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上海ロックダウン3

今日で上海の西側がロックダウンになってから6日が経過しました。東側はそれよりも早いので10日目です。今日中国人の部下と話していたら、彼女はなんと26日目でした。。。

今日は朝から3度目のPCR検査でした。元々4/1と4/4に全市民を対象とした検査を実施し、そこで陽性者とリスクがある人、そうでない人を分けて正常化に向けて動かそうとしていたようでした。

ただ、検査結果に何らかの問題がありそうなことと、そもそも想定をはるかに上回る陽性者/リスクがある人が出て来てしまったため、再度今日明日で全員にPCR検査を実施して今後の対応を決めるようです。そう考えると少なくとも来週前半くらいまでは今の状態が続きそうな気がしています。

で、陽性者をどうしているかと言うと、隔離施設へどんどこ送り込んでいるそうです。でも毎日1万人とか陽性者が出ると当然施設も満杯になってしまいます。

そしたらどうしたか、というと、上海の外の隣の省などの田舎の方へ連れて行ってそこで隔離しているようです。。。更には上海市内に大規模隔離施設の建設を開始したようです。そっちか!という気もしますが、そっちにいくようなんですね。。。

私の愛読書である「7つの習慣」の著者コーヴィー博士は、名著の中でリーダーシップとマネジメントの違いについてこう書いていました。

例えばジャングルを開墾している部隊がいるとする。リーダーは近くのいちばん高い樹に登って周りをよーく見渡し、そして「おーい!ここよりももっと開墾しやすそうな土地が向こうにあるぞ!みんな、向こうを開墾しよう!」と皆を先導する。

マネジメントはその指定された場所を「いかに効率よく、皆が楽しんで開墾できるかを考えて管理して実行していく」と。まず、皆で一生懸命掘ってるジャングルが本当にあってるいるのか!?という話ですね。。。(でもその背景とその違いを認めて、体系的に理解することが大切だと思います)


さて、上海は世界的な経済都市でもあります。その影響は世界に及ぶわけで、少しずついろいろなメディアでも報道されるようになって来ました。日本のいくつかの報道で目についたのは「ロックダウンが長期に及んでいて、食糧不足になっている市民が続出している」というものでした。


で、大丈夫なのか?君は?
というお声も頂きました。
ありがとうございます。
なんとか無事にやっています。
こちらが昨日の夜ごはんです。


ぎょうざ
テリヤキチキン
納豆
ほうれん草のおひたし
インゲン胡麻和え


なんでこんなに充実できているのか。。。
実は、よく通っている日本食の居酒屋さんがあって、ロックダウン直前にそのオーナーさんが「ロックダウン大丈夫ですか?うちでお惣菜とか簡単にできるもの、たくさん冷凍してお得意様に販売することにしたので、もしよければ注文してください」と言ってもらえたのです。

それまでは正直ロックダウンを軽くみていて、一生懸命野菜やら何やらを買い溜めている中国人を「そんなに買っても実際には食べないから無駄になっちゃうんだよなー」なんて眺めていたんですね。その時の僕の武器はどんべい2、冷凍うどん3、餅1袋、そば1袋、あとは酒、くらいだったんです。3-4日なんだからこれでじゅーぶんでしょ!みたいに。。。

でもおかげさまでそういうお声がけを頂き「お惣菜の冷凍ならいつかは食べるしな」といろいろ注文させてもらいました。そのお陰で、今のところ不自由なく食生活を楽しませてもらっているんです。

もともとその居酒屋さんに行くようになったのも、たまたま知人に紹介してもらって「いかとオレンジ鯛」がめちゃ美味しくて、しかも明らかにお酒大好きな人がやっている店の面構えだったからなんですが、それ以来すっかり足繁く通うようになってしまったんです。


やっぱり人の繋がり、しかもそれはほど良いサイズ感/自分の手に持てる程よい大きさの人の繋がり、なのかもしれないなぁ、なんて思っている今日この頃です。早くロックダウンが終わって、イカの姿刺と日本酒でよろしくやりたいです!

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