第1678回 ペンギンの身体測定 ⑵
①Twitterより引用のペンギンの身体測定のイラスト
②https://epoch.jp/rc/capsule/sp/products/?detail=penguinsokuteiより引用のペンギンの身体測定のイラスト
ペンギンは水陸両用の眼を眼を持つことがわかってきました。以前は、ペンギンの目は水中に適応し、陸では近眼であるということでした。水中での視覚に適した目は、空気中では角膜による光の屈折が強くなり、網膜の手前で像を結び近視になります。しかし、ペンギンは水陸どちらでも正常な視覚を持ちます。比較的平らな角膜と強力「調節機構」のため、ペンギンの目は水陸両用です。前方部分で視野の一部が重なり、前方を左右両目で見て、位置や距離感を正確に把握できます。
③-1.https://www.pen-t.com/seikatu/pen-body2.htmより引用のペンギンの羽毛
③-2.https://www.pen-t.com/seikatu/pen-body2.htmより引用のペンギンの羽毛の生え際のイラスト
③-1.のイラストのように飛べる鳥類の羽毛は、揚力を生むために左右非対称になってます。ペンギンにはその必要がなく、③-2.のように、左右対称形で高い密度で生えて身体を隙間なく覆っています。羽弁には鉤状の突起が無数につき、濡れたり水圧がかかると、突起が絡み合い一枚の布のように繋がります。ペンギンの毛皮とは、ペンギンの若鳥は、羽毛が生え出すと羽づくろいを始め、羽毛の乱れを直し、最高の防水性を発揮するために欠かせません。尾の付け根に尾脂腺があって、その分泌物をクチバシにつけ身体中に塗ります。
④-1.https://utatoe.com/monoshiri006_pengin/より引用のペンギン塩類腺のイラスト
④-2.https://www.pen-t.com/seikatu/pen-body2.htmより引用のペンギンの塩類腺のイラスト
ペンギンの塩類腺は、ペンギンが頭を細かく振って、その先から水分が飛ばします。それは塩類腺と呼ばれる器官から排出される濃縮された塩水です。海鳥であるペンギンは海水を直接飲んだりもします。そのままの濃度ではもちろん濃いです。
それを濾しとり塩類腺から体外に出します。塩類腺は、頭蓋骨の目の上の部分にあり、表に排出する時は鼻孔を通じて出します。ウミガメが産卵中に涙を流しますのは、ウミガメの塩類腺は目の所にあり、濃縮塩水が排出されると涙に見えます。
⑤https://illustimage.com/?id=2342より引用のペンギンの体色はなぜ白黒
ペンギンはあのように黒い背中と白い腹のツートンカラーであるのは、保護色のためと言われてきました。 海に潜っているペンギンを上から狙う者からは、背中の黒は深海の色に混り、ペンギンの下から狙う者からは、腹の白さは海中では海上の光に紛れるという理由です。捕食動物から見ても、逆に餌からもそう見えるでしょうし、そのほうが、発見率が下がるので、エサの魚を食べやすいでしょう。ただ、太陽に当たる背中は必然的に黒く、太陽の光が当たらないお腹は白いです。
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