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取るに足らないことだった

もしも、この世界であなたの現実に起こってる実際の出来事があなたが創造しているとしたら
アナタはどうしますか?
すべてを受け入れることってできますか?

怒られることが苦手なわたしは
アダルトチルドレンってやつだろうか
私は自分を言葉でカテゴライズするのが嫌いだからそんなものはどうでも良い
昨日はめちゃくちゃなんだがやるせない夜だったけど一夜明けてすごく良い気分だ

毎日誠実にがきっと自分のモットーかもしれない

それでもなんでも先日はとてもわかりやすく怒られたw

40手前になってそんなに怒られることある?ってくらいに
相手の常識が自分の常識とまったく違ったってだけで大して目くじらを立てることでもないのに
目の前で起こることにしか興味がない人だったので面白いその振る舞いに内心困惑したりムカついたり
オモロかったりものすごいいろんな自分が現れてビックリした

何があったかと言えば
少し前に隣に引っ越して来たので
ご挨拶をした私たち、実はご挨拶をしたのはそのお宅のお手伝いさんで認知症を患ったおばあちゃんだったそうな
他所から来ている私たちには知る由もなく、ご挨拶も済んだしと普通に暮らしていた

そしたら、「常識がなってない!挨拶もしないで!菓子折りを持ってアポイントを取り顔を見せに来い」と怒鳴る電話

話している相手がどんな人かも知らないのに一方的に怒鳴る無礼さの方がわたしは非常識だと感じた


火サスによく出てきた財閥の奥様
それを自で行く女性に
スカルノとあだ名をつけてみた

「わたくしはこの地域の安全と平和を守る使命がございます。みんなに感謝されている私を見くびっているのかしらアァタたち、ここに来たからには私のルールに従ってもらいます」
ちなみに自治会には所属していないそうだw

すごい世界観だなぁと感心した

こんな人も世の中には本当にいるんだなぁーー
それは圧巻だった

そんなこんなで「すごいですねぇ、何か困り事があったらご相談いたしますね奥さま」と言っておだてて気分良くして帰って来たのだけど

何が言いたいかと言えば

人はこんなにも自分で創り上げた虚像に満足して
独りよがりを自信満々に振る舞える生きものなんだと自信がついたのだ


わたしは長年、こんな私だから上手くいかないとかこんな私はだから成功していないんだと揶揄しながら有名になったり、地位を築いている人を見てはわたし自身を劣等していた

けれど、昨日書いた過去の出来事が起こってからというものショックを受けてしまって
ずっとずっと自分が間違っていて
あの人にそぐわなかった自分が劣ってるんだと基準を持ってかれてしまっていたのだ

そんなことくらいでと自分でも思ってたのだけど
どんもまともに生きられなくて
20年地獄の淵を彷徨い歩いていた
具合は悪くなったし
生きた心地がしていなかった日々だった
私の魂の芯をスコンって抜かれてるかの様で
命からがら生きている様な心地だった
それでも仕事をしっかりして自分の名誉を
取り戻さなくちゃってもがいていた

負のループだった

それからあまりにもボロボロだった私を支えてくれる彼が出来、子供たちが生まれた
自分の人生がオセロの様に後悔だらけになった自分を夫と子どもたちがそれでも素敵だし
アナタが良いんだと
大きな愛で包んでくれた

わたしは、そんな愛に触れて
今までの私、何か生き方が違うって気になって
夢中になっていろいろ探究した

それから早7年

良い歳の夫婦になった私たち、火サスのスカルノに怒られて
いろんな心の鎖がスパークするように弾け飛んだ様だった

あ、こんな人でも自信満々に生きてる
私もなんだか自信持てるかもって

彼女は私たちの素性や経済面やバックボーンを何も知らずに
「アァタは残念ね、才能がなかったから、わたくしは収入が高い旦那さまに見染められる才能があるの、すごいでしょ!?」と
「他所のみすぼらしい奥さんに言ってやった」と本人が気持ち良さそうに私たちに演説する
「私は、警察や役所、ヤクザにもキッチリ口を聞きますから!」「あなたたち事業をやってらっしゃるんでしょ?そこ賃貸でしょ?!分かるわよね?」


マジかコイツw

私たちは実は経済面でもし測ったとしても
大してご婦人との差もない
そしてそんな権力など通用しない時代になっているのは明らかだろう

でもとても素直な人だと思った
自分が何を基準に人様のことを判断していて
自分がいかに何を恐れているのかをすべて自ら吐露している
そして体裁さえ整えていればそれで良いんだと
大声で発表していた

私はそれを聞いて
世間知らずのお嬢様なんだと70歳を過ぎてるであろう婦人に思ったのだ

「何でもご相談させていただきますね、ありがとうございます」とおだてて締めくくり
お宅を後にした

私は、権力や地位や名誉
そんな虚像に溺れた生き方を
20年前に卒業したことに気づいた

私の母はバッチが大好き
警察関係者や役場、議員、まだまだ口利きという忖度がチカラを持っていた頃に大いにそのチカラを使った人だ、世代は火サスのスカルノと同じだろう

私もその恩恵を受けて育った
何かあったら相談して守ってもらったりもした

でもその生き方が大嫌いだった
そして、地位や名誉で生きる同世代の若者に20年前私は恋に敗れたのだった
たしか、その彼の父親も名の知れた議員だった
彼はそのチカラを使って名誉を獲得していった

彼と接して今思えば
愛情に飢えた人だった

私は20年前に母から培ったチカラに迎合する生き方から卒業したのだった

正直、最初は何でこんなことになるのか
全て自力で心と身体を立て直すのに
流れに抗っていたからとても苦労した

他力本願な生き方の岸に繋いだロープをプツンっと切っていることに気づいていない私は
自分に自信が持てなくなっていただけだと
今なら自信を持って言える気がする

人はそんなものでは計り知れない存在であって
愛に恵まれない人、お金に恵まれない人、地位や名誉を持たない人たくさんの選択で
自由に今もみんな生きている

他人に自分の価値基準を押し付けながら
私のことを認めてよと感情を振るわせながら生きてる人たちがいる


たったひとつ思う
自分の人生すべてを自分がつくっていると知っているだけで
その世界で起こることすべてを受け入れられる
そんな気がしている
自分がつくっている世界の流れを否定しなくて良い
私が作ってる世界に出てきてくれた火サス婦人も
地位と名誉で生きてきた他人の末路を見せてくれるカタログにすぎない
彼女は実際には誰からも好かれていないと言うことは考えなくても明らかだ
でも、それでも幸せに暮らせるということの証明でもある

わたしに自信を付けさせてくれた

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