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秘宝新聞vol.12 2021年春号

こんにちは秘宝新聞です。
更新が久しぶりになってしまいました。今日は秘宝新聞vol.12 2021年春号をココに載せてみようと思います。

皆さんどうもこんにちは。秘宝新聞です。 
みなさまいかがお過ごしでしょうか? すっかり春の陽気ですけど。 なんか、今年って、花粉症辛くないですか~~~? ここ数年花粉症は出ずにいたのですが、、、今年は久し ぶりに鼻炎薬が手放せません。涙 目がカユイデス。

さて、毎度おなじみ秘宝新聞は、変なもの、不思議、 あやしいものヘンテコあやしいもの、を見つけては 楽しく記事にしていきたい私たちの、全くの趣味の 徒然フリーペーパーです。最近どこにも行けていませ んが、思い出話でごまかしごまかし(笑)続けていきま す。

さて今回は内容が路地裏だよう。
テーマは「アングラ」!

アングラに、関する思いなど、綴ってみたいと思います。

「アンダーグランドの楽園」byしる子

アンダーグラウンド。 略して、アングラ。 語源から行くと、地下に潜った文化のようなものかな。 私は一般的にアングラと言われるようなものを好む。 あくまでも私の個人的な意見だが、 アングラと言われるものは万人に好まれるものではない。 お隣の誰か、仲良しのあの子に聞いても 「知らない、見た事ない、聞いた事もない」ようなもの。 だから「地下に潜った」とされるのであろう。

小学生の頃、友達の話題の中心はアイドルやジャニーズ だった。
小4で私はアイドルに興味がなくなり、 かっこいいとも思わなくなった。
そんな小4女子が テレビに出ている男性で好きだったのは所ジョージ。 小 5 でその興味は、 まだ売れていない頃の米米クラブにスイッチする。 カールスモーキー石井という、 絵が描けて、歌も上手いという男性に心を奪われるのだ。 音楽に関しては、小学生の頃から 母親世代のビートルズや GS(グループサウンズ)が好きで、 その後、パンクロックが好きになって行く。 2 つ下の妹はそういう音楽はピンと来なかったようだ。 同じ母親から生まれたというのに、摩訶不思議。 高校に入って同じような音楽を好む友達ができるまでは、 1 人で楽しむ事が多かった。 漫画は蛭子能収が好きだった。 真面目そうな漫画で急におっぱいが出ちゃう展開になった り、 背景に UFO が飛んでいたり、 だいたい登場人物はスーツ姿で汗をかいていて、 さらに話の展開が全く読めない感じも好きだった。 他にも吉田戦車、和田ラヂヲ、 しりあがり寿の「ヒゲの OL 藪内笹子」とかもう珠玉。 今こうして文字にしてみても、悶絶する。

本を読むのはもっぱらエッセイ。 中嶋らもとナンシー関が好きだった。 こうしてあげたものは私が思うアングラであり、 違う人の定義ではメジャーかもしれないが、 アングラなものだから好きになったのではなく、 みんなが好きなものをあえて嫌いになったのでもない。 ただ、同じものを好む人が周りにいなかった。 好きになるものが、 その界隈では少し変わっていたのだと思う。 とは言え、ここ数年で 随分とアングラやサブカルは 陽の当たる場所へ出てきたなぁと思う。 パンクロックを聴く人なんて珍しくないし、 パンクな服装も普通にファッションとして楽しまれるものにな った。 蛭子さんがテレビに出るし、 変な漫画もどんどん表に出てきたように思う。 一風変わった芸術を披露する (私も好きな)くっきーが好きだという人も珍しくない世の中 だ。

昔は知る人ぞ知る、だったものも、 SNS の発達などで知る機会、人口が増え、 そうして指示する人が増えれば日の目を見るのだな、と思 う。 昔は少しいぶかしげな目で見られ、敬遠されていたアン グラは、 令和の今、とても平和で 素敵なカルチャーになったのではなかろうか。 その時点でもうアングラとは言えないのかもしれないが、 こうした多様性を認め合う世の中は、 アングラ好きにはとても居心地が良い。 何はともあれ、アングラ万歳なのである。

「アングラと私」byはつ子

アングラ、アンダーグラウンドとは、本来は一般市民の触 れることのない密かに行なわれているものを指す。 しかし、 文化ジャンルとしてのアングラとは、主流派の文化、上層 文化に対する、カウンターカルチャー、下層文化を意味す る。Wikipedia より

えー、私とアングラですね。 いつのころからか、明るい表通りより、路地裏の方が安心 だったり、なんだか薄暗い雰囲気のものに、惹かれるたちで。 なんか、この原稿についてしる子さんと話してい たんだけど、ほんと、好きなものが色々かぶるのですよ。w  ちょっと、書いて行きますね。

さて、私が子どもの頃よく遊んでいた友達の一人は、5 人兄弟 の4番目の女の子で、上のお姉さんたちは、私が小学生 の頃に既に高校生だったのです。

私がその友達の家に遊びにいくと、自分がまだ知らない 大人びた世界がその家にはあって、今思えばその時ときめいたものが、私の土台になってるんだなぁ。(その時高校生だったお姉さんは某世界ではよく知られた方になって、おしゃれな雑誌なんかにも載っていたりします。)

小学生の私は、ファンシーショップやサンリオの世界ももちろん大好きだったのだけど、その友達のお姉さんたちは、 文化屋雑貨店の変なトートバッグなんかを持っていたり、 カンフーシューズが玄関にあったり、2 階からは、ARB や the mods なんかが、聞こえてきていて、
小学生の私は、人知れず静かに、刺激を受けていました。 広い玄関上着かけコーナーには、45RPM のスタジャンが あったりしてね。なんだか、そのお姉さんたちの持ち物の ひとつひとつが、とってもお洒落に見えて仕方なかったの です。
さて中学、高校になってからは、自分で変な本を見つけては、 お小遣いの中から買い始めます。 w
変な漫画と言えば、青林堂、ガロ系世界へ突入です。 ひさうちみちお、蛭子能収、内田春菊、つげ義春、魚喃 キリコ、西岡兄妹、ねこぢる、花輪和一、丸尾末広、み うらじゅん、安西水丸、中島らも、しりあがり寿、和田ラ ジヲ、中崎タツヤ、遠藤周作、高野文子(おともだち、また読みたいな。注:高野文子さんはガロ系ではない)

ん~キリがないですな。 この並びに遠藤周作が居るのは変かも?なんだけど、わたしは、 遠藤周作は小説よりもエッセイばかり読んでいて、変な爺さんだなぁとケラケラ笑って読んでいたので、今回はここ に含めます。
もっともっと大人になってからは、「耽美な世界 」が気になり出し、「牧歌メロン」とか「月光〜Luna」など、雑 誌を見つけては買っていました。
この手の雑誌を私はいつの間にか買わなくなったけど こういう雰囲気のものが好きな気持ちはその後もずっと変わらず、続いています。
ロリータファッションとか、古道具とかは、なんだかそんな 世界と通じる気がしているのよ。

アングラ、アングラ、、、 アングラの女王といえば、浅川マキですが、大学生になってからは、浅川マキの CD を買い漁って聴いていました。そこから、寺 山修司とか、美輪明宏とか、天井桟敷とか、横尾忠則 とか、なんかそういう日本のアングラでアートな世界をちょっぴりかじった感じです。そこは深く探索しなかったです。そういえばその頃、軽音楽部では山﨑ハコのコピーをしたいと、友人に頼まれ「呪い」を歌うためだけのコピーバンドを作ったりしました。 コンコーン、コンコーン、釘を刺す〜♪という、例のアレで す。 あと、インディーズバンドの「赤痢」も好きでした。 下品な歌詞が多かったなぁ。

当時の私の CD の棚には浅川マキと山﨑ハコが並んでい て怖かったので、今思うと、捨てなきゃ良かった。 引っ越しを何回もしているうちに邪魔くさくて処分してしまったのです よ。
覚えているのは、一度だけ行けた、浅川マキのコンサートです。
本人、なかなか出てこなくてね。やじというか、ファンのおじさまたちが「マキちゃーーーん!もう化粧はいいから!」とかはやし立てていました。笑 始まってからはもう、感動 です。 言葉になりません。

というわけで、今も昔もそう変わらず、マイナーなものや、インディーズ、アングラが好き。ほんとに変わらない。こんなにずっと変わらないもんなのかと、少々驚いたり。

おススメ漫画

今日は漫画!!! 『森由岐子の世界』

唐沢俊一・ソルボンヌK子(監修) 白夜書房 「森由岐子」の世界。森由岐子の怪奇少女マンガ 3 編 を掲載した、ツッコミだらけの一冊。

爆笑したのを覚えています。 しかし、この本は森由岐子先生からの抗議から絶版と なってしまったのだとか。。。

*編集後記*

秘宝新聞 2021 年春号を お読みいただきありがとうございます。

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