打席に立ってるだけ。バットはそれっぽく上下にゆーらゆーら。
この年マートンは6月頃までホームランが出ませんでした。

余談になりますけど、ロサリオもそんな感じになってました。なってたというかならされてた。

さて何が言いたいか?

結論から言うと「技術の戻る所があるのかどうか」という話です。
WBCなので仮想敵に対応する時は、否が応でも感覚に合わんヤツで行かなあかんわけですやん。
それにばっかり合わせてると、元々持ってる本来の感覚にすら影響を出しかねん。


スポーツ選手が一番怖がること。
何処も痛くないのに、急に出来なくなること。

大阪ドームでの山田、もっというと昨年末の日シリの山田はハッキリ言うて目も当てられへんかった。
大丈夫かなぁで今日スタメン落ち。
見てるだけの私からすれば代打の福留枠決まりやと思った。

そして試合後半、出てくる山田。
打席の構え。膝使ってる〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!

戻した!戻したんや!
それでええねん。
良かった〜本当に良かった!


何そのリアクション?

って思うでしょ?
これねぇ実はねぇ………
まあ一人の思い過ごし程度かもしれないけど、
前に出来てた技術に戻れなくなってそのまま大スランプにハマってしまった野球選手を五万と見てきて今私はここにいる。
山田がどうやらそのトンネル、しかも長かった去年のシリーズから続く不振のトンネルをやっと抜けた!

ここ数年、加齢やコロナもあり、思うようなプレーが出来てない山田を、見る機会が少ないなりにちょっと気になった。
私の2つ上、三十路。
三十路に消えた天才は数しれず。池山、清原、片岡、今岡、岩村………
これをブレイクスルーしてほしいなあと思ってた矢先の、今日の山田のもう立ち姿から打球スピードまで全部完璧。
ちょっと懐かしくて目頭が熱くなった。


大丈夫、山田哲人は
まだまだやれる!

あと近ちゃんのライト線の展開ツーベースも良かったぞー

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