株式会社エントリー寺本潤

「人と仕事の縁むすび」を使命に掲げ、短期に特化した人材派遣業を展開する株式会社エントリー。社長の寺本潤さんは「社員は家族のような存在」と語り、新入社員の家庭訪問を行っています。ご家族の話に耳を傾け、まっすぐに社員を愛そうとする。感謝の気持ちを忘れず、社員に明確なビジョンを示す。そんな姿勢が社内の結束を強め、新たな縁をつないでいくでしょう。https://shacho-chips.com/shacho/j-teramoto

正規雇用での働き方から非正規雇用の働き方へシフトしていく中で、人材派遣の仕事が大きな意味を持つようになりました。いかにマッチングができるかがポイントになっており、使い捨てではない新たなスタイルが求められます。その中で、社員は家族のような存在と語るのが株式会社エントリーの代表取締役社長、寺本潤さんです。

寺本潤さんの経歴

画像1

寺本潤さんは1971年4月26日生まれで、現在50歳です。広告代理店に勤めていたという寺本潤さんでしたが、これからという時に阪神淡路大震災が発生、不況に直結して広告代理店からの転職をせざるを得ない状況に。次の職場を見つけるためのつなぎとして登録した派遣会社で、メンバーの熱さに感化。同じ時期に大手企業からの内定があったものの、派遣会社の可能性を信じることに、派遣会社への入社を決断します。社長と飲みに行った際、その言動に感動し、自分が2代目になりたいと決意、必死に働いたことで入社14年目で社長のバトンを渡してもらうことになります。とはいえ、その時には利益最優先の会社に代わっており、思ったものと全く違ったため、社長をやめ、2013年に今の会社に参加、社長となりました。

社員の家庭訪問を行う社長

株式会社エントリーは派遣会社ですが、派遣会社といえばなかなかドライな印象を持ちがちです。そんな中で寺本潤さんは新入社員の家庭訪問を行うなど、決してドライではない姿を見せます。その理由は離職者を減らすためでしたが、その役割よりも、新入社員の親御さんから聞く話などを聞き、社員は家族であると口で言っても伝わるはずがないことを悟ります。社員は家族と言うのであればハートも込めなければならない、家庭訪問で学ぶことが多かった寺本潤さんです。

報酬の日払いを実現

人材派遣の中には日払いでお金をくれるところもありました。といっても、わざわざ営業所に出向いて現金でもらうというのが普通でしたが、株式会社エントリーは、24時間365日いつでも振り込みができるというのを謳っています。とはいえ、派遣先からお金をもらうのは月末締め、翌月末払い。いわば一時的に借金になるような状態。銀行も貸し出しをしてくれないこともあったようですが最初は金策に奔走、なんとかお金を確保でき、24時間365日即日振込を実現、働く人に合わせたやり方は人気につながっています。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?