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第216回 ハシブトガラス VS ハシボソガラス(共に6回目)

①https://www.gtuber.com/676.htmlより引用のハシブトガラス(体長約56㌢)とハシボソガラス(体長約50㌢)

   もう何回「カラス」という括りで「カラス」の事を語ったか、これで双方6回目となって、またついでに「カラス」という名前が出ているとらしたら、10回は超えています。またそれだけ「カラス」に関する話題が多いと思うし、それだけ「カラス」が私たちにとって身近な存在だからです。

ハシブトガラスのつがい(左がメス、右がオス)

  ※これから表示の〜はガラスを表します

 ①のタイトル写真にもあるように、この日本には五種類の「カラス(この二種の他、ミヤマ〜、コクマル〜、ワタリ〜)」がいて、その中で最も身近な「カラス」がこの二種です。また、スズメ二種と同じように、この二種の「カラス」にも因縁浅からぬ背景が存在するのです。

③https://www.gtuber.com/676.htmlより引用のハシブトガラスの居住地区

   ②や④の写真のようにこの二種は雌雄同色で一般的には身体が大きい方がオスです。また今でこそ、二種の棲み分けは③や⑤になっていますが、昔はハシボソ〜がたまに人里に現れて縄張りもありましたが、森林に住んでいた肉食に近いハシブト〜がハシボソ〜の住む人里へ進出しました。

ハシボソガラスのつがい(左がメス、右がオス)

   つまり、街にも縄張りを持っていたハシボソ〜にハシブト〜が居座ったため、止むなしハシボソがは山里にしか見なくなりました。ルールを重んじるハシボソ〜に対して、侵略思考のハシブト〜この二種が仲が良いわけがありません。今でも人里との境界線で双方の喧嘩があります。

⑤https://www.gtuber.com/676.htmlより引用のハシボソガラスの居住地区

   かっては街中に時々現れ鳴くと不吉と言われ、童謡では「カラスなぜ鳴くの〜」って親しみも込められていたハシボソ〜。でも時代は移り変わり、今や街中はハシブト〜が支配しています。ハシボソ〜は山野に戻され、ゴミを漁るハシブト〜に対して菜食主義のハシボソ〜は正反対です。

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