見出し画像

公認心理師Gルート・受験する理由とメリット(後編)

せっかく書いた記事が消えたので、やる気のないまま前回の続きをさらーーーっと書いておきます。ちなみに前回のあらすじ。「介護の現場じゃ特に使わないのに公認心理師受けて意味あんのー?」「ある!介護と直接関係ないけど少なくとも勉強する意味はあるわ!」ということで、私が公認心理師の受験勉強をしていて個人的にいいな、と思っていること5選をピックアップしました。それが以下。

  1. 職業倫理の意識が高まる

  2. 自分のメンタルヘルスにも役立つ

  3. 数学の学び直しと発展的学習ができる

  4. 論理的な文章の読み方・科学的態度が身につく

  5. 怪しい・質の低い支援者の見分けがつきやすくなる

公認心理師試験では、法に基づいた「公認心理師としての職責」が問われます。具体的には秘密保持義務や資質向上のための生涯学習に信用失墜行為の禁止、ほかには利益誘導や多重関係(クライエントと私的な関係をもつこと)など職業倫理に反する例なども学びます。というかこれ対人援助職全体の職業倫理にも通じるものがあるんですが、まあ知らないとうかガン無視している同業者は多いですよね……

というわけで、(ここでは公認心理師法)法律という明確な基準を知っていると自ずと怪しいモノは見抜けますよ、ってのが前回までのお話。というか変なカウンセラーもどきは案外身近にいますからね、特に地方で文化やアートにかかわる活動なんかをやっているとゴロゴロ出てきます。履歴書に書けないようなヘンテコ民間スピリチュアル資格を取ってサークル内で鑑定しあったり。なんてったって日本を代表する詩人の公認カフェ店主が、マルチ商法関連の企画を行う(俊カフェと日本理学療法士協会が公式に注意喚起を出すまでの大手マルチ商法「日本ベスト」との面白コラボレーション)末法の世ですからね。この件については各方面に通報させていただきましたが、2022/3/14時点で何の成果も得ていないうえ、当の店主も問い合わせに対してガン無視を決め込む始末。ちなみにこれは裏の取れた事実ですので誹謗中傷ではありません。画像もあります(以下参照)。まあ何が言いたいかというと、皆さんそれくらい倫理観がめちゃくちゃだし関心もないということ。それも医療福祉関係の人間が自覚していないあたり、もうダメです。

中止された夢のコラボレーション企画。なお中止理由はマルチ商法と知ったからではない模様

さて話が脱線してしまいましたが、受験勉強をするそのほかのメリットも見ていきましょう。心理や精神医学的なことを学ぶので自分のメンタルヘルスに役立つほかに、公認心理師、というか心理学その他学術分野では数学の学び直しと発展的学習、論理的な文章の読み方・科学的な視座が求められます。特に後者は誰にとっても今もっとも重要な必須科目でしょう。

そう意外なことに、心理学は数学めっちゃ使います。それも中学高校レベルのものではなく大学で履修する内容。無理です。でも統計を取るには必要な知識らしいです……まあ試験ではそれほど出題率高くないので今回は捨てます。が、統計学は今後絶対使う(この辺の詳細は別の機会に)ので、私は小学校~中学からの算数・数学をやり直すべく参考書を買いました。正直この年で数学を使う人生がやってくるとは想定外でしたが、やっぱり理数系科目は必要ですね。学生の皆さん将来困らないようがんばってください。

さあ最後のメリット、おまちかねの論理的な文章の読み方・科学的な視座が得られることの大切さ。これは少し考えた結果、一つの記事としてまとめたほうがいいな……と思いました。長くなるし今回の記事と一緒にすると読みにくくなると思うので。なので次回にします。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?