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Bing Chatでの要約機能全オプション(引数)についてBing Chatさんに聞いた!

Bing ChatにはOpenAIに強化された要約機能があります(ChatGPT、OpenAIのapiには(たぶん)ない)。URLと続けて出力内容の引数を渡すことで、求める内容を出力することができるとのことです。論文の種類に合った引数とすることで、長い論文の概略を知ることができそうです。外部から呼び出しは出来ない由。


1.利用方法


例)全体の要約、背景、手法、結果、制限、応用部分を出力する例
https://www.kjpaa.jp/wp/wp-content/uploads/2012kenkyuu.pdf の内容を以下の構成で教えてください。-abstract -background -methods -results -discussion -limitation -possible application


以下のように出力してくれます。毎回ちょっとずつ異なるけど、イケてます。

2.引数

要約の引数はこんなにあるようです。一つ一つ見てゆきましょう。

文字数を指定する場合は各パラメータのあとに数字を続ける(聞いた)。
例) -abstract 1000
ちなみにそういった感じの語句の部分を引っ張ってくるだけで、考えて評価しているわけじゃないです。
各パラメータのデータ元を聞いてみた。

  • -abstract 全体

  • -background 背景部分

  • -methods 方法論部分

  • -results 結果部分

  • -discussion 議論部分(結果に対する考察や評価や意見)

  • -limitation 制限部分(研究や分析の限界や課題や欠点)

  • -possible application 応用部分(応用や展望や貢献)

  • -introduction 導入部分(テーマや目的や背景や方法論)

  • -conclusion 結論部分(結果や議論や意見や提言)

  • -summary 全体

  • -overview 全体

  • -analysis 分析部分(手法や手順や結果や考察)

  • -evaluation 評価部分(評価や意見や批判)

  • -comparison 比較部分(他の研究や分析と比較、類似点や相違点)

  • -contrast 対比部分(他の研究や分析と対比、違いや矛盾)

  • -critique 批判部分(批判や反論や問題提起)

  • -synthesis 統合部分(成果や発見を統合したり、新たな知見や理論やモデルなどを提案したりした部分)

  • -commentary 解説部分(解説や解釈や見解)

  • -opinion 意見部分(意見や感想や評価)

  • -perspective 視点部分(視点や立場や観点)

  • -argument 論証部分(論証や根拠や論理)

  • -evidence 証拠部分(証拠やデータや引用)

  • -claim 主張部分(主張や主旨や主題)

  • -counterclaim 反論部分(反論や反対や反証)

  • -rebuttal 反駁部分(反駁や反論や反証)

  • -refutation 反証部分です。(反証や反論や反駁)

  • -implication 含意部分(含意や影響や帰結)

  • -inference 推論部分(推論や推測や推定)

  • -assumption 仮定部分(仮定や前提や条件)

  • -premise 前提部分(前提や仮定や条件)

  • -consequence 結果部分(結果や帰結や影響)

  • -solution 解決部分(解決や解答や解決策)

  • -problem 問題部分(問題や課題や疑問)

  • -challenge 挑戦部分(挑戦や難題や困難)

  • -opportunity 機会部分(機会や可能性や展望)

  • -benefit 利益部分(利益や利点やメリット)

  • -risk リスク部分(リスクや危険やデメリット)

  • -strength 強み部分(強みや優位性や長所)

  • -weakness 弱み部分(弱みや劣位性や短所)

  • -advantage 利点部分(利点やメリットや長所)

  • -disadvantage 欠点部分(欠点やデメリットや短所)

  • -pros 利点部分(利点やメリットや長所)

  • -cons 欠点部分(欠点やデメリットや短所)

  • -cause 原因部分(原因や要因や理由)

  • -effect 効果部分(効果や影響や結果)

  • -reason 理由部分(理由や動機や目的)

  • -purpose 目的部分(目的や意図や目標)

  • -goal 目標部分(目標や目的や計画)

  • -objective 目的部分(目的や目標や意図)

  • -outcome 結果部分(結果や帰結や影響)

  • -result 結果部分(結果や帰結や影響) 

  • -impact 影響部分(影響や効果や結果)

  • -influence 影響部分(影響や効果や結果)

  • -effectiveness 効果部分(効果や有効性や効率性)

  • -efficiency 効率部分(効率や効果や有効性)

  • -quality 品質部分(品質や水準やレベル)

  • -reliability 信頼性部分(信頼性や信用性や正確性)

  • -validity 妥当性部分(妥当性や正当性や合理性)

  • -accuracy 正確性部分(正確性や精度や信頼性)

  • -precision 精度部分(正確性や精度や信頼性)

  • -consistency 一貫性部分(一貫性や整合性や一致性)

  • -coherence 整合性部分(整合性や一貫性や一致性)

  • -clarity 明確性部分(明確性や明快性や明瞭性)

  • -simplicity 簡潔性部分(簡潔性や単純性や明快性)

  • -complexity 複雑性部分(複雑性や多様性や深遠性)

  • -novelty 新規性部分(新規性や独創性や革新性)

  • -originality 独創性部分(独創性や新規性や革新性)

  • -creativity 創造性部分(創造性や創意や創造力)

  • -innovation 革新性部分(革新性や新規性や独創性)

  • -significance 重要性部分(重要性や意義や価値)

  • -importance 重要性部分(革新性や新規性や独創性)ちなみに、これらのパラメータは「初めて・・した」とかいう部分を探してきてるだけで新規性を外部データと測ってるわけじゃないです。

  • -relevance 関連性部分(目的にどのように関連・貢献するか)

  • -usefulness 有用性部分(利用・活用方法)

  • -applicability 適用性部分(適用範囲)

  • -feasibility 実現可能性部分

  • -sustainability 持続可能性部分

  • -scalability 拡張性部分

  • -generalizability 一般化性部分

  • -transferability 移転性部分

  • -robustness 堅牢性部分

  • -flexibility 柔軟性部分

  • -adaptability 適応性部分

  • -resilience 回復性部分

  • -diversity 多様性部分

  • -inclusion 包摂性部分

  • -equity 公平性部分

  • -justice 正義性部分

  • -fairness 公正性部分

  • -ethics 倫理性部分

  • -values 価値観部分

  • -principles 原則部分(原則や理念や信念や価値観)

  • -standards 標準部分(標準や規格や品質や水準)

  • -criteria 基準部分(基準や条件や要件や指標)

  • -guidelines ガイドライン部分

  • -best practices ベストプラクティス部分

  • -lessons learned 学び部分(知識や経験や教訓)

  • -future work 将来の研究部分

  • -next steps 次のステップ部分

  • -action plan 行動計画部分

  • -recommendations 提言部分(提案や勧告や改善策)

3.特許調査で使える?

ちなみに、-claimでgoogle patent特許文献の請求項が出るか試してみました。それっぽいけど、元のと比べると・・似てるけど。あんまり精度出てないかなあ。「それっぽくまとめる」AIは、「権利問題をクリアする」ために実施する特許調査には適していないような気がします。
ほかにもAIツール、いろいろありますけど。
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元の案件(google patent、JP2021120143A)

Bing出力内容 えええ、なんかふくれてません?専門知識ないけど、なんか項目ごとに比較してもちょっとずれてるような。。

番号を直接指定したら?似てますね。出願人が違うけど。。ちょい内容は不安です。

うーん。
結局ね、データベースから呼んできてる情報は、その場所に実体があるわけじゃないから学習できない、だから土台無理なんだと思います。ChatGPTであれ、なんであれね。

一般的な文書や動画であれば、それまでの生活が一変するほど効率化してくれますよ。

4.他に何ができる?

まあ、何でも聞けば教えてくれるんですが、動画アドレスを指定すれば動画の要約を出してくれます。おそるべきです。
https://www.youtube.com/watch?v=xScM-7PeV6g&t=5s

もうちょっと試してみよう。
ChatGPT関係の記事も見てね。

https://note.com/hihihhii/n/n9b5bce3a4edf

https://note.com/hihihhii/n/n3c707b2a1de6

ご意見下さい。




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