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見て良かった。でも見なきゃ良かった。~ARASHI Anniversary Tour 5×20 FILM “Record of Memories”感想を述べる~

公開初日のチケットは取れなかったけど、本日、ARASHI Anniversary Tour 5×20 FILM “Record of Memories”鑑賞してきました。
タイトルを見てびっくりした人もいるかもしれません。
でも、これが正直な感想です。

見て良かった。でも見なきゃ良かった。

基本的にはすでに発売されている5×20のライブと「言語化できる範囲では*1」相違ないので大きなネタバレというものは存在しませんが、まっさらな状態でご覧になりたい方はUターンしてください。円盤のリンクも貼っておきます。
https://www.j-storm.co.jp/s/js/discography/JABA-5389?ima=0000
*1 言語化できる範囲:セトリ、ライブ自体の演出のこと

これから、1.ドルビーシネマのすごさ、2.感想及び感動したポイント、3.タイトルの意味の3つに分けてお話したいと思います。

1.ドルビーシネマのすごさ

初めてドルビーシネマで鑑賞したのですが、とりあえず「音」がすごい。
映像も美しいと思うのですが、ドルビーシネマ以外で本作品を見ていないので比べられず…
割と端の席だったのですが、音に包まれるような、ライブの時ならではの下から音が響いてくるような、あの感覚(伝われ)を味わえました。
ライブに近すぎてペンライト振りたくなったもん(ペンラ禁止でっせ)(応援上映やってほしいな…)
ドルビー関係ないけどFind The Answer で登場する大きなモニター(競馬場サイズでしたっけ?)を大きなモニターで見るの、ちょっとジワジワきました。
ちょっとお値段プラスになるけれど、お金払う価値は大いにあります。
このご時世でなかなか遠征できない人も多いし、ライブ映画が今後も増えれば、本作品の功績の1つになるのではないかなと勝手に思ってます。

2.感想及び感動したポイント

まず、嵐登場の瞬間から泣きました。確かライブ見に行ったときも泣いたな。
みなさん、私を泣かせたい時は感謝カンゲキ見せれば泣きますよ()
キラッキラの笑顔の5人、今じゃ考えられないくらい声援を送り、ペンライトを完璧にそろえるファン(こういう日の公演っていうのもあって、めちゃくちゃ熱量が高かった。みんなプロのファンだった。)
既にDVDでは見ていましたが、前章で述べた通り実際にライブにいるかのような感覚だったので、やっぱり感動度合いが違った。

大好きな嵐が、そこにいた。
大好きな嵐の作るエンタメが、そこにあった。

ああ、私、まだ嵐のことちゃんと好きだな。

個人的な話で申し訳ないのですが、2年前、2019年は、高校生の頃から付き合っていた人とお別れしたり、学校が忙しくて就活をする余裕がなくて、「なんとなく」大学院に行くことにして、なのに全然自分の分野に才能がないことも知らしめられて、色々悩んでいる時期でした。
でも嵐がいたから、なんとか毎日笑えていたな、そんなことを思い出しました。(その頃からHiHi Jetsも推してましたが今ほどの熱量はなかったので…笑)

思えば中学受験、学校で悩み事があった時、部活で怪我をして長期離脱した時、大学受験、人生のつらいタイミングにいつも嵐は寄り添ってくれた。
もちろんライブ含め楽しい時間を共有したことも素敵な思い出なんですけど、つらいときに前を向かせてくれた人たちのことって、たぶん一生忘れないんですよね。

1曲ずつに思い出があって、それを辿るように見ていました。



真面目な感想は上の通りなんですが、ヲタクの感想言って良いですか!?!?!?言うね!?!?!?!?

潤かわいい~~~~~~~!!!!!!!

びっくりしました。自担がかわいいことは知っていましたが、改めて、久しぶりに摂取すると改めて一挙一動がかわいい。
最後の最後、モノクロの画面に映る潤くんがかわいすぎてあれだけで5億円の価値あります。(異論は認める)
潤くんの一番好きなところ、尊敬するところを聞かれると「まっすぐなところ」と答えるのですが、そんなまっすぐさ、素直さが如実に表れていました。
嵐のためなら、エンタメのためなら何だってする潤くん。
自分が嫌われても構わないから、ストイックに自分が実現したいものを追求する潤くん。
でもその全てが、私たちファンのためなんだなと思いました。
だってあんなに愛しそうに客席を見る潤くんを見たら、決して技術の展示会なんかじゃなくて、観客を楽しませるためのステージなんだって思うしかないじゃないですか。
大好きな嵐のステージを作ってくれて、本当にありがとう。
私なんかが言うのはおこがましいけど、自慢の自担です。

自担以外でどうしても言っておきたいのが、やはり大野智はすごい、ということ。
彼の笑顔を見る度にこちらも微笑ましくなる。
なのに一度彼が踊れば、歌えば、誰もが息を呑む。
一気に自分の世界に引き込むのが恐ろしいほど上手。
このギャップは元からわかっていたけれど、改めてステージに立つ大野さんを見て、彼のすごさを思い知らされました。
わがままだけど、またいつか大野さんがステージに立つ姿を見たいな。

3.タイトルの意味

見て良かった。本当に間違いないです。今までの文章を読んで頂ければその良さが私の陳腐な語彙力でも少しは伝わると思います。
でも、見なきゃ良かった。

思い返せば約15年、ずっと嵐が好きでした。
長すぎる初恋でした。
2021年になって、毎年楽しみにしていた大型歌番組に嵐の名前はなくて、たまに見たとしても「過去のもの」として扱われているのが(わがままなのは百も承知で)悔しくて、つらくて、寂しくて、蓋をするように嵐のDVDや過去のテレビ、音楽さえもちょっとだけ遠ざけていました。ごめんなさい。
でもHiHi Jetsの活躍のおかげもあって案外生きていけている自分がいて、「ああ降りるってこういうことか」と23年生きてきて初めての感情を覚えました。
もう戻ってこなかったとしても仕方ないなぁ。戻ってきても2020年ほど気持ちは残ってないだろうなぁ。なんて思ったり。
それくらいかなり気持ちが離れていたつもりだったのに、過去の映像だったとしてもあんなに楽しそうにステージに立つ5人を見たらさぁ、また同じ夢を見たくなっちゃうじゃん。
叶えられなかった夢を、また拾いに行きたくなっちゃうじゃん。

嵐の優しさは残酷なんだよなぁ。もっと思い切り突き放してよ。

これが私が見なきゃ良かったと思った理由です。
嵐のことを諦めたい人、降りたい人は見ない方が良い。
彼らは離してくれない。
いつ、何年後になるか、その頃自分も嵐もどこにいるかわからないけど、また会いたいな。そう思わされる作品でした。


久しぶりにDVD見ようかな。

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