【MBTI】ENTJが最強すぎる理由
前回のMBTI関連の記事が想像以上に伸びてビビってます。
今回もMBTIの記事です。
ENTJへの憧れをダラダラ書いていきます。
最強のMBTI
なんか頭悪そうなタイトルだけども、男子って最強とかこういうワードにやはり惹かれるもので、16個も色々タイプがズラズラ出てきたら最強を決めたくなるもの。
そもそもこういうタイプ分けみたいなものがポケモンみたいでなんかワクワクする。
とりあえず、まず前提として何をもって最強とするかだが
・個人としての能力の高さ
・社会における成功度
・対人コミュニケーション
とりあえずこれらを最強の基準としておく。
心理機能から見るENTJ
ENTJの心理機能は上から順にTe Ni Se Fiとされているので、これらの関係をまずおさらいしておきたい。
主機能はTeで、既に存在する事実や定理を使って、得た結論を現実に還元して判断するという機能。
社会的名声や権威に固執するだとか、支配的だとか、パワハラ予備軍だとか言われることもあるが、まあそれはかなり極端な例だと思う。
補助機能がNi。
これは心理機能の中で1番説明が難しいと言われるものだが、個人的にはNeとの対比がわかりやすいと思う。
例えるならNeはショットガンでNiはスナイパーライフルといったところだろうか。どちらも表面化していない物事のウラを読むことを得意とする(その代わりに目の前の現状の把握が苦手)。
Neは一個の事象からショットガンのように近距離に多数に伸びるイメージ。
「外向的」直観なので矢印が外に向いていて、新しく知覚した物事に関して可能性を色々と思いつく。
1を知って10を知るといった感じか。
対してNiは知覚した一個の事象を抽象的に捉えるのはNeと同じだが、「内向的」直観なので矢印が内向き。
過去に知覚し、自分の中に高度に抽象化された状態で蓄積されているモノと結びつけて可能性を想像する。
その想像の産物はNeと比べてより抽象的だったり、(自分の中で)断定的だったり、長期的だったりする。
Niが閃きとか未来予知とか言われがちなのはこういうことで、同時にNiユーザーが自動的にJ型になるのもこういうこと。
この記事自体、INTJの私がNiビンビンで書いているので見る人によっては意味不明だと思うが、ヘタクソな絵で一応図示するとこんな感じ。
第三機能はSe。
今現在を五感を用いて把握する機能?とされている。
私にはS系の知覚機能による世界の見え方が全くわからないので、あまりここで述べられることはない。
そもそも私自身INTJでSeが1番苦手。
劣等機能はFi。
自分も含めた個々人の感情を汲み取る機能。
Feが集合全体の感情や価値観に配慮して判断するのに対して、Fiは感情に関してより個人個人の区別をしているように思える。
よくFiユーザーは自分勝手とか自己中とか言われるがそれは間違いだと思う。
Teが上に来てFiが第三や劣等に来るのであればそうなってしまう可能性もあるが、基本的に自分の感情と同じくらい他人の感情も尊重するので、(無理にステレオタイプ化するのであれば)他人に対しては「あなたがそう思うのならそうでいいんじゃない。私はこう思うけど。」といった具合ではないだろうか。
実際にFi主機能のINFPやISFPのあのなんとも言えないフワフワ感もこれに由来すると思う。
余談だが、逆にFeは先述の通り集合としての人間の感情や倫理観に配慮して決定する。
そのため、ESFJのなんとも言えない「おせっかい母ちゃん感」や、それにN要素が加わったENFJの「説教臭さ感」はこれに由来する。
ENFJのステレオタイプとして1番わかりやすいのは鬼滅の刃の竈門炭治郎である。
Te Ni Se Fiの並び順の美しさ
非常に限定された層にしか理解してもらえない例で申し訳ないのだが、私はENTJのこのTe Ni Se Fiという心理機能の並び順はポケモンのガブリアスの種族値(108-130-95-80-85-102)のような絶妙感があると考えている。
ガブリアスの種族値に関してはこの記事の主題ではないので割愛するとして(解説動画 https://www.youtube.com/watch?v=REYzd1nNVVU)。
それぞれ主機能 補助機能 第三機能 劣等機能には役割がある。
主機能はメインとして常に稼働する機能。
補助機能は文字通りそれを補助する機能。
第三機能は補助機能がうまく使えないときに代わりに主機能を補助する機能。
劣等機能は明確に苦手なもの。
これらを勘案すると、ENTJの心理機能の並び順は先頭で述べた最強の基準に極めて絶妙なバランスでフィットするのだ。
①Te Niの強さ
まずTe Niの並びである。
これはTeをNiで補助する形だが、Te主機能というのがミソである。
私はINTJでNi Teの並びなのだが、これと対比すると分かりやすい。
主機能が外向的というのは物事の受容においてとても重要で、端的に言えば視野の広さに繋がる。
もちろんTeは知覚機能ではなく判断機能なので、外向的な知覚機能であるNeや Seを主機能に持つタイプの視野の広さには敵わないが、それでも十分である。
Te Niは、Teで決めた・判断したモノに対してNiで組み立てる。
分かりやすく言うと、既に存在しているモノ、例えば何か具体的な目標、社会的地位などに対して、何をすべきかをNiで組み立てるのだ。
この目標は具体的で、かつ外向機能なので多方面に渡ることが多い。
対してNi TeはNiで決めたビジョンに向かってTeで組み立てる。
Niで決めたビジョンというのは自分の中では確固たるモノであっても、先述の通り非常に抽象的で、現実味を欠いていることも多い。
また内向知覚なので、目標そのものやそれに至る道筋も非常に限定的である。
確かに長期的な視野という面ではNi主機能が勝るだろうが、足元がおぼつかなくては意味がない。
このようにTe Niの並びは
・個人としての能力の高さ
・社会における成功度
において非常にマッチした機能である。
会社においても自分の昇進のために目の前の課題を効率的にこなすであろうし、またTe SiのESTJと異なりNiがあるため、目の前の課題までで終わらずに、最終的な目標は自分の昇進や転職のための実績づくりなど、さらに先を見据えたモノであるだろう。
②第三機能Seがあるのがズルい
前項でTe Niの強みを紹介したが、ここまでであればNi TeであるINTJも、意識的にTeを使うなどすれば良いセン行きそうである。
しかしINTJとENTJの圧倒的な差、それが第三機能Seである。
Seは現状を五感を用いて知覚する機能で、Niの対極に位置する。
INTJはこのSeが劣等機能で、心理機能に関して調べ始めて以降、私自身も自分に欠けている能力だと自覚している。
先ほど説明を端折ってしまったが、要するに地に足をつけた知覚で、また現在の状況や環境に対する意識のための機能であると言える。
これを第三機能とは言えNiの代わりに使えるのであるからまさにチートである。
Niでビジョンを見て、それに偏重しすぎたら一回現状把握、のような立ち回りが可能なのだ。
明確な目標意識を持ち(Te)、達成するための長期的なビジョンを組み立て(Ni)、その微調整のために現状把握(Se)もできる、完璧なシゴデキである。
INTJはご自慢のNi TeがありながらもSe劣等のため、灯台下暗しであったり現状との乖離があったりなど足元を掬われることがあるが、ENTJは第三Seでそれを埋められるのだ。
③劣等Fiがデメリットになることがほぼない
そして最後、ENTJの唯一の欠点と言われるのがFi劣等である。
しかし、私はFi劣等は社会生活を営む上で大したデメリットにはならないと考えている。
一般的にFi劣等のENTJやESTJの短所として「個人への感情的な配慮が苦手」と言われることが多い。
これは先頭の最強の基準の
・対人コミュニケーション
において支障を来たしそうである。
実際、Te Fiであれば目標第一で個々人の感情を軽視するという事態が起き得そうだが、ここで生きてくるのが補助機能Niと第三機能Seである。
そもそも目標を達成する上で集団として物事を行う以上は、個々人の負の感情によるパフォーマンスの低下というのは明確にデメリットとして悪い効果をもたらすだろう。
これはTe主機能であれば明確に理解できる。
その上で、デキの良いENTJであれば、「こうした方がコイツらの気分も上がってパフォーマンスも上がるだろう」という、いわば「アメとムチ」で言うところの「アメ」の重要性も察知する。
そして、どうすれば「アメ」を与えられるかをNiで思いつき、効果的に実行に移すことができるだろう。
当然そのためにSeでの「肌感」的な集団の空気感の察知も怠らず、コミュニケーションに組み込む。
また、このように目標達成の場だけでなく、日常の友人関係においても、そもそも外向的であるということは明確に+に作用する。
いわゆる「陽キャノリ」とされるようなSe全開の場でも、自分にメリットがあるとTeで判断すれば入っていくことも可能だろう。
ここまでENTJの理想形のような像を述べてきた。
実際この通りにできるENTJは少ないとしても、劣等Fiを他の3つで補おうと思えば補えるというのが重要なのである。
なぜなら、そもそもENTJは「これが目標に対する明確な課題」と認識すればそれを打破するために動くからである。
劣等Fiに起因する課題が生じても解決可能であるということだ。
ENTJはやっぱり強い
やはり周りのENTJ(2、3人だが)を見ても有能だなと思うし、今後の人生で路頭に迷う姿が想像できない。
確かに第一印象怖いな、たまに高圧的かも、と思うことはあるにせよ、言っていることは往々にして正しいし、普段はSe的なイイヤツであることが多いので友達も多いように見える。
とまあ今回はENTJ褒め褒め記事でした。
長くなってきたのでこの辺で〆めます。