見出し画像

Webエンジニアに向いてないと思いながらも、半年くらいWebエンジニアとして働いてみた私が思うこと。

最初に


RUNTEQ27期生の柊と申します。
表題の通り、
私はずっと自分がWebエンジニアに向いている人ではないと思っていて、
それでも今年の2月からWebエンジニアになって働き始めました。
だからまあWebエンジニアとしては若輩者です。
そんな人間がこのテーマについて語ること自体、
烏滸がましいかもしれないですし、
何年もWebエンジニアとして誇りを持って働いている人とか、
そういう業界に詳しい人とかからしたら、
反感を買いそうなテーマだと思います。
でも敢えて私はこの”Webエンジニアに向いているのか”について、
考えてみたいと思います。
とはいえそこまで深く考えている訳ではないので、
こういう考えもあるんだなと、軽い気持ちでお読みください。

Webエンジニアに向いているとは。

そもそもWebエンジニアに向いている人、とはどんな人なんでしょうか。
即レスをしてくれる人?
Giveをとてもしてくれる人?
質問をできるだけ具体的にしてくれる人?
自己開示をしてくれる人?
そしてやはり技術がとても好きな人?
他にも色々ありそうですし、
CREDOがしっかりしていないと厳しいと言われます。
私もそれはそうだと思います。
でもそれってWebエンジニアだけなんだろうかと最近感じています。
一部の職種を除いたら、そもそも普通の社会人として、
技術がとても好きな人以外、どれも当てはまりませんか。
即レスとは言わなくても、返事は早い方が良いに決まってるし、
業界によっては難しくても、
会社内だけでもノウハウとか共有できた方が良いし、
ある程度自己開示してくれないと、
どうすればいいかわからない場面が多そうだし、
何がわからないかわからないって聞いて、
教えてくれるのなんて学生ぐらいまでじゃないですか。
これからはCREDOって、Web業界だけのものじゃなく、
他の職種でも取り入れていかないといけない気がしています。
勿論どれかは苦手なCREDOってあると思うんですよ。
でもなんでWebエンジニアだけこんな向いてる、
向いてないを言われるのか、
たまに不思議だなと感じてしまっていました。
(まあ私がWebエンジニア関係の人を沢山フォローしているので、
そういうテーマがどうしても目に入りやすいだけかもしれないんですが)

Webエンジニアは技術が好きじゃないとなれないのか?

つい最近もWebエンジニアで『技術に興味がなくて何が悪い?』、
という記事が流れてきた通り、
定期的に上がる話題なのかなと思います。
技術が好き、とか興味がある、とかにも色々なレベルがあると思いますが、
でもみなさんが思う典型的な技術大好きWebエンジニアの人って、
突き抜けた人を指すことが多いと思うんです。
・技術の話をしたら止まらない
・気になる技術はすぐキャッチアップ
・毎日技術に対する記事をむっちゃ読んでる
・1日中コードを書いていて寝食を忘れてしまう
みたいな。
こう言う人がWebエンジニアに向いてない訳がない。
むしろ世の中のつよつよエンジニアとはこう言う人を指すのでしょう。
そして絶対にこう言う人に技術で勝てるわけがない。
でもこんな強い人しかWebエンジニアになれないかって言うと。
まあそんなことはないと思うんですよね。
だって世の中全員がそう言うWebエンジニアばかりだと困ります。
強い人はいっぱい欲しいだろうけど、
マネジメントや、それ以外の分野ができる人がいないと、
絶対会社が回らないです。
でもみんなそんなこと知っている筈なんです。
けれどいざWebエンジニアになってみようかなって思った時に、
躊躇したり迷ってしまう。
だって技術がそんな凄い人達ほど好きじゃないから。

向いてないとか思う以前に、まずはやってみた方が良いのかなあって思う。

私がWebエンジニアに向いてないなって思うのも、
その”技術がそこまで好きではない”に起因していました。
そんな強い人ほど、興味は持てない。
論理的思考も持ってない。
理系科目も苦手。
ずっとそのことを気にしていました。
けれど以前その話をした際に、
『いやでもカリキュラムもちゃんと終わらして、
就職した後も勉強しようとしてるし、
ちゃんと続いてるってことはそれは向いてるってことですよ』
みたいなことを言って頂けたことがあって。
ああ、そうだよなあ、
むっちゃ技術が好きじゃないとなれないなんてことはないよなあ、
ってなんだか安心したのを覚えています。
そんなことを思いながら気がつけば半年経って。
なんかそんなことを気にしている暇があったら、
手を動かした方が良いなあって感じています。
別に技術がそこまで好きじゃなくても、
動いたっていう時の達成感で勉強はできるし。
寝食忘れるほど夢中になれなくても、それなりにインプットしているし。
きっと沢山の人が『技術そこまで好きになれないんだよなあ……』
って思いながら、学んでいると思うんですが。
でもそう思いながらも学べてる時点で、それでいいんじゃないかなって、
私は考えています。
悩む前に一回勉強してみたら、続けられるかもしれないし。
勉強してみて、自分は違う道だと思ったらそれでいいと思います。

とはいえ、真の技術好きには勝てない。でも勝たなくて良いんじゃないか。

とはいえ、技術が好きな人に、Webエンジニアの技術で勝てる訳がない。
それはさっき言いました。
技術が好きでその仕事に就いている人の方が、
技術を学ぶのに絶対コスパが良いじゃないですか。
会社のテックリードになるとかそう言うキャリアは、
かなり茨の道になってしまいそうです。
でもその基本的なコード技術以外に伸ばせるところもあると思います。
私は最近Webエンジニアって、コードを書くのも仕事ですが、
結構なんでも屋さんだなって感じていて。
ドメイン知識の調査もそうですし、
自社だったら商品に興味があってその話ができた方が良いかもですし、
人との調整が上手い人だったらマネジメントって道もありますし、
マニュアル作成とか上手な人は、後から入る人の為に、
ドキュメント整備をしておくのも立派な仕事ですし。
けれどそれはある程度技術がないと、
Webエンジニアとしては意味がないので、
そこは勿論大事です。
技術が好きじゃないからって、勉強しなくていいわけではないです。
でも技術で頭打ちになってしまった時の為に、
それ以外に自分ができることを磨いておいて。
別のところで、技術以外で、
自分の存在価値が出せたら良いのかなと考えています。

今の自分に存在価値が出せているのか。まだまだ出せていない。でもそれを悲観するよりまずは行動した方が良い。

先月の自分はずっとコードを書けていない自分を悲観していました。
このままだと皆に置いていかれてしまう、
自分のキャリアとしてどうなんだと思っていました。
でも良く考えると、そう考えている時間の方が無駄でした。
向いているとか向いてないとか考えていたけど、
Webエンジニアになると決めたのは自分です。
なるって決めたなら、そしてなったなら、
誰かに向いている向いてないとか言わせるのも馬鹿らしいです。
結局向いているとか向いてないとかそう言うのを気にしない人が、
Webエンジニアに向いている、みたいなことを、
以前校長が動画で言っていたのですが。
その通りだなと思います。
今の私は上に書いたような他の分野でもまだまだ何も手に入れてないし、
技術だってポンコツのままですけど。
それでも努力をし続ければ、
きっと存在価値が出せるようになると思っています。

こういうチェックリストを気にしない人が向いているって言って、
元も子もないじゃないですかって言われてて笑ったけど、
多分その通りなんだよなあ

Webエンジニアに自分が向いているかなんて、結局誰にも決められない。

多分そうはいっても、
Webエンジニアになろうかどうか悩んでいる人はいると思います。
私もそうでした。
技術好きじゃないのに大丈夫かなあとか、
他の人みたいに大層な理由がないまま、
Webエンジニア目指しちゃったなあとか。
私は高尚な理由がないまま、Webエンジニアになった人です。
けれど別にそんな大層な理由なんていらなくない?とも今は思っています。
憧れと仕事での条件を見て、目指した人もいます。
勿論それだけでなった後は結構苦労していますw
技術が好きな人に勉強量とか敵わないから。
理解できないことだって多くて、そんな自分が嫌になることも多いです。
けれど何も頑張らないで文句を言っていた過去の自分より、
今の小さいけれど勉強や行動をするようになった、
今の自分の方がだいぶ好きです。
だからまずは行動してみて欲しいです。
そして私は今後自分がWebエンジニアに向いているか、
なんて考えるのはやめにしたいです。
もうなっといて何を言っているんだと思うから。
まあ数年後には、諦めて違う職種に就いているかもしれませんが。
今勉強したことや考え方が決して無駄にならないと思うので。
自分の人生ですから、悔いない方を選択していきたいです。

最後に

結局当たり前のことしか言ってないし、
大したこと言ってないし、
なんか最後は単なる決意表明みたいになってしまいましたが……。
Webエンジニアになろうと考えて勉強している人は、
それなりになれると思うんです。
だから向いている向いてないとか、
あんまり考えなくていいんじゃないかと思ってて。
この記事が今そう言うことで悩んでいる人の、
支えに少しでもなれたら幸いです。
それでは拙い長文をここまで読んでくださり、ありがとうございました。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?