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朝からの満員電車は辛すぎる

朝からの満員電車は辛い。
「満員電車」という響きは、実態と少し乖離している気がする。
満員という響きは個人的に、100%~150%の幅があると思っているが、
朝の「満員」は180%~200%である。
これはもはや「満員電車」ではなく、「ぎゅうぎゅう電車」である。

ぎゅうぎゅう電車では、足のポジション一つが命とりになる。
このポジションどりをミスると、片足やつま先だけで耐えないといけない
苦行がまっている。
足を少しずつ動かしてのポジションチェンジはいい策ではあるが、これにも注意が必要になる。

なぜなら、ほかの人もポジションチェンジを図っており、足元は熾烈な
ポジション争いが始まっているからである
熾烈なポジション争いに敗れると、力が入りにくい足の外側で耐えることになるか、つま先が外側に開きすぎて、全く力が入らない状態で運に任せるほかにない状態へと追い込まれてしまう。

また、ぎゅうぎゅう電車では当然ながら乗車時のポジション争いも熾烈である。ドア付近のポジション争いは熾烈であり、半端のないプレスに堪えないといけないが、一番プレスが激しいのがドアの前、車両真ん中のポジションである。ここはサッカーで例えるなら、人気のあるトップ下である。

だが、ぎゅうぎゅう電車では一番嫌われるポジションである。
このポジションは、プレスが激しすぎて、足のポジションどりも難しい
位置だからである。
特にカバンを置いて乗っている人がいたら、要注意である。
カバンによって、足のポジションニングは困難を極める恐れがあるからである。

少し足をずらせればベストポジションなのに...
というときにGKのごとく立ちはだかるのが、このカバンである。

カバンに罪はない…

カバンに罪はないが、こちらの足が限界なのである。
ふくらはぎが悲鳴をあげはじめている。
後ろの人に押されることによって、さらにつま先への負荷がかかり、
ふくらはぎの限界が近づいている。

カバンさえなければ…

カバンさえなければ、足全体で耐えることができるのに。

カバンにも、ぎゅうぎゅう電車にも罪はない。
罪があるのは、いつもより1本遅い電車に乗った私である。

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