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上海ロックダウン7〜ゲームのルール〜

今日で上海ロックダウンも16日目になりました。日本でもかなり報道されるようになっているので、家族友人知人から大丈夫?という声がけをいただく機会も増えてきました。

ロックダウンが長引くにつれてさまざまな分析も進んでいる印象で、なぜ中国政府がここまでゼロコロナにこだわるのかについて、多方面から考えるきっかけとなっています。

それはさておき、本日はそう、ゲームのルールについて。以前、深刻なのは食糧不足で、その問題に対して市民は集団購買というやり方で対抗している、という話を書きました。

ロックダウンも2週間になってくると、さすがに慣れてきてなんとなくゲームのルールがわかってきました。今日はそんなルールと僕独自の対策をご紹介したいと思います。

まず食料について。

以前も書きましたが、僕はまだ家族が上海に渡航できていない関係で現在ひとり暮らしです。そのため、必要な食材というのかなり限られているのだな、ということを改めて理解しました。

少し前から流行りのオートファジー(すごくざっくり言うと、16時間胃腸を休めることでアンンチエイジングしよう!という食事健康法)を取り入れているため、まず朝ごはんは食べません。朝はブラックコーヒーを淹れて窓の近くで日経新聞電子版を読む、というのがルーチンです。

なので、実際には1日2食しか必要ない、と。しかも昼は基本的に家で在宅ワークをしている中でごはんを作るので、簡単なサラダと麺、なんてパターンが多くなってきています。トーストとかベーグルとか食べたいです。泣

そして夜。
夜はやっぱりお酒が飲みたい!ということで、お酒をメインにした食事になることが多いです。ごはんとメイン、などではなくメインと小鉢いくつか、飲んだ後にラーメン出てきたら最高!みたいな毎日になってきています。

ロックダウン当初こそ「食材がやばい!」なんて、共同購入の案内があるとすぐに飛びついていたのですが、だんだんわかってきたんです。「あんまり食材必要ないな」と。もちろんあるに越したことは無いです、ただ食べ盛りの子供数人を抱える家族の深刻さとは比にならないんです。

そういう考えに至り始めたのにはもうひとつ理由があります。日本でも報道されている「政府による食材の配給」です。この「政府による食材の配給」は正直かなり雑なのですが、どうも僕の住む小区は家族づれが多いためか、厚めに配給がされています。

ロックダウン開始から既に3回も配給がある状態です。小区によっては1回も無かったり、まだ1回、というところもかなり多いようなので、恵まれている方です。

そして問題はその量。
雑な配給なので、その家庭に何人が住んでいるのか把握せずにどんどん配っているため、正直一人では食べられない量がやってきます。

1回目の配給はロックダウン4のエントリーに写真を貼りましたが、2回目がこちら。

しかもその2回目の配給の直後には、主食として米と麺の配給もありました!

そして先日、4/14に届いた3回目の配給がこちらです。

はい、そうですよね。僕もまったく同じ感想を持ちました。
まず、2回目の彩りどこ行ったー!?
あとSKUね、どうしてもっと「バランス良く」SKUを補充しなかった!?
不良在庫をなくすこと、そのためにSKU毎の在庫バランスを適正にしておくことなんて、購買を担当するバイヤーとしては、基本のキ!ぢゃないか!
ど!う!し!て!こんなに青唐辛子ばっかり購入したんだー!!!!

僕も皆さんとまったく同じ感想を持ったんです。で、そして理解しました。
そうか、同じようなシンプルな素材をどれだけ活用できるか、それぞれの個性を大切に、キャラクターを十分に立たせながら皆に輝いてもらう、それこそがこのゲームのルールであって攻略法なんだ!

そんな気づきがあったちょうどその時、WeChatグループにひとつの団体購入の案内がありました。

「調味料詰め合わせ」

これだ!
素材それぞれの個性を大切に、魅力を引き出してステージで華麗に舞ってもらう。そのために絶対必要なのは調味料なんだ!
速攻で「購入」ボタンを押して、ついに届いたのがこちらです。

地場の食材は現地の調味料が絶対なはず!
さて、ロックダウンも2週間を超えてサバイヴァル感が増してきました!笑

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