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<カンブリア宮殿> スノーピーク「都会でキャンプ」の新戦略

ご覧いただきありがとうございます!

コロナ禍でキャンプ用品が大ヒット!大自然の中でも、都心でもキャンプを楽しめるようにしたのが今回紹介するスノーピークです。キャンプは興味がなくても名前だけでも聞いたことはある方が多いのではないでしょうか?スノーピークの知名度がぐんぐん伸びていくなか株価も右肩上がりです。なんと1年で3倍です。

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キャンプ用品で著名なスノーピーク、実はロックククライミング→キャンプ→ファッションという順に事業を拡大しています。

ここからは今ノリに乗ってきている製品、事業にについて紹介していきます。

■創業~現在まで

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始まりは1958年です。現社長の梨沙さんの祖父にあたる幸雄さんが「山井幸雄商店」を創業。ロッククライミング好きで、市販の製品に満足できず自分でデザインした商品が登山ブームでヒットしました。

やがてブームが去り会社がピンチになった時救ってくれたのが現会長の太さんです。太さんは大のキャンプ好きで、キャンプブームに乗り1988年キャンプ用品の製造に参入しました。テントの値段は約16万。耐久性に問題があった競合のテントを改良して市場に投入しました。1つも売れないと言われた高級テントは、ユーザーとして欲しいものを作った結果100張りも売れたそうです。しかし国内のキャンプ人口は人口の約6%で限界がありました。

そこで、アパレルブランドから2014年に転職した梨沙さんが、アパレルとアウトドアの壁をなくすことによって、機能性とファッション性を実現したウェアを開発。これをきっかけに事業の多角化が進み、2020年には梨沙さんが社長に就任。

3世代そろって、熱狂的に好きなものをとことん追求していった結果がいまのスノーピークをつくっています。自分たちのことを「好き」のレベルが変態レベルと称しています。

■普段使いしたい製品BEST4

放送中に紹介された商品をランキング形式でお伝えします。

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<4位> 先割れスプーン

 自宅でもキャンプ気分を味わえるため愛用者が増えています。ナイフ、フォーク、スプーンこれ一つで三役いけます。

<3位> コーヒードリッパー

大ヒットの焚き火台のデザインと同じです。なんといっても薄く折りたたみ可能です。かさ張る心配不要で収納も助かりますね。

<2位> HOME&CAMPバーナー

自宅でもキャンプでも大活躍です。コンパクト設計のため自宅ではデザイン性も◎で、食器棚への収納も可。外出時はかさばりません。デザインもスタイリッシュですね。

<1位> キャンドルホルダー

フックの先端にマグネットがついているため金属部分にくっつけたり、ポケットのフックにくっつけて足元を照らすことができます。自宅でも外でも雰囲気がいっきに良くなります。


■都会でもキャンプ気分を味わえる

キャンプをする人が人口の約6%と限られていました。そこでユーザーを増やすため、様々な方法でアプローチをしています。

焚き火ラウンジ

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都心にいながらも電車で1時間。焚き火体験ができるサービスです。焚き火以外にもBBQも楽しむことができます。スノーピークの製品や焚き火の良さを知ってもらう入り口となっています。


タワマンのふもとでキャンプ

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パークタワー晴海の共用部で焚き火をはじめとしたキャンプを都心に住みながら体験できます。すべての用具をレンタルできるので住人はフラッとキャンプを楽しむことができます。また住人同士のコミュニティ形成にもつながるという一石二鳥です。


キャンピングオフィス

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ザ・オフィスの空気感から解放され自然を感じながら仕事ができるとのことです。600社以上が導入しており、椅子や机はもちろん全てスノーピーク製品です。

まとめ

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山井家は自分たちがいちユーザーかつ好きが変態レベルであるからこそ、理想に近づけた製品をつくることができていると思いました。マーケティングを行いませんが、高コストでもいいものがユーザーに刺さるのだと感じます。スノーピークには商品を永久保証してくれるサービスがあります。それもキャンプが大好きな社員がいるからこそ実現できることだと思います。ユーザー視点で提供しており、製品を大切にする文化が素晴らしいです。今後もスノーピークの製品やサービスに注目です。


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