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HIJIKIが2022年末〜2023年始に見た映画

・2022/12/29 〜 2023/1/7に見た映画

・今年の目標は「名前は知ってる映画、名作映画をなるべくいっぱい見る」

・ガッツリネタバレはしていないけど、これから見ようとしてる人は注意



お嬢さん

韓国映画。何ともいえないタイトルで期待値は低かったのだが、非常に面白かった。
主題としては結構フェミニズムというか、女性の性的搾取の批判とそこから開放された女性が主体的に性を楽しむこと……等が描かれているのだが、どんでん返しやちょっとしたギャグなどのエンタメ的なサービスがあるのであまり説教臭くならずに楽しめた。朝鮮語と日本語が飛び交う雰囲気は日本語ネイティブだとより面白いかも。性的描写がガッツリあるので苦手な人は注意。


アシュラ

韓国ノワール。西島秀俊に似た汚職刑事が、悪徳市長とその市長をしょっぴきたい検察の間で板挟みになり、最終的におしまいになる。
最悪なことしか起きないし全員暴力で解決しようとするのだが、段々それが心地よくなって「もうどうにでもなれ~」という思いで見ることができる。茶番展開の時はちゃんと白けた音楽が流れるのが好みだった。韓国(映画)の権力者って悪人しかいないのか?


JUNK HEAD

ストップモーションアニメ。途中まで洋画だと思ってみていたら全然日本の映画だった。緻密な背景やグロテスクなクリーチャーのデザインが素晴らしい。しょうもない下ネタが結構多い。続編はいつ……。


ジョン・ウィック

開始15分で元殺し屋が妻の形見である犬を殺され、車を奪われ、許せねぇマフィアぶち殺したる!と決意する。お話の手際が良すぎる。キアヌ・リーヴス、パンツ一丁でもカッコいいのに仕事の時にあんな黒いスーツなんか着たら大変なことになっちゃうよ……。ホテルの受付もいいキャラしている。2と3がそろそろ見放題終了するけど見るか悩み中。


ブレード・ランナー

寝た(2敗)。シンセの「ファーン……ファーン……」みたいな音がどうも眠気を……。「強力わかもと」を筆頭としたあまりにも有名な未来描写や、フォークト=カンプフ検査だけしっかり認識する、観光名所を駆け足で回るような鑑賞になってしまったのでリベンジしたい。原作は昔読んだけどこんな話ではなかった気がするぜ(後半とか)


マッドマックス 怒りのデスロード

おもろすぎ。砂嵐のシークエンスで時間を確認したら30分しか経っていなかった。30分であの密度……。
公開当時クソバカアクションや強い女性描写が擦られていたのは覚えていたのだけれど、ニュークスの「俺を見ろ」なんかは完全にノーマークで、ちゃんと泣いてしまった。人間ドラマとアクションをかけ合わせて効果を何倍にもしてるの、映画かよ……。あと強いババア映画でもあるじゃん! それも推して!(推されてたかも)


コンスタンティン

キアヌ・リーヴスが悪魔祓い! 天使と悪魔の戦い!というコピーで期待し過ぎたかもしれない。はちゃめちゃ宗教バトルという訳ではない。CGが若干浮いてる箇所がほほえましい。ガブリエルの中性的な雰囲気や、ルシファーがおっさんなのは良かった。天界側の態度が傲慢だと……嬉しい! 続編はもっと血肉飛び散る感じだったらいいな。
ガブリエル「人間が神に愛されるに足るか確かめたい……恐怖という試練を与えることで……」←こういうこと考えてる漫画家いっぱいいそう


時計じかけのオレンジ

アイコン化した例のファッションだけでなく、建物の内装もポップ&モダンで目が楽しい。レコードショップの内装とか、ああいう昔の宇宙船っぽい感じが好きだ。
こんな話(犯罪者を洗脳云々)だとは全く知らなかった。エンディング、頭が完治してハッピー!だったが、主人公の頭を一番おもちゃにしたのは大臣だし、彼と協力していつまでも幸せに暮らせるか(そもそも完治した主人公が娑婆にいていいのか……)とモヤモヤしながら聞く雨に唄えば、嫌~~。まだ雨に唄えば見てないのに……。
目蓋を固定して無理やり見せるやつ、この映画だったんだ(もっと言えば1984?)
不意に「元ネタ」を古典で見つけると嬉しい。




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