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コロナ禍、新しく始めた習慣は?

コロナ禍となって新しく始めた習慣は? ニューノーマルな社会はコロナ前には戻らないと考え、新しく始めた習慣を社会がより良い方向へ変わっていけるきっかけと考えたい。

好きな地域を家族で時間をかけて歩くこと。地域の中を歩きまわることが今の僕たちの精神衛生上の安心をつくる。以前、誰も呼ばないけどそれでも家開きをやっている家族がいるという話を聞いた時に、僕たちの理想的な形が見えてくる。

ZoomやSNSのリテラシーはより上達し、僕たちは決まった時間に会社に行く必要もなくなるし、電車通勤や大量の資料をプリントして準備することに時間を割くことはなくなる。個人で使える時間が十分に確保でき、創作や作業についやすことが可能となるが、むしろブレストによってどれだけ新しい気づきと共感を得られるかが、大きな鍵となるようにも思えてくる。

ある大学の建築系卒業制作で話された、『個とコミュニティ』の境界について、分散型の個室をつくることについては優れているが、個々が噛み合うコミュニティを描く力が衰えているという好評に納得してしまった。

今年は千住で開かれた建築学生の卒業制作講評会に参加することができなかったが、代わりに自宅やオフィスにいながら多くの大学の映像配信やその後の話に触れることができた。今までつながっていなかった別の関係やネットワークが生まれ始めている。新しい関係や融合の中から別の力が生まれることに期待したい。



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