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昨今噂のゲーミングキーボードについて

皆さんこんにちは、Hiiiiiです。
今回はPCガジェットについて、主に昨今ゲーマーを騒がせているゲーミングキーボードを軸に話していこうと思います。
皆さんの今後の購入の参考の1つにでもなればと・・・

噂のキーボードとは?

この記事を見ている皆さんは、最近ゲーミングキーボード界(?)が少し騒然としているのは知っているでしょうか?

その話題の渦中にいるキーボードは以下になります。

①Wooting 60HE
②東プレ  REALFORCE GX1
③SteelSeries ApexPro


①Wooting 60HE

事の始まりは、最近日本で世界大会を行ったFPSゲームValorant(ヴァロラント)でプロのプレイヤーが使用しているゲーミングデバイス、キーボード部門で1位に輝いたあるキーボードでした。
それがWooting 60HEです。

Wooting 60HE ¥24,700

最近では一般ゲーマーの方々もこのキーボードをこぞって買っているイメージがありました。
このキーボードの特徴を見ていきましょう。

・60%サイズのコンパクトキーボード
・0.1mm単位で検出するキースイッチ
・アクチュエーションポイントによる01.~4mm間で反応点の設定が可能
ラピッドトリガー機能(今回の記事の最重要点)
・ケース、キーキャップなど交換できるカスタマイズ性

Wootingは海外メーカーのキーボードである為、US配列であることに加え60%のコンパクトサイズキーボードです。
ゲーミング専用などで使うのであれば正直なところ気になりませんが、普段使いなどの場合ちょっとなれるのに時間が必要です。

※60%サイズって何?という方は以下の画像を参考にしてください。

上からテンキーレス、VARMILOの65%サイズ、60%サイズ

またアクチュエーションポイント(AP)設定による0.1mm単位での反応点の設定が可能で、ここがプロに愛用される理由の一つです。

主にValorantというゲームは銃で相手を撃つ際にストッピングという技術が必要で、いわゆる動きながら撃つとまっすぐ飛ばず、止まって撃つとまっすぐ弾が飛ぶという点です。
このストッピングという技術には主に2つあります。

・1つは押下している移動キーを離すこと
・2つ目は移動キーと逆のキーを押すこと

APの設定は2つ目のストッピング技術に関係してきます。
反対キー押下時の反応点が短ければ短いほどストッピングへの時間も短くなります。


そして、昨今のゲーミングキーボード界を騒がせている技術の、追従式のラピットトリガー機能です。

通常のキーボードは4mmのキースイッチのストロークのうち、2mm時点でキーが反応し、指を離して1.8mm戻ったタイミングでキーの反応が切れますが、Wootingのラピッドトリガーは指を離したタイミングがキーの反応が切れるタイミングになります。

これがどれほどすごい機能かというと、上述のAP設定と合わせることによりとんでもない速さでのキー連打も可能になるということです。

0.1mmでキーが反応して指を離した瞬間にキーの反応が切れ、APによって0.1mmでも押し込めば反応するのでキー反応が切れたタイミングからまた0.1mmでキーが反応します。

Valorantのストッピングの話をしましたが、1つ目の押下している移動キーを離す際に一瞬でキー反応が切れる為、ストッピングまでにかかる時間が短くなるわけです。

この部分(AP設定、ラピッドトリガー)がPay to WINと言われている所以ですね。


最後にカスタマイズ性に優れている点です。
特にガジェットオタクの方や、自作PCをしていたりDIYする方なんかの琴線に触れる要素となります。

普通のキーボードでもキースイッチの軸は基本規格品の為、キーキャップの変更をすることは可能です。
昔に一時期自作キーボードキットがはやった時期もありましたが、Wootingは最高の性能を残しつつ自分好みにキーボードカスタムが可能です。
以下が参考画像です。

この自由度はすごいですね。
特にUS配列のキーキャップは幅広い種類でありますし、ケースごと変えられるのでキーキャップだけが独り歩きすることもなく、一体感も出せます。

更にですが、キースイッチのルブ(オイル)の差し替えも可能です。
正直ここまでやるとなると結構労力が必要な部分(数時間レベル)になりますが、やる人はやりますし、よく使用するキーだけやるでも全然良いと思います。


②東プレ REALFORCE GX1

REALFORCE GX1 ¥33,000

続いては日本メーカーである東プレ社のREALFORCE GX1です。
REALFORCEは昔から個人で持つオフィス用キーボードとしての採用率が結構高いキーボードでした。

というのも、東プレキーボードにある静電容量無接点方式のキースイッチによって高い耐久性に加え圧倒的な静音性による、オフィスなどのビジネスシーンにて重宝されていたからです。
かくいう自分も仕事で自社オフィスではREALFORCE R2を使用していました。

そんな東プレが今回GX1というゲーミングモデルを出し、さらにはファームウェアのアップデートで以下の機能を搭載しました。

・AP設定を0.1~3mmまで、0.1mm刻みの30段階調整が可能に
・Dynamic Mode搭載によるキー反応解除点の設定が可能
・Kill Swirch機能搭載によるストッピングしやすさが向上
・(ファームウェアの話ではないですが)キー荷重45gと30gの2種類展開

アクチュエーションポイント設定については前述のWooting 60HEでも説明した通りで、特に大きな違いはありません。
Dynamic Modeによる反応解除点についても大まかはWootingのラピッドトリガー機能と同じなため、割愛します。

GX1で上げる他社との大きな違いはKill Switch機能です。


・Kill Switch機能とは?
ここがGX1が他社キーボードとは一線を画す部分になります。

Valorantでの話をしますが、ストッピング時にはWootingの時にも記載した通り、キーを離すか逆キーを押すかの2種類です。
Kill Switch機能は逆キー入力によるストッピング時にとてつもない効力を発揮します。

逆キー入力時に最初に押下していたキーが無効化されるというのがKill Switch機能です。
実は逆キー入力時、通常のキーボードは同時押し状態という判定になります。

実際AP設定により逆キー押下時の判定は早くすることはできますが、ゲームのシステム上最初に押していたキーの判定も残っています。
しかし、この機能によって最初に押していたキーは逆キー入力時に無効化されるため、キーを離したのと同じような挙動になります。

Kill Switch機能の有無で変わる時間差は正直そんなに大きくはないですが、
実際にストッピングする際の体感は大きく変わってくるはずです。

個人的見解ですが、結構グレーゾーンな機能ですね(笑)
逆キーストッピングする人はこれだけで、正直GX1を使用していない人と差が出ます。
まあ、Wootingがラピッドトリガーの機能を出したおかげで、キーを離すストッピングをする人も事実上Wooting未使用者と差が出てしまってますし、そこに突っ込みを入れるとゲーム運営はそういった機能を持つキーボードの使用自体を禁止しなければならないので、難しいところではあります。

時代を重ねれば技術が上がるのは当然で、ここら辺は別にいいんじゃないかなって思ってます。
この機能がいわゆるチートに当たる、キャラが加速移動したりや弾が吸い付くわけではないですから。。

というわけで、逆キーストッピング派がWooting使用者に追随できるKill Switch機能を持ったREALFORCE GX1の紹介でした。

ちなみにですが、この機能が搭載されてから爆売れしたらしく、今Amazonなんかでは売り切れてます。


③SteelSeries ApexPro

SteelSeries ApexPro TKL ¥36,270

最後に紹介するのはSteelSeries ApexProです。
これについては実はまだ不確定情報があり、紹介しきれないキーボードです。
現状把握しているのは今夏にファームウェアアップデートが入り、Wootingのラピッドトリガーの上位互換に当たる機能を搭載するとのことです。

実はこの部分が結構議論されている部分であり、SteelSeries社が曖昧な情報のみを出したことによって、今後の動向が非常に気になります。

ラピッドトリガーに当たる部分の機能がどうなるかはさておき、このキーボードはAP設定が可能な元祖最強キーボードだったため、フォートナイトなどのタイトルでは結構使用されていることが多かったみたいです。

このキーボードがさらに有名になったのはつい最近やっていたAmazonプライムデーのせいです。
定価3万を超えるキーボードが20%OFFで25,000円ほどになり、しかも今後ファームウェアアップデートがあるということで、こちらもGX1同様に爆売れで売り切れしました。

ちなみに思わず私も買いました(笑)
このキーボードサイズ展開に60%サイズがあるんですよね。

今使用しているのがCORSAIRのK65miniで60%サイズだったので、次買うやつも同じサイズがいいなと思っていたので、ApexProが同サイズのキーボードを展開していたのでつい。。。
プライムデー様様ですね。


最後に

今回紹介した3つのキーボードについて、どれが果たして買いなのかについてですが、個人的には以下の感じです。

①コスパ重視
コスパ重視であれば、正直なところWooting一択ではあります。

実は直近知り合いにはApexProを買わせましたが、上述の通りプライムデーの最中だったからです。
Wootingは24,000円ほどで海外発送の送料を加味しても3万は超えないはずです。
ApexProやREALFORCE GX1は定価でそもそも3万を大きく超えるので、コスパがいいかといわれると実はそうでも。。。って感じです。

ただし、配送期間が1か月~となってしまうのと、US配列キーボードとなってしまうため、そこは要注意点ですね。

②購入しやすさ
購入重視についてはApexPro、GX1のどちらかでしょうか。
両方ともAmazonや楽天で購入することができるので特に難しいことはないと思います。

Wootingについてはメーカーから直販となるため、英語サイトであったり海外発送で配送期間が長くなってしまったりで、少し買いづらさはあるかと。
アリエクよく使ったりする人はあまりめんどく感じないかもですが。

③キー配列
キー配列がUS配列になるのがネックな場合は、ApexProとGX1がやはりいいでしょう。
JIS配列が展開されているので、普段使いでも困りません。

私みたいに60%サイズやもとからUS配列の人なんかは、正直あまり困らないと思うのでWootingでも全然いいと思います。

ちなみに私は諸問題でUS配列だとちょっとめんどくてJIS配列にしてますが、その問題も大したことないのでWootingに手を出すのもありかなって思ってます。


長くなりましたが、昨今噂のキーボードについてでした。
この記事を見てくれた方の購入の参考になれば幸いです。

また、ApexProの到着待ちなので届き次第、開封・使用感についても投稿しようかなと思ってます。

ちなみにキーキャップいいのがあって(英字配列のみ展開)、すでにWooting 60HEの購入も視野に入れてしまっているので、もし買ったらそっちについての記事も投稿します(笑)

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