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次世代半導体とほっかいどうの未来

お疲れ様です。
2/8(木)に札幌で、ラピダスや北海道大学教授、日経の記者が表題で講演会を行いました。
そのうちアーカイブが出るはずなので待っていたのですがなかなか出ないので、概要だけまとめておこうと思います。
ちなみに札幌以外でもセミナーやってまして、いくつかはアーカイブ出ていますので興味がある方は見てみては。

https://www.pref.hokkaido.lg.jp/kz/jhs/169290.html

ラピダスとは

Rapidus㈱
ラピッドのラテン語が語源で、とにかくスピード感を売りとした会社を目指す。
経営理念として、下記3つを柱としている
①人材育成
②最終製品・産業の創成
③グリーン化技術

事業モデルとしてはファウンドリとなるが、設計支援も行う。
この設計支援を強力に行うことでスピード感を出す。
今までのような自前主義は脱却し、IBM、imecなど海外企業とも連携する。
特にIBMとは強固な連携を結び、このIBMの力もあり強力な設計支援を実現する。

経済動向など

半導体はスマートフォンや自動車など、身近なものには必ずと言っていいほど使われており、仮に半導体がなくなったとすると水も出ない、電気も来ない、電波もつながらないといった事態になる。
半導体はもはやインフラといっても過言ではない。

この半導体のうち、最先端半導体の製造は台湾(TSMC)ほぼ1社で作られており、安保上非常にまずい状況になっている。
アメリカもこれを非常に危惧しており、TSMCやサムスンを誘致するなどしているが、労働組合などの反対もあり遅れが目立っている。

日本も熊本にTSMCを誘致し間もなく稼働を始めるが、経済効果は目覚ましいものがある。
ラピダスはこれよりもさらに大きな規模で行うため、経済効果もすさまじいものになる。また経済効果だけではなく安全保障上も非常に大きな意味があり、各国からも注目を集めている。
今後様々な地域から大勢の人がやってきて、様々な産業に変化があるだろう。このような急激な変化は多くのメリットと、短期的には弊害ももたらすだろう。しかし長期的にみれば享受するメリットの方がはるかに大きいはずである。
この波を逃さず活かせるように一丸となろう。

という感じでした。
実際に聞いて印象に残ったのは安保上の話ですね。今まではどこの会社が強いのかなどに意識が向いていましたが、台湾に最先端技術が集中してしまっている現状がいかに危ういのか、というところは正直ぞっとしました。

ラピダスはできて設立から1年ちょっとにもかかわらず、北海道にとって非常に影響力の大きい会社なのでもし上場することがあればぜひ少しは投資しておきたいと思います笑

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