レーサム田中剛の地道に一生懸命に進化を遂げるプロセスとは?会社概要などもご紹介。

新型コロナウイルスやリーマンショックなど様々な苦難の状況にあっても不動産業界で堅実に経営を行ってきた株式会社レーサム。多くの不動産業者が苦戦を強いられる中、何とか踏みとどまっている株式会社レーサムの強みは常に富裕層相手に資産運用サービスを展開してきた点にあります。アベノミクスでは庶民にまで景気の実感をもたらすことができなかったものの、富裕層はかなりの実感を与えることができ、全体的に金余りのような状態となっています。https://ceo-business-company.com/2021/09/15/%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%82%B5%E3%83%A0%E7%94%B0%E4%B8%AD%E5%89%9B%E3%80%81%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%82%B5%E3%83%A0%E3%82%A4%E3%82%BA%E3%83%A0%E3%82%92%E5%BC%95%E3%81%8D%E7%B6%99%E3%81%90%E7%A4%BE%E5%93%A1/

不動産業界は景気に左右されがちで、この30年間で多くの業者が淘汰され、新しく登場した業者を除くとこの30年で会社を存続させることができている企業は限られています。その30年において企業としての成長を果たし、不動産業界で安定的な成長を続けているのが株式会社レーサム。景気に左右されがちな業界内で、富裕層に目を付けたレーサムはリーマンショックたコロナ禍の影響を受けながらなんとか頑張れています。

株式会社レーサムをここまでに押し上げたのは社員の存在も大きいですが、創業者である田中剛さんの功績も非常に多いでしょう。株式会社レーサムをここまでの会社にできたのは田中剛さんを支えてきた従業員の存在も大きかったわけです。レーサムを支える社員やレーサムにあるべき社員の姿について解説します。

社員が考えるレーサムの魅力とは

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株式会社レーサムのホームページでは、レーサムの社員、幹部たちがレーサムの魅力を語っています。この中で不動産本部の部長を務める井上大輔さんは、レーサムを一言で表現する際、「前向きなところ」という表現を用いています。不動産業界は景気に左右される部分が大きく、大きなプロジェクトの進み具合などで困難な状況になる場合もあります。そんな状況でも可能性がある限りは決してあきらめない、ピンチをチャンスと捉えて頑張る社員が多いようです。

また、プロパティエンジニアリング部長を務める光成晋哉さんは、まだレーサムに入って間もない社員でありながら、レーサムでなければできないことが行えることを魅力に上げています。レーサムだからこそリスクを負って取り組むことができ、レーサムだからこそ実行でき、最後までやり抜けることに多くの魅力を感じているとのこと。社員1人1人のチャレンジを、会社が全力で、前向きにサポートしていくことも、楽しく働けている要素になっていると語ります。

レーサムの魅力は、会社が社員のチャレンジを見守り、どんどんオリジナリティあふれる勝負を仕掛けていくことを促すところにあるようです。これは他の社員の方々のインタビューでもそのような印象を感じさせます。こうしたレーサムの魅力は誰が作りだしたのか、それこそ、株式会社レーサムの創業者であり、取締役会長を務める田中剛さんの功績によるものと言えるでしょう。

田中剛さんはどのようにレーサムイズムを生み出したか

株式会社レーサムは1992年に設立され、創業30年を迎えようとしています。まだ20代の時に会社を立ち上げた田中剛さん。手持ちの物件を用意せず、まずは顧客を確保してその顧客に見合った物件を提供するという、常識を覆すやり方で着実に業績を伸ばしてきました。レーサムが得意とするのは、元々あった物件にお金をかけてバージョンアップさせて新たな付加価値をつけて売り出すやり方。このやり方が功を奏し、富裕層や機関投資家が注目をするようになります。

奇抜なアイデアを多く生み出すのであれば、田中剛さんはさぞかし型破りな人物なのかと思いきや、実際はマジメそのものの人物。今ある物件に付加価値をつけてよりよいものにするのは思っている以上に大変なんだとか。手を出すのも厳しそうな物件も1つ1つ丁寧に取り組むことで蘇らせることができるそうで、地道な作業の積み重ねが今のレーサムの成長につながっていると田中剛さんは考えています。

こうした考え方は社員もわかっており、レーサムの執行役員を務める染谷太郎さんは、スピード感も求められる一方、ゴールそのものがそれぞれ異なるため、なかなか簡単ではなく、コツコツやることの大切さを認識しているようです。染谷太郎さんは元々不動産の仕入れを行ってきたわけではなく、別の業界から転職し、その状態でレーサムの中心的な仕事を任されたことに喜びを感じています。

才能がある人物であれば積極的に仕事を任され、どんどん取り組んでいく姿勢は田中剛さんが積み重ねてきたものが大きいかもしれませんが、自分がずっと経営者のトップとして引っ張り続けるのではなく、後任に任せるべきところは任せるという姿勢があるからこそ、多くの社員が経営者目線をもってレーサムの業務に取り組めているのかもしれません。

田中剛さんが大きく考えを改めたきっかけ

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マジメにレーサムの仕事をこなしてきた田中剛さんはとにかくマジメそのもの。しかし、設立15年あたりで、今まで以上に成長を遂げなければならないと田中剛さんは考えます。そこでレーサムは本社オフィスを移転することを決断するとともに、自らが陣頭指揮を執るのではなく、改革のために信頼できる人物に任せることを決断します。その人物こそが現在代表取締役社長を務める小町剛さんです。

レーサムのオフィスは必要最低限のスペースしか確保しておらず、オフィスにお金をかけることはあまりしてきませんでした。オフィスを大きく変えて変革につなげたいと田中剛さんは考えており、自分が口を挟むことでせっかくの変革の大チャンスを潰してしまうのは避けたいと考え、金銭面を含め、田中剛さんは一切口を出さなかったようです。

小町剛さんはこの時点で、レーサムの文化は地道で一生懸命であることを感じており、この文化だけは残しつつ、情報に対するアンテナをしっかりと張っていける会社にしなければならないと考えます。今のレーサムのオフィスはコミュニケーションを重視した環境となっており、田中剛さんの考えは間違いなく具現化したといってもいいでしょう。

レーサムがこれまでにやってきたこと

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株式会社レーサムはとにかく難易度の高い案件を多くこなしてきただけでなく、日本初のことも行っています。例えば銀行の不良債権に目をつけて、これを再生させていくというやり方は日本ではあまり見なかったやり方です。そもそも田中剛さんが命名したレーサムという意味には、ひらめきの中でも最上級という意味が込められており、ひらめいたらすぐに実行するようにという意味もあるようです。

1990年代はバブル崩壊だけでなく金融機関の貸し渋りや貸しはがしなどが問題となり、金融の現場は混乱の中にありました。その中でレーサムはそれぞれがWin-Winの立場になれるような施策をどんどん打ち出し、そのプロセスの中で成長を続けていきます。田中剛さんがやってきたことは、不動産業界の常識を大きく壊すことにつながったことが言えるでしょう。

まとめ

株式会社レーサムは大型案件を数多く抱え、富裕層を中心に資産運用事業を展開する会社として進化を遂げています。数年前とはまた違う毛色の会社になるなど、常に変化を続けているところも魅力の1つです。田中剛さんが行ってきたことが多くの社員に浸透していけば、また新たな変化がみられることでしょう。今後のレーサムの発展に注目が集まります。

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