両声類が伝える!女声の基礎知識!

こんにちは、柊詩音です。
私は10年以上女声の練習を重ね、現在は両声類として個人で活動している現役VTuberです。
今回は、私が練習してきた女声についての基礎的な知識をみなさんに知ってもらいたくて記事にしました。
女声に少しでも興味のある方はぜひ、最後までご覧ください。

⭐︎こんな人はこの記事をチェック!
・男性で女声の出し方を知りたい!
・女声について知りたい!
・女声が出来るか不安!

練習をする前に知っておいて欲しいこと

私個人として、女声の練習というのはそんなに簡単なものではないです。故に、練習が長期間にわたることもありますが、練習して身につけた私からアドバイスです。

自分の声に興味を持とう!

周りで練習されている方を見ると、自身の声に興味がない方を結構見かけます。ただでさえ性別の壁を越える声を出すというのは難しい技術なのにも関わらず、自身の声や喉に何の興味もなければ、「今の声がどんな声なのか」「どこを伸ばせばいいのか」なんて分かるわけないですよね。
ですので、ご自身の声に興味を持ってください。
「俺にはそんな声出ないから」というのはただの言い訳です。
両声類に憧れるのであれば、女声を出してみたいと思うのであれば、練習してみてください。
練習内容を知って、それでもなお練習に踏み出せない人は、その人にとって女声とはそれだけのものだったというしかありません。
練習をするのはあなたです。
ぜひ頑張ってください。

継続しよう!

これもさっきの話と被りますが、練習を始めたら出来る限り継続して練習しましょう。
女声練習は筋トレやダイエットと同じです。やらなければ衰えます。
なるべく練習過程を後退させてしまわないよう、少しづつでいいので出来れば毎日練習しましょう。

記録をとろう!

練習内容をがむしゃらに実践しても、今の状況が分かっていなければどうすることも出来ません。
練習する時は出来るだけ声を録音し、聴き直し、自身の声について研究しましょう。
女の人の声と自分の声とでは何が違うのか、どんな出し方をすれば近づけられるのか、憧れの女声をイメージしながら真似をする練習は超効果的です!

喉を大事に

絶対に飲み物を飲みながら練習しましょう。これは私と約束してください。
練習し初めの段階では、女声を出したいがためにどうしても力んでしまいがちです。普段と全く違う発生方法で、その上力んで声を出したりなんかするとかなり喉に負担をかけてしまいます。
練習する時は水分をとりながら、喉を潤して練習してください。
効果的なのは水です。出来れば常温が望ましいです。
避けてほしいのは、烏龍茶や炭酸飲料などです。これらはカラオケにも不適切ということでいろんな所で紹介されていますが、理由もそれと同じです。
あと、喉に違和感を感じたらすぐに練習を中止してください。
無理せず楽しく練習しましょう!

女声の仕組み

女声の種類は主に2種類あります。

裏声アプローチ

一番オーソドックスな出し方と言っていいんじゃないですかね。裏声に地声を足していくような出し方をする方法です。地声では発生できない音域の声を裏声で出し、地声で補強するといったイメージのアプローチ法になります。

地声アプローチ

裏声アプローチとは逆で、地声に裏声を足していくような出し方の方法です。基本的な音域を地声から発声し、足りない音域を裏声と混ぜ合わせた声(ミックスボイス)を使用して発生するアプローチ法になります。

【番外編】〇〇アプローチ

両声類として練習してきた人が、自身の練習方法をイメージしやすいように名づけたアプローチ法。基本的には裏声・地声アプローチのどちらかに分類されているものの、それぞれ〇〇の部分を強く意識することで声を作るためのイメージをしやすくしている。

女声の基本的な出し方

女声を出すために必要と思われる素材は基本的に、
・裏声
・エッジボイス
・息遣い
の3つだと思っています。ただ、これらを混ぜるだけでは、綺麗な女声にはならないでしょう。絵の具と同じです。裏声を赤、エッジボイスを青、息遣いを水だと仮定して、紫色を作って画用紙に色を塗ります。人によっては赤紫になったり青紫になったりするでしょうし、水が多ければサラッと、水が少なければベチャベチャした塗り方になるでしょう。声も同じなんです。裏声が強い時、エッジボイスが強い時、息が多い時など少し発声が違うだけで声のイメージがガラリと変わります。
上記の3つの素材を混ぜた声を発声出来るようになるのは人それぞれですがそんなに長い時間は必要ないと思います。しかし、問題なのはそこから先、混ぜて作ったその声をいかに自分らしく綺麗に仕上げていくかという部分にものすごく時間がかかることでしょう。

柊詩音は何アプローチ?

気になる人もいるかもしれないので一応書いておきます。

私は元々裏声アプローチでした。

「でした。」と言っている通り過去形です。現在は練習し直して地声アプローチ風の発声方法を使っています。

結局何アプローチがいいの?

二つアプローチ方法を紹介しましたが、結局どのアプローチがいいの?と疑問に思う方も居られると思います。結論は「迷えば裏声アプローチから」です。というのも、どのアプローチ方法を使うかは、自身の声質によります。中性的な声なら地声アプローチでどうにか出来る人も居るかもしれませんが、発生の仕方など女声に慣れるという意味でも裏声アプローチから練習することをオススメします。

裏声アプローチより地声アプローチの方が綺麗な女声が出るって本当?

世間ではそのような噂が出ているようですが、私はそうは思いません。最終的にどっちの方が自分の声に合っているかであり、アプローチ方を変えたところで目的地は同じです。
卵を入れてからご飯を入れても、ご飯を入れてから卵を入れても卵かけご飯になるのと同じです。
どっちの方が自分にとって作りやすいかだけの問題なので、周りの意見に捉われ過ぎないようにしてください。
ただ、得意な声質というのはあります。
地声アプローチなら、地声をベースにしているので比較的声の低めなナチュラルな声を作りやすく、裏声アプローチなら明るくキャピキャピとしたアニメ声優のような可愛らしい声を作りやすいという特徴はあります。ですが、それらも自身の感覚でどうにでも出来ます。つまり女声さえ作ってしまえば、後は自身の作りたいように声を作り替えればいいというわけです。

最後に

ここに書いた記事を元にYouTubeで女声講座の動画も作る予定です。
ここで書いた内容以外にも、補足で伝えたいことなんかも追加するかもしれないので、ぜひチャンネル登録をして待っててください!

また、日頃はゲーム配信などリスナーさんとお話ししながらまったり遊んでいます。私の声を聞きながら質問できる機会でもありますので、ぜひ配信の方にも遊びに来てください!

ではでは、最後まで読んでいただきありがとうございました!
今後も、女声練習に関しての記事など投稿していこうと考えていますので、ぜひよろしくお願いします!

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