![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/46448723/rectangle_large_type_2_adb163981bcf340cc19a4a3cf2e70f06.jpeg?width=800)
第1490回 カラスといえば
①https://blog.goo.ne.jp/maewonlet/e/80ba1f14f5422cdf7bc0ec0b25fb520bより引用のカラスのイラスト
もうカラスの事を投稿するのは、何回目なんだろうと思いながらも、身近な野鳥のひとつなので、こんな風に投稿してしまいます。カラスと表現しますのは、色んな種類の総称です。昔の人は黒い鳥を見ましたらカラスでもウでも黒い鳥には違いがなかったので、その漢字表記を『烏』としました。今でもこの漢字は「カラス」とも「ウ」とも発音します。二種を表したこの漢字は『鳥』という漢字に似た『烏』はその画数は『鳥』より一字足りません。その部分が目の部分を表します。
②https://mainichi.jp/articles/20150313/mul/00m/100/01100scより引用の日本のカラス
![画像1](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/46449333/picture_pc_d32caa26d21a5e4979b3193b12d3ab6d.jpeg)
その一本の線が足りない理由は、黒い身体に黒い眼は見えないからだということです。さて日本には②のイラストのように、五種類(コクマルガラスは黒タイプもいます)のカラスがいます。コクマルガラスとミヤマガラスは二種の混群で九州から日本各地に、ワタリガラスは北海道に越冬のためにやってくる渡鳥です。よって私たちが身近に感じるカラスとは、ハシブトガラスにハシボソガラスの二種ということになります。ハシブトガラスは街中、ハシボソガラスは田園に生息しています。
③https://note.com/hiho2351/n/n537a2da8f833より引用のハシブトガラス(左がメス、右がオス、共に体長約56㌢)のつがい
![画像2](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/46449739/picture_pc_d73a3ec888740bf80a47983b7fa5d043.jpeg)
一般敵に私たちが家の周りにいるのを見つけるのは、③の写真のハシブトガラスです。いつもつがいで、ゴミ置き場の近くの電線から、その様子を見ていて、人の気配が消えた頃、メスがゴミ置きにむかいます。オスはそのまま電線の上から見張り役。人が近づいてくれば「カァカァカァ」と警戒音を出し、注意を呼びかけます。普段は「カァ、カァ」と鳴き、縄張り意識は強くありませんが、繁殖期に卵やヒナがいる巣に近づくと「ガァガァ」と威嚇の鳴き声をしましたら要注意です。
④http://volcano-meister.jp/nizaemon/?p=2507より引用のハシボソガラス(奥がオス、手前がメス、共に体長約50㌢)
![画像3](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/46450155/picture_pc_087cedf4402e5d5571e6f23b9e407cb6.jpeg)
ハシブトガラスに対して、④の写真のハシボソガラスは、滅多に街中では見かけず、畑や山沿いの自然がいっぱいの田園地帯でよく見かけます。ハシブトガラスが人様の残飯目当ての肉食の強いスカベンジャーに対して、ハシボソガラスは基本的には同じく雑食ですが、菜食主義といえます。私の住むマンションは表は街中、裏は山沿いの樹木に囲まれ、一級河川が流れています。ハシボソガラスは集団性が強く、縄張り意識が強いため、この辺りはハシボソガラスの縄張りといえます。
⑤http://ikimono8000.blog36.fc2.com/blog-entry-1510.html?spより引用のハシボソガラス(奥側)とハシブトガラス(手前側)
![画像4](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/46451314/picture_pc_c654becfd75dfa268f68021e38a8151e.jpeg)
さて、この⑤の写真はとても珍しい写真です。この写真は自然公園て撮られたハシブトガラスとハシボソガラスが仲良く二羽で並んで歩いている写真です。何かこの二種に対して共通の外敵がいたのかも知れません。繁殖期に家族単位で縄張り。形成するハシブトガラス。また自然の中での採餌場を確保するために集団性の強いハシボソガラス。菜食中心で「ガァガァ」と鳴き、スリムな身体のハシボソガラスに対して、おでこが出て、クチバシの太く、肉食が強いハシブトガラスです。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?