見出し画像

辛酸なめ子

数年間ほど、偏差値トップクラスの某私立中高一貫女子高で教えていた。

その頃、読書好きの生徒から教えて貰ったのが、
「辛酸なめ子」というちょっと変わった名前の著者が書いた
「女子高育ち」という本だった。




特徴はしっかりとらえてあって、
生徒達とあるある…と笑ったり。
いやここは違うなぁ、と語り合ったり。

辛酸なめ子氏本人が生出演?する
トークショーなんかも数回行行く機会があったけど、
話ぶりは濃いというより、
予想以上にひょうひょうと?
語るイメージ。

語ってる視点、切り口は、
面白いなぁ流石と唸らせられることが多かったけど。


最近も、女子高コラム等を新聞で書いてたりもするんだねぇ…

(ふっと眼に留まった、
身バレからの教員によるブログ添削エピソード)


 「高校1年の終わり頃、ある時校長室に呼び出され、行ったら私のブログのプリントアウトが積み重なっていたんです。なんですかこれって言われて。写真を載せていたので、これは良くない、とか、個人情報はダメとか、細かく言われましたね。例えばここのラーメン 美味おい しかったって書いたら、女子高生が1人でラーメン屋に行ってはいけません、って。そこなのって思いました。その後は、担任の先生が校閲をしてくれるように……。もっとまじめに書いた作品でコンクールに出した方が良いんじゃないのって先生にアドバイスされて、短歌コンクールに出したら奇跡的に最優秀賞になりました。ブログで書いてる力がつながったのかもしれないよって言われました。理解ある先生で良かったです」

 女子校は自分のポテンシャルに気付き、才能を伸ばせる場所だと改めて実感させられるエピソードです。ちなみに短歌の題材は恋愛だったとか。Shizukaさんのこれまでの経験が込められた 渾身こんしん の一句です。多感な女子高生にとっては、どんな体験も成長の糧になるのです。

読売新聞


この記事が参加している募集

公務員で受取出来ませんので、お気持ちだけで大丈夫です~